◎Pembina が6億5000万米ドルでVantageとMistralのエタン抽出プラント資産を買収

Pembina Pipeline Corporation

From: 共同通信PRワイヤー

2014-09-04 09:44

◎Pembina が6億5000万米ドルでVantageとMistralのエタン抽出プラント資産を買収

AsiaNet 57739
共同JBN 0934 (2014.9.3)

【カルガリー(カナダ・アルバータ州)2014年9月2日PRN=共同JBN】
*Bakkenエタン輸送パイプラインの買収は、Pembina社の資産にサービス別料金制によるパイプライン・インフラストラクチャーを付加し、新たな成長基盤を確立することになる

カナダのPembina Pipeline Corporation(以下Pembinaもしくは同社)(TSX:PPL、NYSE:PBA)は2日、6億5000万米ドルの対価でVantage Pipeline System(Vantage)および、カナダ・サスカチュワン州エタン抽出プラント(SEEP)にあるMistral Midstream Inc.(Mistral)の利権を買収する契約を結んだと発表した。この買収は米投資ファンドRiverstone Holdings LLC(売り手)系列企業から通常の取引完了後調整(トランザクション)を受けることになる。

▽トランザクションのハイライト
Vantageは最近建設された全長約700キロメートル、通油日量4万バレル(bpd)の高圧蒸気パイプラインであり、米ノースダコタ州タイオガに端を発し、カナダ・アルバータ州エンプレスに至るパイプラインである。Vantageは長期的なサービス別料金制のキャッシュフローと将来的な天然ガス液(NGL)利用の機会に向けて豊かで成長中のノースダコタ州シェールオイル層Bakken(バッケン)プレイ(プレイ=playとは地質学的に共通性のある探鉱層)の果たす役割に対する戦略的アクセス権を提供する。

トランザクションの主要なハイライトは以下の通り。

 *地理的多様性:トランザクションはPembinaのパイプラインおよび中流インフラストラクチャーに地理的な多様性を与え、ノースダコタでの新しい豊かな資源プレイに対するアクセス権を提供する。

 *コミットされた容量:Vantage は長期的、テイク・オア・ペイ条項付き取引契約によって支えられる。

 *拡大の機会:Vantageはクオーター・ポイント配置の2つのポンプ場を付加する中程度の資本投資を通じて、通油日量約6万バレルの極限能力に達するまで規模を拡大する。

 *1株当たりのキャッシュフロー増加:トランザクションは2015年では1株当たりキャッシュフローに影響を与えないが、2016年には現契約下およびSEEPからの通年の貢献での最低送油量に基づいて増加する。Pembinaは追加送油量が確保される際にキャッシュフローのかなりの増加があると予測している。

Pembinaのミック・ディルガー社長兼最高経営責任者(CEO)は「VantageとSEEPを買収する契約を発表できて非常にうれしい。われわれは北米で最も有望な炭化水素プレイの1つに当社の足がかりを拡大する素晴らしい機会となることから、大きな関心を持ってこれら資産の発展を見守っており、それ故にこのトランザクションは当社にとってローリスクかつ論理的帰結である。われわれは代表的な当社パイプライン資産ポートフォリオにこのインフラを追加することに興奮している。トランザクションはサービス別料金制のキャッシュフローの流れを増大させるだけでなく、VantageとSEEPに関連して長期的に株主の価値になるだろうさまざまな機会を期待している」と語った。

▽トランザクションに基づく取得資産の説明
Vantageはノースダコタ州Bakkenプレイからカナダ・アルバータ州の石油化学市場へのエタン供給増量につながる。それはノースダコタ州タイオガの大規模ガスプラントから発して、サスカチュワンを経て北西部に伸び、同州エンプレス付近に至るパイプラインであり、そこでAlberta Ethane Gathering System(AEGS、アルバータ州エタン集積システム)パイプラインに接続する。

トランザクションの一環としてPembinaはまた、Mistralのパイプライン・インフラストラクチャーとMistralのSEEP利権も買収する。SEEPは開発段階の日流量6000万立法フィート(MMcf/d)(Pembinaにとって純増54 MMcf/dとなる)の大量ガス処理施設であり、南東部サスカチュワン・バッケン地域へのサービスするよう設置される。パイプライン・インフラストラクチャーは全長約105キロメートルの4インチ・エタン輸送パイプライン、全長約75キロメートルのガス集積パイプラインを含み、両施設とも現在建設中である。SEEPはビューフィールドとフラットレーク両ガスプラントおよびTransGas社の地域システムから生産されたリキッドリッチなガスを受け入れる。施設は長期的なエタン販売契約と長期的なサービス別料金制の処理契約で支えられている。SEEPは約4500bpdのエタンを製造する見込みであり、同様に現在建設中のパイプライン・ラテラルを通じてVantageに接続する。PembinaはSEEPおよび関連するパイプライン・ラテラルが2015年半ばにサービスを開始すると予測されている。

PembinaはSEEPと関連する集積・搬送システムの建設を完了するため、トランザクションと関連して2015年末までに約1億カナダドル(すべてPembina支出)の追加的資本支出を想定している。

Pembinaのスチュアート・テーラー上級副社長(NGL&天然ガス施設担当)は「SEEPと関連するパイプライン・インフラストラクチャーは、Pembinaにとって非常に魅力的である。われわれはこの資産によって、サスカチュワンにおける豊かなBakkenプレイにローリスクで参入し、当社ポートフォリオに新たにサービス別料金制ガスプラントを追加することになる」と語った。

▽トランザクションの詳細
PembinaはVantage Pipeline Canada ULC、Vantage Pipeline US LPおよびMistralの発行済み社外株式すべてを取得し、取引完了に当たってVantageの約2億2400万米ドルの銀行負債を返済する。Pembinaはトランザクションの資金充当のため3億9500万米ドルの現金および2億5500万米ドルの普通株式を充当する意向である。同社は一括買取引き受けによる優先株式発行によって即時払い現金対価の一部を資金手当する意向である。2億5500万米ドルの普通株式割り当てによって、売り手は561万株式を発行することになる。

トランザクションは規制上の認可(カナダの国家エネルギー委員会、競争法、およびカナダ運送法を含む)とトロント証券取引所の承認を含むその他慣習上の取引完了条件の対象となる。トランザクションは2014年8月1日付で有効となり、2014年第4四半期に完了する予定。

このニュースは米国においていかなる証券の購入申し込みの提案もしくは勧誘ではない。当該証券は1933年米国証券法とその証券取引修正法あるいはすべての州証券法の下で登録されたことはなく登録されるものでもなく、米証券法、適用される州証券法もしくはそのような法律適用の除外が有効となるところで登録されない限り、米国内あるいは米国民に対して証券の購入申し込みを提案もしくは販売されることはない。

▽アドバイザー
カナダ帝国商業銀行(CIBC)はPembinaの独占的財務アドバイザーを務め、Pembina、Blake、Cassels & Graydon LLPは米国における法務顧問を務めている。

▽Pembinaについて
カルガリーに本社を置くPembina Pipeline Corporationは有力な輸送、中流サービスプロバイダーで、60年にわたって北米のエネルギー業界にサービスを提供している。Pembinaは在来および合成の原油、重油、オイルサンド製品、カナダ西部で生産されるコンデンセート(希釈)天然ガス、天然ガス液を含む多様な炭化水素液を輸送するパイプラインを所有、運営している。同社はまたガス集積・処理施設、石油、天然ガス液のインフラ、ロジスティクス事業も所有、運営している。Pembinaはさらに戦略的にカナダ西部およびカナダ東部と米国の天然ガス液市場に施設を配置し、その事業全体にまたがる全面的な中流サービスとマーケティング・サービスも提供している。その統合資産、商業事業によってPembinaは、炭化水素バリューチェーンとともにエネルギー部門が必要とするサービスを提供することができる。

Pembina PipelineはPembina Pipeline Corporationの登録商標である。

▽問い合わせ先
Investor Inquiries(投資家向け):
Scott Burrows
Vice President, Capital Markets
+1(403) 231-3156
+1-855-880-7404
e-mail: investor-relations@pembina.com

Media Inquiries(メディア向け):
Laura Lunt
Senior Manager, Regulatory, Environment & External Relations
+1(403) 231-7500

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(PPL. PPL.DB.C. PBA)

ソース:Pembina Pipeline Corporation  

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