Spansion e.MMCデバイスは、大容量MLC NANDフラッシュを採用することで、高い信頼性、優れたデータ保護機能、およびより強固なデータセキュリティの各モードを実現可能です。コントローラ、ファームウェア、製品の組み立ては、組み込みシステム分野の当社顧客の厳しい品質要件を満たすよう開発されています。これらのデバイスは、NAND、コントローラ、e.MMCモジュールレベルでの検証・特性評価の対象となり、スパンションの世界レベルの品質基準を満たします。
Spansion e.MMC S4041-1B1ファミリは、JEDEC e.MMC 4.51コマンドセットをサポートし、フィールドファームウェアのアップデート、健全性診断レポート、自動バックグランド処理などのe.MMC 5.0で選定された機能サポートも含まれます。スパンションは、突然の電力損失に対する厳格なテストによって、停電が発生した際にも最高水準のデータ保護レベルを担保します。このファームウェアは、最も効率的なパフォーマンスが発揮できるよう組み込みシステムへの適用事例に応じて最適化され、対象となるお客様製品の長寿命化に寄与します。
S4041-1B1製品は、スパンションのMemory Diagnostics Toolkit(メモリ診断ツールキット)と共に使用が可能です。Memory Diagnostics Toolkitは、エンジニアリング診断、解析、構成、書き込みを可能にするツールキットで、組み込みアプリケーションの開発に従事するお客様によるスパンションメモリソリューションの検証作業を支援します。このツールキットは、e.MMCデバイス構成の簡略化と、お客様によるシステム検証作業を支援することで、メモリの検証・品質認定プロセスを迅速化します。
スパンション、NANDフラッシュメモリグループ、ディレクター、トウヒード・ラザ(Touhid Raza)は次のように述べています。「産業・医療、ネットワーク機器、耐久性が要求される民生機器向け組み込みシステムの開発では、厳しい要件への対応が求められ、当社のお客様では、データ保護および信頼性の担保が最重要課題として位置づけられています。S4041-1B1製品ファミリは、他のすべてのスパンション製品と同様に、これらのすべての要件を配慮して開発されています。標準e.MMCインターフェースおよび機能は、本製品ファミリの使用を容易にし、本インターフェースの独自機能とMemory Diagnostics Toolkitとの連携によって、最も厳しい開発基準を持つプラットフォームにおいても、S4041-1B1製品ファミリの検証および設計をより簡単に実現します。
出荷状況:
Spansion S4041-1B1では、8GBと16GBの容量が現在量産中です。お客様は、153 BGA(0.5mmボールピッチ)および100 BGA(1.0mmボールピッチ)のパッケージオプションからお選びいただけます。動作温度オプションには、-25 C から +85Cまでと、-40Cから +85Cまでのものがあります。スパンションは、今後4GB、32GBおよび 64GB容量の製品も提供していく予定です。
リソース:
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