新日鉄住金 LNGタンク用「7%ニッケル鋼板」がカナダ産シェールガス受入基地のLNGタンクに採用

新日鐵住金株式会社 2014年06月19日

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新日鐵住金株式会社(代表取締役社長 進藤孝生 以下、「当社」)が開発したLNGタンク用「7%ニッケル鋼板」が、石油資源開発株式会社(以下、「JAPEX」)が福島県相馬港に建設するLNG受入基地(相馬LNG)(※1)に建設される国内最大級の地上式LNGタンクに採用され、当社はタンクを製作する株式会社IHIから約3,500トンの7%ニッケル鋼板を受注したのでお知らせいたします。相馬LNGは、カナダ ブリティッシュ・コロンビア州で産出するシェールガスを受け入れる基地であり、完成は、2017年度内を予定しています。

LNGは、約-162℃の極低温状態で貯蔵されるため、貯蔵タンク用鋼板には低温での高い破壊安全性と強度が必要とされ、これらの要求特性に応えるため、ニッケルを9%含む「9%ニッケル鋼板」が半世紀にわたって使用されてきました。当社は、高ニッケル鋼に熱加工制御技術TMCPを世界で初めて適用することで、鋼材組織を約1/3に微細化し、ニッケル含有量を約20%削減しながら従来鋼と同等の高い破壊安全性と強度を有する、省資源と高性能を両立させた新しいLNGタンク用「7%ニッケル鋼板」を世界で初めて開発しました。当社の「7%ニッケル鋼板」は、LNGタンク用鋼板としては、約半世紀ぶりの新規格となる新製品です。

今回の相馬LNGへの受注は、2012年に受注した泉北5号タンク(大阪ガス)、2013年に受注した知多緑浜タンク(東邦ガス)に次ぎ3例目となります。海外の需要家からも多くの問合せを受けており、米国機械学会(ASME)、米国材料試験協会(ASTM)では既にグローバル規格化されているほか、米国石油協会(API)、BS/EN、ISOなどでも規格化の動きが進行しています。
LNGは、二酸化炭素排出量が少なく、かつ、クリーンなエネルギーであり、昨今は、シェールガスなどの普及によっても注目されています。新日鐵住金は、シェールガス開発において、掘削用のシームレスパイプや精製プラント用の鋼管などでも既に採用実績があります。「7%ニッケル鋼板」も、今後、陸上のLNGタンクに加え洋上のタンクなどの分野でシェールガス開発への貢献が期待されます。

当社のLNGタンク用鋼材のマーケットシェアは、世界で約4割であり、当社は、「7%ニッケル鋼板」の普及によって、伸びゆく世界のエネルギー需要を捕捉するとともに、今後も高価で希少な金属であるニッケルの資源保全、環境負荷低減にも貢献してまいります。


【石油資源開発(JAPEX)福島県相馬LNG基地 LNGタンク概要】
1)形式:地上式PC LNGタンク
2)容量:23万kl
3)直径:87m
4)鋼材使用量:約3,500トン(7%ニッケル鋼板)
5)着工:2014年
6)運転:2017年度内
7)施工主:IHI・清水建設共同企業体


(※1)相馬LNG受入基地
相馬LNG受入基地建設事業は、復興庁より昨年2013年8月2日、東日本大震災復興特別区域法に基づく復興推進計画の認定を受けたプロジェクトです。


お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977

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