◎今年のテーマは自然に学ぶ車社会 LAオートショーDesign Challenge

ロサンゼルス・オートショー

From: 共同通信PRワイヤー

2013-11-12 10:45

◎今年のテーマは自然に学ぶ車社会 LAオートショーDesign Challenge

AsiaNet 54926
共同JBN 1352(2013.11.12)

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2013年11月12日PRN=共同JBN】
*2013年ロサンゼルス・オートショーのDesign Galleryに米国や日本、ドイツ、中国のデザインスタジオが出展

ロサンゼルス・オートショー(Los Angeles Auto Show、 (リンク ») )(LA Auto Show、登録商標)は7日、今年のDesign Challengeに世界の有名カーデザイン・スタジオから9件のコンセプトが提出されたと発表した。今年のテーマは「Biomimicry & Mobility 2025 - Nature's Answer to Human Challenges(バイオミミクリー&モビリティー2025-人間の挑戦、自然の知恵)」。提出された移動に関するソリューションやシステムは、交通渋滞や環境汚染、安全、持続性といったさまざまな交通問題に対処し、移動機能を向上させるため、自然からヒントを得て設計された。生物学的知識は5年ごとに倍増しているが、第10回Design Challengeはカーデザイナーに未知の手段や知識の探求を迫っている。

今年のDesign Galleryには選考対象の9スタジオのほか、3スタジオが追加参加し、全部で世界の12カーデザイン・スタジオが設計力を披露する。Design ChallengeにエントリーしたスタジオのメーカーはBMW、Changfeng、JAC Motors、マツダ、Qoros、SAIC Motor、富士重工業、トヨタ自動車。今年のDesign Challengeへのエントリー作品は、生物や自然の仕組み、自然現象から触発された移動ソリューションを提案している。自給自足のカイコや忘れられた水道などから発想した作品は、LA Auto Showの2013 Design Challengeで厳しい競争の中、慎重に審査される。追加参加の3スタジオはHyundai Design and Research Center、Mercedes-Benz Advanced Design Center California、日産デザインアメリカ。

2013 Design Challengeのエントリーは以下の通り:

▽BMW Group DesignworksUSA(米国)- ロサンゼルスの慢性的な交通渋滞を解消し、環境への負荷を軽減するため、BMW Group DesignworksUSAのデザイナーは代替通勤路としての廃棄下水道にコンセプト車両「L.A.Subways」を走らせることを発案した。生物群のまとまりの良さやユニークな細胞内自家発電をヒントにBMW Group DesignworksUSAの設計は、ロサンゼルスで深刻化する交通問題に応えている。

▽BMW Group DesignworksUSA(米国)- BMWの「S.E.E.D(Sustainable Efficient Exploratory Device)」はバイオミミクリーに基づき、世界で最も厳しい環境で新しい生命体やインスピレーションを探索するために開発された。発想の原点がカエデの種子であるこの移動体は、多機能回転尾状部を持ち、太陽光や風力、重力など自然エネルギーを移動の原動力にしている。

▽Changfeng Motor-Corporation(中国)-躍動的ならせん状にした中空のアシ(葦)を利用してChangfengは「LaBrea(Los Angeles Bio Research Project)」を設計した。これは閉じた環や少し固くねじれたアシの回路が、操縦力を伝達し、管理する仕組み。全体のシステムはバッタに似ており、走り、跳び、登り、泳ぐほか、すき間に入り込む能力がある。ホログラフィックEmojiからトラフィックパターンの更新、温度調節機能付きのテクノ・ジェル・シート・クッションまで、LaBrea移動システムは「適応か死か」のルールにこだわっている。

▽JAC日本設計センター(日本)- JAC Motorsはすべてを内部で賄うeco-systemをまねた完全に考え直された移動ソリューションの「HEFEI(Harmonious Eco-Friendly Efficient Infrastructure)」を提案した。この移動ネットワークは車と都市環境の共存をもたらす。利用していない車両は移動車両に動力を提供し、電力網が全体のシステムを維持し、自動交通制御は事故や渋滞、エネルギーの無駄をなくす。

▽Mazda Design Americas(米国)- 2025年のドライバー消滅を想定し、マツダは「AUTO ADAPT」を設計した。生物学的適応現象、特に昆虫がいかに適応してきたかを研究したマツダは、完全自動運転からマニュアル運転にまで対応できる車両を創り上げた。この車は本物のドライバーがするようにギアが自動で入る。ギアチェンジは長距離運転の喜びだったが、2025年の自動操縦車からはその喜びが完全になくなると予想される。

▽Qoros Auto(中国)- Qorosが設計した「Silk Road System」はコントロールハブとして、車両を調整して走らせ、事故を積極的に少なくする。カイコをヒントにしたSilk Road VehiclesとSilk Botsは全体のシステムと調和して、簡単かつ維持可能で、無駄のない移動システムを上海のドライバーに提供する。

▽SAIC Motor(中国)- どこにでもいるアリの体節構造や、アリとヤツデグワの相互扶助関係を発想の原点として、SAIC Motorは「Roewe Mobiliant」を設計した。Roewe Mobiliantは都市交通向けの一人乗り車両で、未来の都市環境システムで輸送と運用効率の改善に役立つ。

▽富士重工業グローバル・デザイン・チーム(日本)- 富士重工業のデザイナーが設計した革新的で、割安、しかも楽しい個人移動手段は、人と車の関係を根本的に転換する。「SUBA-ROO」は一本足の自給型、身体に装着する移動手段で、推進力はカンガルーの効率的で強力なジャンプ運動をシミュレートしている。SUBA-ROOは路面を選ばず、どこへでも行ける能力があり、Eye-Sight安全システムによって行き先は無限に広がる。道路、山道、海岸、建物内とSUBA-ROOは移動の限界を広げ、誰もが楽しめる個人的な移動の喜びを取り戻してくれる。

▽CALTY Design Research, Toyota Design Network(米国)- トヨタ自動車が究極のハイパー・コミューター電気自動車として設計した「e-grus」は、長距離ドライブや都会の短いドライブに特化している。腰の強いツルをアイデアにしたe-grusは、自動ドライブが可能で、飛行中のツルのように効率的で高速安定の完全流線型車体になる。デュアルモードのシフトは活性金属表面を通じて行い、曲がりやすい外板に電流を流すことによって垂直か水平の位置になると硬化する。

応募登録はさまざまな要因に従って判定される。要因は自然の法則(植物と動物のそれ)に対する創造的適応、将来型車両の効率を向上する独自の方法で人間の知性をバイオミミクリ(生物模倣技術)に応用すること、車両の美的感覚、車体構造の持続可能性、サービス提供、オペレーション、ライフサイクル、ブランドに関連する車両の個性など。

応募登録は以下の審査員によって判定される。審査員はトム・マタノ氏(School of Industrial Design at San Francisco's Academy of Art Universityのエグゼクティブディレクター)、ステュアート・リード氏(Chair of Transportation Design at Pasadena's Art Center College of Design)、ジョン・マヌーギアン氏(Auto Design Studio at the College for Creative Studiesの非常勤教授)。この尊敬される審査員団にはほかにガブリエル・A・ミラー博士がゲスト審査員として加わっている。同博士は現在、サンディエゴ動物園でバイオインスピレーション・センター(Centre for Bioinspiration)の研究開発ディレクターを務めており、人類、野生生物、居住環境を進化するための自然のデザインエンジニアリング・ソリューションの実行に献身している。

応募登録はすべて、11月21日(木曜日)午後2時から5時までで開かれるDesign Los Angeles Open House and Challenge Presentations開催中に紹介され、受賞者が決まる。この最終コンペティションのコンセプトは、ロサンゼルス・オートショーの不可分の1つとなっている新設のDesign Galleryの目立つ場所に展示される。新設されたDesign Galleryは、プレスデー(11月19、20、21日)とともに一般公開(11月22-12月1日)を通じて、主要な世界のオートスタジオの才能と創作力を展示する。

ロサンゼルス・オートショーのDesign Challengeは、世界で6番目に大きい自動車部品メーカーで自動車座席、排気管理技術、内装システム、外装を専門としているFaurecia( (リンク ») )がスポンサーとなっている。Design LAを実現するその他スポンサーはLacks Enterprises, Inc.( (リンク ») )、イーストマン( (リンク ») )、ダッソー・システムズ(Dassault Systemes、 (リンク ») )、Autodesk( (リンク ») )、ボーズ( (リンク ») )、BBC.com( (リンク ») )および2013 Design ChallengeのメディアパートナーであるCar Design News( (リンク ») )など。Design Challengeはロサンゼルス・オートショーおよびDesign Los Angelesの共同議長であるThe Design Academyのジョン・グレゴール、チャック・ペリー両氏によって開催される。

ロサンゼルス・オートショーとコネクテッド・カーEXPO(CCE)のプレスデーに対するメディア関係者の参加登録は、以下のサイトでアクセスできる。  (リンク »)

CCEに対する一般登録もまた現時点で以下のサイトから登録できる。
(リンク »)

さらに詳しい情報は以下を参照。
(リンク »)
(リンク »)

▽ロサンゼルス・オートショー(Los Angeles Auto Show)およびコネクテッド・カーEXPO(Connected Car Expo)について
ロサンゼルス・オートショーは1907年に始まり、毎シーズン最初の主要な北米自動車ショーである。2013年ロサンゼルス・オートショー(LA Auto show、登録商標)のプレスデーは11月20、21日に開かれる。オートショーは11月22日から12月1日まで一般公開される。コネクテッド・カーEXPO(CCE)は、インターネット利用可能なコネクテッド・カー産業の発展を強化し、関係構築を育成する努力の中で、自動車と技術専門家たちを結び付ける初のEXPOであり、参加者はコネクテッド・カーの将来を構築する主要なプレーヤーとトップメディアにアクセスすることができる。ロサンゼルス・オートショーは、ロサンゼルス大都市圏(Greater L.A.)、New Car Dealer Associationの後援を得て、ANSA Productionsが運営する。

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ソース:Los Angeles Auto Show

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