アウディがpiloted driving concept carのAudi RS 7をレーストラックで公開へ

アウディ

From: 共同通信PRワイヤー

2014-10-15 09:20

アウディがpiloted driving concept carのAudi RS 7をレーストラックで公開へ

AsiaNet 58225(1123)

【インゴルシュタット、ホッケンハイム(ドイツ)2014年10月14日】アウディは、世界で最もスポーティーな自動運転カーであるpiloted driving car(パイロッテド・ドライビング・カー)を開発した。ドイツツーリングカー選手権(DTM)シーズンのフィナーレを飾って、piloted driving concept car(パイロッテド・ドライビング・コンセプトカー)のAudi RS 7が、ホッケンハイムリングで初めてドライバーなしのレーシングスピードで、そのダイナミックな能力と運転能力を披露する。

アウディ技術開発担当取締役のウルリッヒ・ハッケンベルク博士は「われわれはpiloted driving技術ソリューションによって、自動車世界が目指す最も重要な方向の1つを突き進んでいる。この開発の絶対的な魅力は、ホッケンハイムで行われるDTMレースで示される。ほんの2分余りのラップタイムと最高1.1gの横加速度がそれを雄弁に物語っている」と語った。

  (Photo: (リンク ») )

アウディは高度な自動運転分野で永年にわたり推進役となってきた。そのブランド開発努力は、数々の素晴らしい業績を生んできた。例えば2010年、ドライバーなしのAudi TTS(注1参照)が、米コロラド州の有名なパイクスピークのマウンテンレースサーキットを制圧した。アウディは何度となく、さまざまなデモでその技術の能力を限界まで示した。Audi RS 7のpiloted driving concept carは、560hp、最高速度305 km/h(189.5 mph)を誇り、フォアシュプルング・デュルヒ・テヒニーク(Vorsprung durch Technik、技術による前進)を実証した。

▽レーストラック上のAudi RS 7 piloted driving concept car
Audi RS 7 piloted driving concept carは、アウディが最もダイナミックにpiloted drivingの可能性を探っている技術プラットフォームである。このコンセプトカーは10月17日(金曜日)と19日(日曜日)、DTM最終レースに先立って、ドライバーなしにホッケンハイムリングでトラック1周を完走する。この大型、5ドアクーペは、大部分が量産モデル相当になっているが、電気機械パワーステアリング、ブレーキ、スロットルバルブのほか、出力を機械式クワトロ・ドライブシステムに分配する8速ティプトロニックは、自動的にコントロールされる。

物理的限界でのpiloted driving中、路上での車両の高精度の方向性およびハンドリング限界での車両の完全制御という2つの主要な技術的考慮が施されている。

この技術プラットフォームは、トラック上の方向性を維持するため、特に精度の高いGPS信号を利用する。これら微分GPSデータはセンチメーター単位の精度で、自動車規格に準拠したWLAN経由と、それと重複して高周波無線を経由して車両に送信される。これと平行して、3Dカメラの画像は車両に保存されたグラフィック情報とリアルタイムで比較される。同システムは付加的な位置決定情報として利用されるトラックの後ろにあるビルのパターンなど、数百にのぼる既知の外観の無数の個別画像1つ1つを検索する。

ハンドリング限界での車両の制御は、Audi RS 7 piloted driving concept carのもう1つの素晴らしい機能である。ドライビングに関連するすべてのアクターを極めて正確に制御する機能を備える包括的な車載ネットワーキングは、この技術プラットフォームを物理的限界で運転することを可能にする。アウディのエンジニアは、ハンドリング限界までpiloted drivingを集中的に調査し、この技術プラットフォームをさまざまなルートで数千キロメートルのテスト走行を実施した。

Audi RS 7 piloted driving concept carはその能力を実証するため、ホッケンハイムの無制限なレーシングラインを走行し、直線区間でのフルスロットル、コーナー前のフルブレーキ、コーナーへの正確な進入、コーナー脱出時の完璧計測による加速などを試みる。ブレーキをかけた際に1.3gの力が発生し、コーナーでの横加速は1.1gに達する。ホッケンハイムのトラック上のテストでは、期待通りの240 km/h(149.1 mph)のトップスピード、ラップタイムは2分10秒を示した。

またレーストラックは、piloted drivingにおける製造に向けた最も厳しい試験台でもある。将来のシステムはまた、厳しい状況の中で極めて性格にゼロエラーで機能しなくてはならない。従って、システムは物理的限界時ですら目の前の状況を正しく評価する能力を持たなければならない。この試験台はアウディのエンジニアに、厳しいドラビング状況の中で自動的に危険回避機能の開発など、製造開発に関するさまざまな知見をもたらした。

RS 7 piloted driving concept carのラップはライブストリーム( (リンク ») )を経由してフォローすることができる。ストリームは10月19日午後12時45分に始まる。

報道用資料は以下のデジタル・プレスホルダーに保存されている。
(リンク »)

(注1)
同記モデルの燃費は以下の通り。
Audi TTS:
l/100 kmの平均燃費は7,5-6,9
g/kmの平均CO2排出量:174-159

車両の燃費とCO2排出はホイールとタイヤの選択によって異なる。それらは車両による燃料の効率的利用に依存しているだけでなく、運転挙動やその他非技術的要因から影響を受ける。

Technology and Innovations Communications
Oliver Strohbach,
Tel: +49-841-89-45277,
E-mail: oliver.strohbach@audi.de
(リンク »)

ソース:Audi AG

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