AsiaNet 53561
共同JBN 0780 (2013.7.2)
【フローニンゲン(オランダ)2013年7月2日PRN=共同JBN】オランダのSurround Video社は2日、パノラマビデオを撮影する初のエンドツーエンド・システムを正式に発売する。このビデオ機器によって、誰でも自分でパノラマビデオを作成し、放映することができるようになる。
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同社のビデオシステムは主として、単純性と使いやすさが特徴である。ビデオ画像のレコーディングと放映に当たって、ユーザーは単に数回の段階を踏むだけで済む。Surround Videoマネジングディレクターのマーク・グロートヘルム氏は「実際のところ、ユーザーがしなければならないことは機器にインターネット回線をつなぎ、接続するだけで、直ちに録画、放映することができる」と語った。
録画システムの一部は、6個の個別のレンズを備える特殊カメラであり、その内5個のレンズは水平サークルに、1つは上向きに付いている。これらレンズから発信される信号は、タッチスクリーン付きの処理機器、いわゆる基本構成単位に送られる。この処理機器はそれぞれのビデオ画像をシームレスにひとまとめに処理し、それをオンライン配信プラットフォームに送信する。画像はそこからオンラインで配信することができる。
その結果生まれるものはパノラマビデオであり、仮想空間の中に放映される。この空間の中で、視聴者はマウス、タッチスクリーンあるいはスマートフォンもしくはタブレットのジャイロスコープを使って、何を見たいか自分で決めることができる。オランダ・フローニンゲン州にある同社技術は、Googleのストリートビュー(Streetview)のそれと最も類似しているが、最も重要な差異はSurround Videoがスチール写真の代わりにパノラマビデオになっていることである。
グロートヘルム氏は「TVショーやその他ビデオ形式の多くのプロデューサーは、オンラインで迫真に迫った付加的なコンテンツを提供するのが難しい。これらプロデューサーはパノラマビデオによって、視聴者にオンライン回線を通じて既に成功している従前のフォーマットで、録画場所、ストーリーの展開、出演者など、より多くの補完的情報をライブあるいはオンデマンドで提供することができる。彼らはSurround Videoによって、インターネットが提供すべきすべてのインタラクティブな情報を完全に活用することができる」と語った。
さまざまな統計は、パノラマビデオによる素材がヒットすることを示している。人々は平均3回以上パノラマビデオを視聴しており、それがオンラインによる従前のビデオ素材と比較して大きな差異である。
さらに、Surround Videoシステムの単純性のおかげで、ビデオ・プロデューサーはこれまでの作業のやり方を変えることもできるし、もしくはほとんど変える必要もない。グロートヘルム氏は「当社システムはこれまでのワークフローにぴったり適応する」と語った。
ソース:Surround Video
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