AsiaNet 54185
共同JBN 1022 (2013.9.11)
【タンパ(米フロリダ州)2013年9月11日PRN=共同JBN】AACSB International(AACSB、国際マネジメント教育協議会、 (リンク ») )および同Task Force on Doctoral Education(博士教育タスクフォース)は「Promise of Business Doctoral Education (有望なビジネス博士教育、 (リンク ») )」と題するリポートを新たに出版し、その中で世界の博士課程に対する多様な要請、課題、および目標によりよく対処するため、ビジネス博士教育の可能性について論じている。同リポートは効果を挙げた例、革新例、ユニークな博士教育課程の設計/実施戦略に関する世界規模の調査を基にしており、ビジネススクール指導者、実務家、その他ビジネス博士教育に携わる方面に役に立つ分析を提供している。
カリフォルニア大学サンディエゴ校Rady School of Management学長で、AACSB評議会のチェアを務めるロバート・サリバン氏は「アカデミック社会全体が博士教育にどう対処すべきか、またどう実施するかという課題を突きつけられている。過去何年かの間にビジネス博士教育に関して多くのことが成し遂げられてきたが、開拓されていない部分も多い。その中には学校間提携、ビジネススクールと業界とのコラボレーション、そして志望者募集、位置づけ、就職あっせんに向けた従来とは異なるオルターナティブ戦略などがある」と語った。
リポートの中で、前述のタスクフォースはビジネススクールおよびAACSBに向け、何点かの課題を延べ、提言を行っている。同リポートの調査結果は以下の通り。
*リポートは、学会の内外でさまざまな職業的なキャリアを追求しようとする個人をビジネス博士教育がどうサポートできるかまたサポートすべきか、またビジネスと学会との間でどのような新たな進路を作りだすべきかについて検証している。
*リポートは、現在博士教育を受ける機会が少ない地域の人々がより受けやすくするため、また貴重で乏しい資源をより効果的に使うための改革を求めている。
*リポートは博士レベルの才能の開発、およびビジネスを実践する経営者にとって関係ある研究の創造のためにはビジネススクールと産業界は重要なパートナーであると位置づけている。
*リポートは博士課程には厳格さが大事であると強調しており、品質の高い教育ミッション、コンテンツ、設計、学習成果を確保するための提言を行っている。
バージニア工科大Pamplin College of Business学長でAACSBタスクフォースのチェアを兼任するロバート・スミクラスト氏は「博士教育は経営教育を継続的なものにし、より広く社会に貢献する上で重要な役割を果たす。このリポートでは博士教育が教育界およびビジネス界の要請に基づいて発展するために、また経費を節減し、水準を下げよという圧力に対して教育課程の品質を保てるように経営教育の指導者が先頭を切らねばならないと強調している」と述べた。
リポートの新刊見本がAACSBメンバーおよび報道関係者に対して限定的に提供されるリポート全文は9月16日に一般に入手可能になる予定。詳しい情報はウェブサイト(www.aacsb.edu/doctoraleducation)を参照。
▽AACSB International(国際マネジメント教育協議会インターナショナル)について
AACSB International(Association to Advance Collegiate Schools of Business)は世界83カ国・地域の1350以上の教育機関、企業体の共同体である。AACSBの使命は認証、思考リーダーシップ、付加価値サービスを通じて、世界各地で質の高いマネジメント教育を進めることである。AACSBは世界でビジネス教育を提供する機関を認証する主要団体で、世界各地で会議、セミナーを多く開催している。AACSBは世界本部を米フロリダ州タンパに置き、シンガポールにアジア太平洋地域本部を置いている。
ソース:AACSB International
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