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【サンノゼ(米カリフォルニア州)2014年9月29日PRN=共同通信JBN】Wi-SUN Allianceは29日、Allianceのコントリビューターメンバーとして、京都大学院情報学研究所とパデュー大学が加わったと発表した。
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Wi-SUN技術は世界のスマートユーティリティーネットワークの根幹となっている。スマートグリッドは世界の電気事業のインフラストラクチャーを大幅に変革することを約束する。スマートグリッドは電気事業業界で急速に展開されてきた。北米の5000万台以上をはじめ、世界で3億台以上のスマートメーターが配備された。
Wi-SUN Allianceのフィル・ビーチャー会長は「Wi-SUNは、幅広いスマートユーティリティーおよびスマートシティーのネットワークアプリケーション分野で標準規格化と相互運用性をもたらしている。これらはインターネット・オブ・シングス(IoT)で重要な役割を果たすことになる。京都大学院情報学研究所やパデュー大学など世界クラスの教育機関がAllianceに貢献することは、われわれの役割の重要性を実証している」と語った。
京都大学院情報学研究科長の佐藤亨教授は「当大学院はインターネット・オブ・シングスやマシンツーマシン通信における教育、研究、開発に重点を置いている。Wi-SUNプログラムを開始する最初の大学メンバーの1つになれることをうれしく思う。インターネット・オブ・シングスに関する研究成果をAllianceに提案し、標準規格作成に関するAllianceのワーキンググループの議論に参加する経験は、グローバルな人材育成強化の観点から極めて有益なことである」と語った。
パデュー大学コンピューター科学学科のダグラス・コマー教授は無線メッシュ・ネットワークを含む科目を教えており、今後は学科で無線センサー・ネットワークを科目に組み入れる予定である。教授は「パデュー大学はインターネット・オブ・シングスが今後広範囲に採用されると考えており、プロトコル標準規格の作成とレファレンス実装に貢献できる機会ができたことを大変うれしく思う。Wi-SUNおよびプロトコル作成に深く関与するだけでなく、急成長する最新のネットワーキング分野を学生に紹介できることはパデュー大学の教育ミッションにとって不可欠なものである」と語った。
Wi-SUN Allianceメンバーには、5大陸でスマートユーティリティーネットワーク・インフラストラクチャーの構築を支援する国際的な企業が含まれている。スマートグリッドとその製品は世界的な規模で拡大しており、アジア、オーストラリア、欧州、北米、南米で急増している。Wi-SUNに教育機関が参加したことで、この成長ぶりをさらに知らしめることになる。
Wi-SUN Allianceが組織にどのように恩恵をもたらすかを知るには10月22日に京都で開催するオープンハウスに参加を。詳細はウェブサイトwww.wi-sun.org を参照。
▽Wi-SUN Allianceについて
Wi-SUN Allianceは全機器、全市場セクターにおけるWi-SUN技術の普及に献身する大手企業によるグローバルな非営利業界組織である。Wi-SUN Allianceは技術開発、市場形成、規制プログラムによって、Wi-SUNを世界で広く採用できるようにする。
Wi-SUN CERTIFIED(TM)プログラムは2014年1月発足した。同プログラムは相互運用性と品質に関して広く認識される指定を提供し、Wi-SUNが製品に最高のユーザー体験を提供できるよう支援する。Wi-SUN Alliance製品証明プログラムは、Wi-SUN製品とサービスの既存および新規市場における広範な採用を奨励する。
Wi-SUN AllianceとWi-SUN AllianceロゴはWi-SUN Allianceの商標である。
▽問い合わせ先
Bhupender Virk
Wi-SUN Alliance
media@wi-sun.org
ソース:Wi-SUN Alliance
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