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【アウクスブルク(ドイツ)2014年12月1日PRN=共同通信JBN】
*環境保護派が原子力発電の復活要求
*原発の二酸化炭素(CO2)排出は太陽光発電より少ない
MAXATOMSTROMは国連気候変動リマ会議の開会を機に、ドイツ初の原子力発電計画を立ち上げる。この計画はすべての電力需要を、太陽光発電よりCO2排出量が少ない原子力発電でまかなうことをうたっている。MAXATOMSTROMはドイツにおける原子力発電の復活を要求する。MITのケリー・エマニュエル大気科学教授、オックスフォード大のウェイド・アリソン物理学名誉教授、グリーンピースのパトリック・ムーア共同創設者、ノーベル物理学賞を受賞したバートン・リヒター氏、その他の著名な科学者、環境保護派がこの要求を支持している。
同社広報担当のヤン・プフルーク氏によると、この計画は失敗に終わったこれまでの数々の気候政策への抗議でもある。同氏は「さまざまな国連気候変動会議が開かれたにもかかわらず、地球規模のCO2排出量は増加を続けている。お手本とうたわれることが多いドイツがその典型だ。現在、ドイツでは8カ所の石炭発電所が建設、または開発されている。褐炭による発電は東西ドイツ再統一後の最高水準にある」と述べ、2011年の原発の段階的廃止決定がその原因であると指摘、「原発の段階的廃止で石炭発電が大幅に増加した。対照的なあらゆる主張にもかかわらず、石炭と原子力双方を同時にやめるわけにはいかない」と付け加えた。
石炭ブームを鎮静化させるためには、CO2排出が少ないあらゆる形態のエネルギー生産を拡大しなければならない。グリーンピース共同創設者のパトリック・ムーア氏は、そのために原子力エネルギーが重要な役割を果たすべきだと考えている。同氏はMAXATOMSTROMに対して「化石燃料の使用削減に寄与するには、原子力エネルギーが最も効果的かつ効率的なエネルギー源であることは疑いない」と語った。
原子力エネルギーを推進するMAXATOMSTROMの動きは、グリーンピースのスティーブン・ティンデール元英国代表、オーストラリアの気候学者バリー・ブルック氏、ガイア理論を提唱したジェームズ・ラブロック氏、元英環境庁長官を務めたフィンズベリーのスミス男爵、アカデミー賞候補になったドキュメンタリー映画監督ロバート・ストーン氏、「全地球カタログ」を編集したスチュアート・ブランド氏からも支持されている。
反対派でさえ、原子力発電はCO2排出が少ないエネルギー源であることは認めている。例えば、新用語「Energiewende(エネルギーの大転換)」をつくったドイツのOeko-Institut e.V.(エコ研究所)は2007年の報告で、1キロワット時の原子力発電がCO2を31グラムしか排出しないと指摘している。太陽光発電はその3倍、石炭発電は30倍のCO2を排出する。
新計画は2014年12月1日から購入できる。顧客はMAXATOMSTROMに切り替えることによって、CO2排出を年間2トン弱から0.02トンに引き下げることが可能になる。詳しい情報は公式サイト (リンク ») を参照。
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MAXATOMSTROM
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ソース:MAXATOMSTROM
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