ZigBee 3.0がデバイス向けに単一のオープンな世界無線規格を策定

ZigBeeアライアンス

From: 共同通信PRワイヤー

2014-11-19 10:45

ZigBee 3.0がデバイス向けに単一のオープンな世界無線規格を策定

AsiaNet 58634 (1277)

【サンラモン(米カリフォルニア州)2014年11月19日PRN=共同通信JBN】
*ZigBeeアライアンスはインターネット・オブ・シングス向けのアプリケーション規格を統一

消費者用/商業用/産業用アプリケーションでの利用のためインターネット・オブ・シングス(IoT)を定義するオープンな世界標準規格を策定する非営利団体のZigBee(R) アライアンスは19日、市場をリードするZigBee(R)の種々の無線規格を単一規格のZigBee 3.0( (リンク ») )に統一すると発表した。この標準規格は幅広いスマートデバイス間の相互運用性を実現、シームレスに連動する革新的な製品やサービスへのアクセスを消費者や企業にもたらし、日常生活を向上させる。

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この新しい規格は、消費者に現在恩恵をもたらしている数千万のデバイスで使用されているZigBeeの各規格を統合する。このZigBee 3.0規格によって、ホームオートメーション、コネクティッド照明、エネルギー効率、その他各種の市場向けのデバイス間での通信と相互運用性が可能となり、製品開発者やサービスプロバイダーはより多様で、完全に相互運用できるソリューションを提供できるようになる。開発者は、現在のZigBee PROベースの規格で定義されているすべてのデバイスタイプ、コマンド、機能を、新規格でも利用できる。

Philips Connected Lightingのマーケティング&パートナーシップ担当責任者であるフィリップ・ヤン・デポー氏は「消費者の満足がPhilips のhue事業を牽引する力の中核となっている。消費者はスマートデバイスが役に立ち、シンプルであることを期待しており、われわれは照明を中心にコントロールとクリエートが容易な新しくて上質な体験を提供していく。ZigBeeのプロトコルはそれを実現するための重要な鍵であり、ZigBee 3.0規格の適用が広がれば、さまざまな分野でシームレスな通信が可能となり、当社のユーザーに対してこれまで以上に優れた機能性を提供することが可能となる。相互運用性が容易になったことで、新たな使用事例が生まれ、消費者を満足させることになる」と語った。

ZigBee 3.0でははホームオートメーション、照明、エネルギー管理、スマートアプライアンス、セキュリティー、センサー、ヘルスケア用モニター製品など、デバイスタイプとしてこれまでにない多様なタイプを定義している。ZigBee 3.0は、簡便な自前のインストレーションも、専門業者による設置システムも、ともにサポートする。IEEE 802.15.4に基づき2.4 GHz(世界中で使用可能な周波数)で動作するZigBee 3.0は、ZigBee PROネットワーキングを利用して、最小サイズかつ最小電力のデバイスによる信頼できる通信を実現する。ZigBeeホームオートメーションおよびZigBeeライト・リンクに基づく現行のZigBee認証製品は、ZigBee 3.0との相互運用が可能である。ZigBee 3.0の開発のためそれに統合された規格の全リストは、ウェブサイト (リンク ») で参照できる。

ON Worldのリサーチディレクターであるマレカ・ハトラー氏は「ZigBeeアライアンスは、アプリケーションレベルの標準化という重要な必要に応えている。今回の発表はアライアンスのインターネット・オブ・シングスにおけるリーダーシップを強化するものであり、アライアンスは今後もスマートホーム、コネクティッド照明、その他の高成長市場向けの革新的な製品・サービスの基盤を提供していくことになる」と語った。

ZigBee 3.0は現在テスト中である。The Kroger Co.、Legrand、NXP、フィリップス、シュナイダーエレクトリック、Silicon Labs、テキサス・インスツルメンツ、Wincor Nixdorf、 V-Markなど、多くのアライアンス・メンバーが開発およびテストプロセスに積極的に関与してきた。ドラフト規格はZigBeeアライアンス・メンバーがすでに入手でき、2015年第4四半期に承認される見通し。ZigBee 3.0のデモは2015年1月のConsumer Electronics Showで行われる予定。

ZigBeeアライアンスのトービン・J・M・リチャードソン社長兼最高経営責任者(CEO)は「ZigBeeアライアンスは、真の相互運用性はネットワークのあらゆるレベル、とりわけユーザーが最も近くで接触するアプリケーションレベルでの標準化によって実現できると、常日頃考えてきた。アライアンス・メンバーが世界市場に製品を投入して学んできた経験のおかげで、われわれは種々のアプリケーション規格を単一規格に統合することが可能となった。ZigBee 3.0によって製品開発者は、メッシュネットワーキング、グリーンパワー(Green Power)などのZigBee独自の機能を最大限に活用し、高信頼性でセキュア、低電力で低コストのソリューションを、あらゆる市場に提供することが可能となる」と語った。

ZigBee 3.0の利点および機能に関する詳細は、ウェブサイト (リンク ») を参照。

▽無料ウェビナー
ZigBee 3.0の詳細を知るには、ZigBeeアライアンスが12月2日に開催する無料Webinar「ZigBee 3.0 - The Open, Global Standard for the Internet of Things(ZigBee 3.0-インターネット・オブ・シングス向けのオープンな世界標準規格)」にご参加願いたい。このウェビナーは米国太平洋標準時で2日午後8時から9時まで行われ、アライアンス・メンバーの専門家が出席する。参加予約スペースが限られているので、以下のサイトで急ぎ登録していただきたい。
(リンク »)

▽ZigBee:あなたの世界をコントロール
ZigBeeはオープンでグローバルな唯一の無線規格を提供しており、日常のシンプルでスマートなデバイスの連動性を実現し、みんなが自分の日常世界をコントロールすることを支援する。ZigBeeは世界の消費者、商業、産業市場で使用されるモニターと制御のための、主流の標準規格である。ZigBeeアライアンスはオープンな非営利エコシステムで、家庭および企業で利用するためインターネット・オブ・シングスを定義する規格を開発・推進する約400の組織で構成されている。より詳しい情報は、ウェブサイト (リンク ») を参照。

▽ZigBee認証(ZigBee Certfied)
ジグビー認証プログラムは、ZigBee 3.0規格を使用して製造された製品が想定通りに機能し、異なったメーカーの製品が互いに相互運用することを保証する。製品の認証はまた、アライアンスの規格開発プロセスの重要な一部を構成している。他の標準化団体とは異なり、製品のテストおよび認証は、ZigBee規格を使用のためにリリースする前に、必要とされる。ZigBee認証プロセスによってメーカーは、ZigBeeによるシンプルなコントロールから恩恵を受けるあらゆる顧客に対し、さまざまな製品を提供することが可能となる。詳細は、ウェブサイト (リンク ») を参照。

ソース:ZigBee Alliance

▽問い合わせ先
Ryan Maley
(ZigBeeアライアンス)
rmaley@ZigBee.org
+1-708-497-9260

Traci Renner
(Golin、ZigBeeアライアンス担当)
trenner@golin.com
+1-714-918-8226

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