AsiaNet 56295
共同JBN 0351 (2014.3.28)
【ルイスビル(米コロラド)2014年3月27日PRN=共同JBN】
*BWPの業界初の「Ultra Low Speed」発電装置は、トルク当たりのコストを大幅に削減して発電できるBWPの技術を活用し、低風速サイトでの風衝地を拡大する。
実用規模の風力タービン用の高度な永久磁石発電装置と完全な電力コンバーターの開発企業であるBoulder Wind Power(BWP)( (リンク ») )は、陸上および洋上向けの同社の製品ポートフォリオを拡大すると発表した。BWPは当初、ダイレクトドライブに適用する中核技術の開発とテストに専念してきたが、今後は減速型タービン向けのソリューションを提供するとともに、ダイレクトドライブ風力タービンのソリューションも拡大していく。
BWPのアンディー・キューカーズ最高経営責任者(CEO)は「新しい当社ポートフォリオは陸上および洋上設計のために、コストを軽減しエネルギーを増大させる発電装置の製造に注力する。当社の技術ポートフォリオによって、発電装置トルク率が増大させる重要な優位性を持つエアコア発電装置アーキテクチャーが実現する。当社はこのポートフォリオをダイレクトドライブ利用だけに限定せずに製品構成を拡大し、多数の風力タービン・メーカーの複雑なニーズに対処する」と語った。
新しいソリューションの中でも、騒音制限によって空力ローターの先端スピード、すなわち空力ローターの直径の大きさが制約を受ける陸上の低風速サイト向けに設計された「Ultra Low Speed」発電カテゴリーは、風力業界で初めてのものである。この新しいカテゴリーは、業界で最も低速率でコスト効率に優れた高トルクを備えるBWPのLow Speed発電装置の利点を利用する。BWPのUltra Low Speed発電装置とその減速したRPMによって、風力タービン・メーカーは騒音制限を守りながらも、こうした制限を受けたサイトでも風衝地を拡大し、エネルギー生産を5-15%拡大できる。
拡大したポートフォリオ( (リンク ») )は、Medium Speed(1.6 MW - 7.7MW)、Low Speed(1.0 MW - 7.5 MW)、Ultra Low Speed(1.0 MW - 5.3 MW)向けにそれぞれの発電装置を備えた各種製品が含まれている。BWPは、洋上向けの市場では大きなタービン率が必要とされることを考慮して12MWタービン向けの減速型およびダイレクトドライブ発電装置も開発しており、2014年後半には発売する予定。BWPのすべての製品はそれぞれの顧客のニーズに合わせてカスタマイズが可能である。
製品ポートフォリオはまた、低いシステムコストで効率的な電力変換を提供するBWPの電力変換システム( (リンク ») )も含まれている。500kWモジュール式バックツーバック電力コンバーターはずばぬけた電力品質を生み出し、送電網コンプライアンスと高効率を念頭に置いて開発された。コンバーターと発電装置を統合することによって最適化をさらに進めることが可能で、これはプリント基板のスターターを使ったBWP独自のものである。
キュカーズCEOは「当社の発電装置と電力コンバーターの技術を組み合わせることによって、風力タービンOEMは低コストでより多くのエネルギーを生産できるユニークな製品で差別化を図ることができる。これは乱戦模様を呈する世界の風力発電市場でOEMの競争力を向上させるための重要な技術的優位性である。風力発電市場で競争するためには、新しい技術によって低コストでより多くのエネルギーを生み出さなければならない。BWPならこれを実現できる」と語った。
BWPに関する詳細はウェブサイトwww.boulderwindpower.comを参照。
▽問い合わせ先
Byron Boone,
+1-303-630-1400
info@boulderwindpower.com
▽Boulder Wind Powerについて
Boulder Wind Powerは米コロラド州ルイスビルに本社を置く株式非公開の企業であり、実用規模の風力タービン用の高度な永久磁石発電装置、電力コンバーターの技術を開発した。同社の次世代技術は、他の風力タービン・ドライブトレイン技術よりもシンプルで効率的、かつコストがかからないものである。Boulder Wind Powerの製品を使用すれば、電力生産は既存の製品に比べて極めて低いコストで可能となり、化石燃料によるエネルギー生産との競争力をある。同社は風力タービン・メーカーに技術を提供し、特許権を有する企業向けの発電装置と電力エレクトロニクスをメーカー製品に供給する。
ソース:Boulder Wind Power
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