公益社団法人 日本看護協会(会長:坂本すが)とジョンソン・エンド・ジョンソングループ日本法人各社(※1) は、より明るい今日とよりよい明日に向け、健全な社会と地域社会の幸せを願い、国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献するため、さまざまな分野で指導的役割を果たした人々を顕彰する「ヘルシー・ソサエティ賞」の第10回受賞者を、各方面からなる審査委員会の厳正な審査のもと決定いたしましたので、下記のとおり発表いたします。
今年度は、教育者部門、ボランティア部門、医療従事者部門の3部門、並びに10周年特別賞で、合計6組7名の方々が受賞されました。
この賞をきっかけに国民の生活、地域社会の福祉、さらにクオリティ・オブ・ライフの向上のために有意義な活動が、より広く認知・普及されることを心より願っております。
(※1)ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー、コンシューマー カンパニー)、
ヤンセンファーマ株式会社、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社で構成
教育者部門、ボランティア部門(国内、国際)、医療従事者部門(国内・国際)の3部門と10周年特別賞、
6組計7名の受賞者は、下記のとおりです。(詳細は別添資料1をご参照ください)*敬称略
教育者部門 北村 聖 東京大学大学院医学系研究科附属 医学教育国際研究センター 教授
ボランティア部門(国内) 清水 康之 NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク 代表
ボランティア部門(国際) 長濱 直・晴子 日本バイオビレッジ協会 会長・事務局長
医療従事者部門(国内) 高橋 昭彦 ひばりクリニック 院長
医療従事者部門(国際) 徳永 瑞子 特定非営利活動法人 アフリカ友の会 代表
10周年特別賞 菊池 里子 医療法人社団 仁明会齋藤病院 看護部長
※本年度は、青年部門の該当者はありません。
「ヘルシー・ソサエティ賞」とは (詳細は別添資料2をご参照ください)
(リンク »)
日本の国内外において、学術・教育、医療、公職、ボランティア・市民活動を通じ、より明るい今日とよりよい明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した方々を称えることを目的に、平成16年(2004年)に公益社団法人 日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソングループによって創設されました。
・より健やかな社会を築くための個人の素晴らしい努力を表彰する
・国内外における、社会全体または特定のグループへの支援に対する功績を称える
・慈善行為や寛大な精神、助けを必要とする人たちへの配慮を奨励する
・他者への思いやり、人々のために奉仕するという日本のよき伝統を奨励する
・高潔な人格を持ち、人々の尊敬の的となっている個人を対象とする
各部門概要
教育者部門: 社会のあらゆる場において、教育を深め、本来の仕事の範囲を超えて特別な努力をされ、人々に更なる知識を与え、教育により、よりよい明日の実現のために貢献した実績のある方に贈られます。
ボランティア部門: チャリティーや国民の福祉を向上させる活動、もしくは地域福祉の向上や市民としての活動などにおいて指導的役割を果たし、多大な貢献をされている方に贈られます。
医療従事者部門: 医療全般のあらゆる分野で活躍する方々の中から、患者や高齢者、または障害者など、社会的に不利な立場にあり、援助を必要としている方々のケアのために特別な努力をされた方に贈られます。
青年部門: 30歳以下の青年で、あらゆる生命を守る環境保護のように社会をよりよい場所にしようと努力している方、または助けの必要な人々に手を差し伸べている方など、年齢は若くとも目覚ましい努力と真に健全な社会を築くために有意義な活動を行い、他者を思いやるクリエイティブな人間になろうという決意をもつ方に贈られます。
10周年特別賞: 東日本大震災発生から3年経つ今なお助けを必要としている被災者が多いことを鑑み、賞創設10周年を記念し、震災に関連する傑出した活動をされた方に贈られます。
(別添資料1)
「第10回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者は、以下の通りです(敬称略)
教育者部門 北村(きたむら) 聖(きよし) 東京大学大学院医学系研究科附属 医学教育国際研究センター 教授
石川県出身。1978年に東京大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部附属病院の内科研修医として勤務。1980年に東京大学医学部第3内科入局。1982年に東京大学医学部免疫学教室の研究生になった後、渡米。1986年に帰国後、助手、講師を経て臨床検査医学助教授に就任。東京大学医学部附属病院検査部副部長と併任する。2002年から東京大学医学教育国際協力研究センターの教授として勤務し、同時に、東京大学医学部附属病院総合研修センターのセンター長に就任した。2011年には同センターの総センター長になり、組織変更のため、現在は東京大学医学研究科附属医学教育センター教授に就任。医学教育の改善に努めている。
ボランティア部門
(国内) 清水(しみず) 康之(やすゆき) NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク 代表
1972年東京都出身。高校を中退し留学のため渡米。2年間世界を放浪した後、ニューヨーク州立大学に入学し国際基督教大学へ編入。卒業後、日本放送協会(以下、NHK)に入局し「クローズアップ現代」などの番組を担当。2004年NHKを退局。同年にNPO法人「ライフリンク」を設立。以来、代表を務め自殺対策に取り組み「自殺対策基本法」成立の原動力にもなった。2009年内閣府本府参与(自殺対策担当)に就任し、「自殺対策強化月間(3月)」の導入などを実現した後、同職を辞任。現在も命の「つなぎ役」として自殺対策に取り組んでいる。
ボランティア部門
(国際) 長濱(ながはま) 直(ただし)、長濱(ながはま) 晴子(はるこ) 日本バイオビレッジ協会 会長・事務局長
夫婦とも、東京都出身。長濱直氏は1992年に50歳で、(株)IHIの化学プラントエンジニアの職を自主退社。1980年代から地球環境問題に関心を持ち続け「沙漠化問題こそ最重要課題」と捉え、第二の人生を沙漠化防治に賭けた。1995年から中国内蒙古自治区の沙漠地で活動を開始。1999年から妻の晴子氏(元看護師、重症筋無力症のため参議院議員秘書を退職)も加わり、2000年に日中環境教育実践普及センターを設立、国際環境協力NGOとして様々な活動を展開している。
医療従事者部門
(国内) 高(たか)橋(はし) 昭彦(あきひこ) ひばりクリニック 院長
1985年に自治医科大学医学部を卒業した後、出身地の滋賀県で10年間、地域医療に従事。その後、栃木県へ移り在宅医療、在宅ケアのネットワーク強化に取り組む。2002年、ひばりクリニックを開業。在宅医療助成勇美記念財団の助成を受け「人工呼吸器をつけた子どもの預かりサービスの構築」の研究事業を行う。2008年、重症障がい児者レスパイトケア施設「うりずん」を開設。人工呼吸器など医療的ケアが必要な子どもの日中預かり事業を開始。重症障がい児と家族を支援する拠点を構築するため、2012年に「うりずん」をNPO法人化し、現在も地域医療の推進役として尽力している。
医療従事者部門
(国際) 徳永(とくなが) 瑞子(みずこ) 特定非営利活動法人 アフリカ友の会 代表
1948年福岡県生まれ。1971年にザイール共和国(現・コンゴ民主共和国)に渡り、看護師・助産師として診療所に2年間勤務。1976年に再び同国に渡りフランス・ベルギーの民間団体にて医療活動に従事した。その後、世界的に注目されたアフリカ地域のエイズ問題に胸を痛め、この課題に取り組むことを決意。1991年にアフリカ地域のHIV感染拡大及びエイズ患者支援活動を本格的に始めるため、NGOアフリカ友の会」を設立。1993年から中央アフリカ共和国で活動を開始した。現在、アフリカでの活動も行いながら日本で学生や助産師への教育にも携わり、後進の育成に努めている。
10周年特別賞 菊池(きくち) 里子(さとこ) 医療法人社団仁明会齋藤病院 看護部長
宮城県出身。中学3年生の時、担任から「これからは女性も手に職を」と看護の道を勧められ、看護師を目指すことを決意。父親からの後押しもあり、宮城県高等看護学校に入学。1974年同行を卒業後、東北公済病院へ就職。1976年より国立千葉病院で勤務。その後結婚・出産により休職するが、子育てが一段落した後、看護師に復帰。国立千葉病院を経て、民間病院の師長、部長代行を経験後、夫の仕事の関係で新潟県を経て、宮城県に転居。1993年より同県の石巻市にある齋藤病院に就職。翌年から同病院で看護部長を務める。
(別添資料2)
「ヘルシー・ソサエティ賞」とは
日本の国内外において、学術・教育、医療、公職、ボランティア・市民活動を通じ、より明るい今日とよりよい明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した方々を称えることを目的に、平成16年(2004年)に公益社団法人 日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソングループ(※1)によって創設されました。
・より健やかな社会を築くための個人の素晴らしい努力を表彰する
・国内外における、社会全体または特定のグループへの支援に対する功績を称える
・慈善行為や寛大な精神、助けを必要とする人たちへの配慮を奨励する
・他者への思いやり、人々のために奉仕するという日本のよき伝統を奨励する
・高潔な人格を持ち、人々の尊敬の的となっている個人を対象とする
○ヘルシー・ソサエティ賞について/ (リンク »)
●共 催 公益社団法人 日本看護協会
ジョンソン・エンド・ジョンソングループ日本法人各社
(※1)ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー、コンシューマー カンパニー)、ヤンセンファーマ株式会社、
オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社で構成
●後 援 外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省
公益社団法人全日本病院協会、公益社団法人日本医師会、一般社団法人日本病院会
●表彰対象 学術・教育・医療、政治、ボランティア・市民活動などを通じて、人々の健康、地域の保健、
クオリティ・オブ・ライフ向上に多大な貢献をした個人、あるいは組織のリーダー
●審査方法 全国から寄せられた推薦にもとづき、審査委員会で審査の上、以下の4つの分野における受賞者を決定する。
(1)教育者部門、(2)ボランティア部門、(3)医療従事者部門、(4)青年部門
●審査委員(五十音順・敬称略)
有馬 朗人 学校法人根津育英会武蔵学園長、静岡文化芸術大学理事長
岩男 壽美子 慶應義塾大学名誉教授、東京都市大学名誉教授
佐藤 ギン子 元駐ケニア大使、元証券取引等監視委員会委員長
高久 史麿 日本医学会会長、自治医科大学名誉学長
堂本 暁子 男女共同参画と災害・復興ネットワーク代表、前千葉県知事、元参議院議員
日野原 重明 一般財団法人聖路加国際メディカルセンター理事長、聖路加国際病院名誉院長
福田 博 西村あさひ法律事務所顧問弁護士、元最高裁判事
森山 眞弓 元衆議院議員、一般財団法人日本カメラ財団理事長
横倉 義武 公益社団法人日本医師会会長
●諮問委員(五十音順・敬称略)
安達 知子 総合母子保健センター愛育病院副院長・産婦人科部長、東京女子医科大学客員教授
伊藤 雅治 社団法人全国社会保険協会連合会前理事長
猪口 邦子 参議院議員、元少子化大臣、元軍縮大使
宇井 理生 東京大学名誉教授、北海道大学名誉教授、
東京都医学総合研究所特別客員研究員
川崎 二郎 衆議院議員、元厚生労働大臣、元運輸大臣
日下 一正 一般財団法人国際経済交流財団会長、元経済産業審議官
玄葉 光一郎 衆議院議員、前外務大臣
斉藤 邦彦 北鎌倉女子学園理事長、ジェスク音楽文化振興会理事長、株式会社パレスホテル顧問
坂口 力 前衆議院議員、元厚生労働大臣
清水 嘉与子 公益社団法人日本訪問看護財団理事長、公益社団法人国際看護交流協会理事長
下村 満子 ジャーナリスト、元「朝日ジャーナル」編集長、株式会社ルネサンス取締役
水田 祥代 九州大学名誉教授、学校法人福岡学園常務理事
鈴木 邦彦 公益社団法人日本医師会常任理事
袖井 孝子 お茶の水女子大学名誉教授、一般社団法人シニア社会学会会長
津島 雄二 弁護士、元衆議院議員、元厚生大臣
丹羽 雄哉 衆議院議員、元自由民主党総務会長、元厚生大臣
南野 知惠子 元参議院議員、元法務大臣・内閣府特命担当大臣
畠山 襄 一般財団法人国際貿易投資研究所理事長、元ジェトロ理事長、
元通商産業審議官
平林 博 公益財団法人日印協会理事長、公益財団法人日本国際フォーラム副理事長、株式会社三井物産取締役
松谷 有希雄 国立保健医療科学院院長
南 裕子 高知県公立大学法人理事長、高知県立大学学長、高知短期大学学長
森 英恵 ファッションデザイナー
森 樹郎 虎の門病院眼科部長
森岡 茂夫 国際長寿センター連合体名誉議長
矢崎 義雄 国際医療福祉大学総長、独立行政法人国立病院機構名誉理事長、国立国際医療センター名誉総長
山崎 摩耶 前衆議院議員
渡部 恒三 前衆議院議員
●各部門概要
教育者部門 社会のあらゆる場において、教育を深め、本来の仕事の範囲を超えて特別な努力をされ、人々に更なる知識を与え、教育により、よりよい明日の実現のために貢献した実績のある方に贈られます。
ボランティア部門 チャリティーや国民の福祉を向上させる活動、もしくは地域福祉の向上や市民としての活動などにおいて指導的役割を果たし、多大な貢献をされている方に贈られます。
医療従事者部門 医療全般のあらゆる分野で活躍する方々の中から、患者や高齢者、または障がい者など、社会的に不利な立場にあり、援助を必要としている方々のケアのために特別な努力をされた方に贈られます。
青年部門 30歳以下の青年で、あらゆる生命を守る環境保護のように社会をよりよい場所にしようと努力している方。または助けの必要な人々に手を差し伸べ、年齢は若くとも目覚ましい努力と真に健全な社会を築くために有意義な活動を行い、他者を思いやるクリエイティブな人間になろうという決意をもつ方に贈られます。
●表 彰 受賞者には賞状と記念杯を贈呈
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