AsiaNet 54829
共同JBN 1310 (2013.10.30)
【ミュンヘン2013年10月30日PRN=共同JBN】ローデ・シュワルツ(Rohde & Schwarz)は極めて成功した2012/2013会計年度(7月から翌年6月)を振り返ることができる。受注額は同社の80年の歴史で初めて20億ユーロを上回った。欧州における同社の主導的地位はわずかながら改善され、アジアと米国では大きな前進を遂げた。ローデ・シュワルツの4事業部門のすべてが業績の成功に貢献した。
前会計年度(2012年7月-2013年6月)の受注額は前年より8.7%増加して20億4000万ユーロに達した。売上高は4.8%増の19億ユーロだった。年度末現在の同社の従業員は前年の、8700人に対し9300人だった。
ローデ・シュワルツは4大戦略的柱-テストと測定(T&M)、放送、セキュア通信、無線監視と無線測位-を基礎としている。無線通信T&MはLTE機器を含むスマートフォン市場の強力な成長継続のおかげで、再び同社の業績成功に最大の貢献をした。パソコン、タブレット、スマートフォンを含むスマート接続機器全体の市場は目立ってよい業績が続いている。これが満杯の受注簿、同社の歴史で最高レベルの生産能力利用をもたらした。
子会社のipoque、SwiaaQualとともにローデ・シュワルツは単一ソースからの無線通信ネットワークの全ライフサイクルのT&Mソリューションを提供している。ローデ・シュワルツのマンフレッド・フライシュマン社長兼最高経営責任者(CEO)は「ネットワーク・オペレーターは十分に調整されたT&Mソリューションから恩恵を受け、ただ1つの接触ポイントだけですむ。これは市場で比類のないものであり、このセグメントでわが社は競争相手より強力な成長を達成できる」と述べている。
ローデ・シュワルツは放送事業分野でも好業績だった。デジタル送信機市場は多くの国でほぼ飽和状態だが、同社は新ファミリーの送信機で地上波テレビ放送市場での主導的地位を拡大することができた。また子会社のRohde & Schwarz DVSを通じてローデ・シュワルツはスタジオ・セグメントの製品を提供し、ポートフォリオにオーディオ/ビデオ・ヘッドエンドを加えた。その結果、ローデ・シュワルツはスタジオにおけるポストプロダクションから放送信号の発信まで、放送バリューチェーン全体でソリューションのサプライヤーになりつつある。
セキュア通信、無線監視・無線測位事業分野はいずれも前会計年度に比べ非常に強力な前進を示した。航空管制セグメントでは、ローデ・シュワルツは戦略的に重要な関連プロジェクトの獲得に成功した。同社はアイスランドとアイルランドの航空管制サービス用HF無線、音声通信システムの唯一のサプライヤーとして選ばれた。さらに、ローデ・シュワルツは2012年末に新世代のソフトウエア無線を発売した。R&S SDTRは戦術的通信市場の必要に応えることを目標としている。
マンフレッド・フライシュマン社長は2013/2014会計年度の見通しに自信を持っており、「われわれは長期的見地に基づいてわが社を構築している。会社は極めて堅固な基礎の上にある」と述べている。
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ソース:Rohde & Schwarz
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