AsiaNet 55751
共同JBN 0133 (2014.2.7)
【プレザントン(米カリフォルニア州)、シンガポール2014年2月7日PRN=共同JBN】Chocolate(登録商標)BARレジストリーの暫定結果は高率の処置成功と四肢温存を示している。
米国で実施されたChocolate BARレジストリーの暫定結果は、Chocolate PTAバルーンの使用が末梢(まっしょう)動脈疾患患者で高率の治療成功と四肢温存を達成したことを示している。最初に応募し、治療を受けた350人の患者についての結果はトニー・ダス博士(心臓血管研究所、米テキサス州ダラス)がライプチヒ・インターベンショナル・コース、LINC 2014で報告した。
Chocolate BARはプロスペクティブな中核的ラボ審査レジストリーで、米国の33の臨床センターで実施されている。この試験では、脚に進行したアテローム性疾患がある広い範囲の患者が治療され、切断のリスクが高い患者(ラザフォード5、6、完全閉塞(へいそく)、長い石灰化した病変部)が含まれていた。この研究には2つの異なる患者グループが含まれていた。主としてひざより上の血管(ATK)にアテローム性疾患がある患者とひざより下の血管(BTK)にある患者である。ダス博士はプロトコルを3カ月と6カ月とし、それぞれにフォローアップ期間を設けたと報告している。
報告された暫定結果の主な内容は次の通り。
*治療は全患者の98%では大きな切開手術なしで完了した。
*影響を受けている四肢はATK患者の96%、BTK患者の97%でフォローアップ期間中温存された。
*四肢の再インターベンションはATK患者の89%、BTK患者の93%で必要なかった。
この試験の主任研究員であるジハド・ムスタファ博士(メトロ病院、米ミシガン州ワイオミング)は「来るものすべてを登録するこのレジストリーには、多くの糖尿病患者が含まれており、そのなかには慢性完全閉塞や高度のカルシウム化を含む最も複雑な病巣の患者がおり、Chocolateによるこれらの治療結果は驚くほどである。Chocolateは、貧弱な結果をもたらすことも多い在来型治療法に対する魅力的な代替療法である」とコメントしている。
LINC 2014会議での生の症例転送でChocolateの利用に成功したアンドレイ・シュミット博士(パーク病院、ドイツ・ライプチヒ)は「Chocolateによってわたしは血管を切開してステントのような永久インプラントを残さなければならないのではないかという心配なしに、より大きな内腔を達成できるという確信をもつことができる」と付け加えている。
TriReme Medicalのエイタン・コンスタンティーノ社長兼CEOは「報告された結果を喜んでいる。この研究はほかのほとんどの研究より大幅に進行した病気の患者を集めているのに、その臨床結果は第1世代の薬剤コーティング・バルーンを含め、現在利用可能な先進的治療法に匹敵している」と発表した。
▽TriReme Medical, LLCについて
TriRemeはシンガポールに本社を置くQT Vascular Ltdの子会社で、複雑な動脈疾患治療向けの次世代の最低侵襲機器の開発、商業化の新興リーダーである。同社は米国と新興のアジア市場に集中している。
ソース:TriReme Medical, LLC
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