AsiaNet 55280
共同JBN 1497 (2013.12.24)
【ロンドン2013年12月21日PRN=共同JBN】アラブ出身の慈善家、シェイク・ムハンマド・ビン・イッサ・アル・ジャベル氏のロンドンにおける慈善事業団体は2014年のイエメン総選挙に先立って、自立したメディア要員養成機関を創設した。
自由で非党派的な報道を振興する教育訓練機関がイエメンで発足するのを記念するオープニング行事がロンドンの「ホワイトホール61」で挙行された。行事はアル・ジャベル氏の主催で行われた。同氏は、イエメンにおける新憲法の制定と来年に予定される大統領選挙、議会選挙という流れの中で、水準の高い報道を奨励するため、自立的な教育訓練を支援する必要性を認識している。
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ノーベル平和賞受賞者のタワックル・カルマン氏とダリア・モガヘッド元米大統領補佐官を含むメディア教育機関の顧問委員会メンバーが中核組織の発足を祝い、政界の指導者たちが列席した。
MBI Al Jaber Foundation(MBIアル・ジャベル財団)は過去20年間、英国内だけでなく世界中で教育、自由なメディア、良きガバナンス(統治)に関係する相当数のプロジェクトを始め、西側世界とアラブ世界の間の橋渡しに役立つその他の活動を支援してきた。
今回イエメンに設立されたMBI Al Jaber Media Institute(MBI アル・ジャベル・メディア・インスティチュート)はメディア活動の全ての局面に関してジャーナリストや学生、教師・講師のほか一般市民を教育、養成することを目的とした、個人出資による独立の教育機関。イエメンではこれまで、これらの人々は暴力や投獄の脅威に直面してきた。
アル・ジャベル氏は以下のようなコメントを発表した。「フリー・プレス(自由な報道)は自由な社会にとって必要不可欠な要素である。『アラブの春』以降、多くの芽生えは枯れてしまったが、イエメンのような国では進歩に向けての真の希望が存在している。MBI Al Jaber Media Instituteの開校は同国内や世界中で市民が現場における状況の証言者として行動し、来年の重要な諸選挙を公正で積極的な成果に向けて導いていくことを支援するだろう」
MBI Al Jaber Media Instituteは政府機関のプロジェクトや資金に依存することなく、域内における自由で党派性を持たない報道機関を振興していく。
タワックル・カルマン氏は以下のように語った。「MBI Al Jaber Media Instituteの開校をうれしく思う。イエメンではこのような機関が差し迫って必要だ。それは真実の世界のために本物のジャーナリストを育て、訓練し、送り出すという重要な役割を担うだろう。ジャベル殿下が報道の自由と教育、そして表現の自由を支援する役割を担ったことを誇りに思う」
▽問い合わせ先
James Ralph Edd Ross
電子メール MBI International@goodrelations.co.uk
電話 +44(0)207-861-1617
ソース:MBI Al Jaber Foundation
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