AsiaNet 55503
共同JBN 0051 (2014.1.28)
【バンビューレンタウンシップ(米ミシガン州)2014年1月28日PRN=共同JBN】
*ビステオンは年間連結売上高30億ドルの世界トップ3の自動車コックピット電子機器サプライヤーの1つになる。
・あらゆる種類のコックピット電子機器製品が提供可能となる。
・ドライバーインフォメーションで世界第2位となる。
・コネクティビティとインフォテインメントにおいて優位性を確立。
・新興市場でのリーダーシップ。
*顧客の多様化、コックピット電子機器の製品ラインアップ拡大により自動車メーカーのグローバルプラットフォームに対応可能となる。
*スケールメリットと業務上の相乗効果による長期的な利益拡大を目指す。
*インテリア事業売却状況について。
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自動車コックピット電子機器の世界3大サプライヤーの1つになるという動きの中で、ビステオン(Visteon Corporation、NYSE:VC)は、このほど約2億6500万ドルで、ジョンソンコントロールズ(Johnson Controls、NYSE:JCI)の自動車電子機器事業部門を買収することに合意した。買収に関する諸手続き、許認可取得は2014年第2四半期中に完了する見込みである。
この買収によってビステオンは世界的規模の製造・開発拠点、製品ポートフォリオ、顧客との関係を強化することによって、急速に成長している自動車コックピット電子機器部門の競争力を高める。両社の事業統合により、世界10大自動車メーカーのうち9社に製品を供給する年商30億ドルのグローバルなコックピット電子機器製造企業となり、ドライバーインフォメーションセグメントにおいては世界第2位となり、市場平均以上の成長率が期待できる。
ビステオンが買収する事業は、2013年度、約13億ドルの売上高、5800万ドルのEBITDA(金利・税金・減価償却・償却控除前利益)を生み出す。このEBITDAには、取引で移転できない約1200万ドルの配賦処理費の控除を含む。ビステオンは上記事業継続に必要なリソースを確保すべく検討、評価を行う。この取引によるスケールメリットは長期的な利益率拡大を可能とし、2017年までに約4000万ドルのコスト削減という相乗効果をもたらす。この取引は、同社がこれまでに発表した10億ドルの自社株買い計画に影響は与えず、8億7500万ドルが権限行使されずに残っている。
ビステオンのティモシー・D・ルーリエット社長兼最高経営責任者(CEO)は今回の取引に関して、世界第2位の自動車空調製品サプライヤーHalla Visteon Climate Controlとともに、ビステオンの2つの中核事業の1つとして、コックピット電子機器事業を強化してゆくと発表した。
同社長兼CEOはさらに「我々は今回の事業買収によりビステオンエレクトロニクスに統合することで、顧客と株主に対する価値創造への道のりを歩み続けたい。ジョンソンコントロールズから買収する車載電子機器事業はビステオン既存の製品ポートフォリオと合致しており、自動車メーカーをグローバルに支えるためのグローバル規模での更なる体制強化及びコスト削減効果をもたらす。また、多様化する顧客ニーズに対応できる体制、新技術、能力、優秀なエンジニアも獲得することになる」と語った。
ジョンソンコントロールズから買収する事業は、自動車メーカーに対して、ドライバーインフォメーション、インフォテインメント、コネクティビティ、ボディー・エレクトロニクス製品を供給しており、同事業に関連する従業員は、欧州、北米、アジアにある7つの研究・開発センターの約1000人のエンジニア、スペシャリスト、デザイナーを含む約4800名となる。同事業はBMW、ホンダ、ルノー・日産、PSA・プジョーシトロエン、フォードなど売上高の約72%を占める多様な顧客基盤を持っている。
同社長兼CEOは、一体化する事業の総合力を生かして、「ビステオンは日々進化を続ける家電技術と車載技術の架け橋的な役割を担う理想的なマーケットリーダーになる」と語った。
ビステオンエレクトロニクスのマーティン・ソール社長は、この取引によってビステオンは顧客基盤と企業規模の拡大を通じて、自動車メーカーにより良いサービスを提供し、成長と市場拡大の目標を加速することができると語った。
同社長は「両社の統合により、主要なコックピット電子機器技術において市場のリーダーシップを確立できる。また新製品分野への参入機会を得ることになり、成長する機会が生まれる。統合される研究、開発部隊の規模は、開発リードタイムの短縮を実現し、迅速な市場投入を目指す自動車メーカーの頼りになるイノベーション・パートナーとしてビステオンの立場を固めることになるだろう」と語った。
同社長はさらに「ビステオンとジョンソンコントロールズは現行ビジネスに一切の影響を及ぼすことなく、製品、サービスを提供し、事業統合の手続きを進め、完了させることを約束する」と最後に付け加えた。
Visteonの取引アドバイザーはRothschild Inc. 、Skadden、Arps、Slate、Meagher & Flom LLPである。
ビステオンエレクトロニクスはビステオンコーポレーションの1部門であり、ユーザー・インターフェース、コネクティビティ、オープンアーキテクチャーなどのソリューションを通じて、革新的な技術を提供する自動車コックピット電子機器の大手サプライヤーである。ビステオンエレクトロニクスは現在16カ所の製造拠点、4カ所のテクニカルセンター、11カ所のカスタマーセンターを有しており、連結で約6500名を雇用している。
▽内装(インテリア)事業処分の新計画
ビステオンはジョンソンコントロールズ買収発表に関連して、既に発表済みであるインテリア事業を売却するとの意向を新たに明らかにした。当社は事業撤退に向け、2014年上半期中の調印を目指して、現在3社と協議中である。取引の合意前提として、インテリア事業を3分割し、3社に対して個別に売却する計画である。
これらの取引において見込まれる当社の資金支出に対して、同様に年金積立不足額及び債務(一部は継続保有する可能性あり)も移行されることになり、これらの価値がほぼ同額であることが見込まれるため、当社への影響は極めて少ないと考えている。
▽ビステオンについて
ビステオンは以下のような様々なビジネスを通じて、自動車メーカー及び株主に対して価値を提供する大手グローバル自動車部品サプライヤーである。
*Halla Visteon Climate Control:Visteonが大株主である世界2位の規模となる自動車空調部品及びシステムのサプライヤー。
*ビステオンエレクトロニクス:オーディオ・インフォテインメント、ドライバーインフォメーション、センタースタックエレクトロニクス及びその他コントロールモジュールの主要サプライヤー。
*ビステオンインテリア:コックピットモジュール、インスツルメントパネル、コンソール及びドアトリムモジュールのグローバルサプライヤー。
ビステオンは自動車メーカーに対して革新的な製品やシステムをグローバルに設計・開発・製造している。ビステオンはこれらの事業を通じて、2012年に138億ドル(非連結含む)の売上を達成している。本社はミシガン州のバンビューレンタウンシップ、地域本社機能を中国・上海、英国のチェルムスフォードに持つ。29カ国に拠点を有し、連結事業体も含めて約2万2000人の従業員を雇用している。詳細はwww.visteon.comを参照。
Visteonのフォローは以下を参照。
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ソース:Visteon Corporation
▽問い合わせ先
Jim Fisher, Visteon Corporation,
+1-734-710-5557, +1-734-417-6184 - mobile,
jfishe89@visteon.com
Jonna Christensen, Visteon Electronics,
+44-1245-395038,
jchris18@visteon.com;
Investors
Bob Krakowiak,
+1-734-710-5793,
bkrakowi@visteon.com
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