AsiaNet 54142
共同JBN 1005 (2013.9.5)
◎4人オランダ人が歯車使わない革新的変速機を発明
【ベスト(オランダ)2013年9月4日PRN=共同JBN】
*制御回転システムは自動車・バイク産業を変えることができる。
4人のオランダ人が歯車を一切使わない変速機(トランスミッション)を発明、開発して、特許を取得した。彼らの革新的な制御回転システム(CRS)は従来のトランスミッションと比較して、単純な設計であり、メンテナンスが不要で潤滑油を必要とせず、ギア間の摩擦がないので燃料消費を節減する。
(Photo: (リンク ») )
オランダ・アイントホーフェン地方出身の発明家たちは、この新しい変速機が世界的規模で自動車産業を変革すると予測している。同システムは歯車を使う代わりに、強力なベルトで駆動する2つのディスクを使用する。デジタル操作の油圧ポンプと、いわゆるスライドユニットの助けを借りて、ディスクの直径が増減することで加速と減速が起こり、デファレンシャルギアとなる。
新しい変速機は自動車に適応するだけでなく、水車、船舶、モーターバイク、あるいはあらゆる種類の機械装置にも適している。4人の設計者は「このイノベーションはグリーンエコノミーに完全に適合する。それはこれまで以上に組み立てが簡単で、コンパクトかつ安価である。それはエネルギー消費を節約し、より一層ギアの能力を生み出し、あらゆる種類のアプリケーションに利用できる。この技術は19世紀にさかのぼるこれまでの伝統的な変速機と比較すると完全に別なものである。だからわれわれはそれを革命的と呼ぶことができる」と語った。彼らはそのシステムが既存の無段変速機(CVT)と比べることはできないと語っている。彼らはそのアイデアをさらに発展させるため、Parts Services Holland Ltd.社を創設した。
システムは当初自転車向けに開発された。4人はサイクリストのアンディ・シュレク選手がツール・ド・フランス自転車競技の決定的瞬間でギアシフトの際にチェーンを失ったことを目撃してアイデアを得た。「そこでわれわれは考えた。歯車に終止符と打つべきだと・・・」。自転車向けのシステムはデュアルスライドギアと呼ばれる。2つのディスクは通常のギアに使われるすべての歯車と取って代わる。
彼らはバイク試作車を開発した後、このシステムを自動車に応用した。自動車産業向けの試作車は30 ×22 × 18センチメートルの大きさだった。それは電気自動車に使われると最も有効である。なぜならば、電気駆動エンジンは一定の回転数(rpm)で走行することができるからだ。個々のトランスミッションにそれぞれのホイールを接続することによって、大きなエネルギーが節減できる。
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ソース:Parts Services Holland Ltd
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