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【バンガロール(インド)2015年1月9日PRN=共同通信JBN】
*インフォシス(Infosys、NYSE:INFY)の2015会計年度第3四半期(2014年10-12月期)の恒常為替レートの売上高は、前期比(QoQ)2.6%増、前年比(YoY)7.9%増
*同四半期レートでの売上高は、QoQ0.8%増、YoY5.6%増の22億1800万ドル
*営業利益率は26.7%増。1株当たりの純資産はQoQ60bps、YoY170bps
*Q2の純益は5億2200万ドルで、QoQ2.2%増、YoY12.7%増
*取引高の伸びはQoQ4.2%増(過去3年で最高)、YoY11.0%増
*2015会計年度の売上高ガイダンスは9月30日の為替レートで7%-9%を維持
▽財務ハイライト
国際財務報告基準(IFRS)に基づく、2014年12月31日までの四半期連結決算は以下の通り。
*2014年12月31日までの四半期
-売上高は22億1800万ドル
・QoQの伸びは恒常為替レートで2.6%、当期レートで0.8%
・YoYの伸びは5.6%
-純益は5億2200万ドル
・QoQの伸びは2.2%
・YoYの伸びは12.7%
-EPS(1株当たり利益)は0.46ドル(12月31日までの四半期)
・QoQの伸びは2.2%
・YoYの伸びは12.2%
-現金、現金相当物、売却可能な金融資産、譲渡性預金証書および政府債券を含む流動資産は2014年12月31日時点で55億3200万ドル、前年度同期は2014年9月30日時点で54億4400万ドルだった
-同社はイノベーション基金(Inovation Fund)を現在の1億ドルから5億ドルに増額し、戦略的パートナーの世界的エコシステム創設を支援した
-インフォシスは慈善事業部門のインフォシス財団(Infosys Foundation)を通じて、企業の社会的責任(CSR)に対して25億4000万ルピー(約4000万ドル)を拠出した。インフォシス財団は飢餓の軽減、教育振興、コンピューティングリテラシー向上、健康増進、農村開発支援、技能支援、貧困救済を目指す数件のプログラムに関与した
(Logo: (リンク ») )
▽その他のハイライト
*インフォシスとその子会社は今四半期で延べ59のクライアントを獲得した
*同四半期に延べ1万3154人を新たに雇用した
*インフォシスおよびその子会社の雇用数は2014年12月31日時点で16万9638人
*11年間で最大の稼働率(研修社員を除く)
*過去3年間で最高の取引高
*第3四半期で100%の変額支払いを完了
ビシャル・シッカ最高経営責任者(CEO)兼マネジングディレクターは「第3四半期でいくつかの画期的な成果を上げたことを大変うれしく思う。当社の『renew and new(更新と新規)』戦略は当社のクライアントおよびエコシステムによって好感を持って受け入れられ、早期に採用されている。当社の好業績に基づき、われわれは雇員の関与とクライアントのエコシステムを深め、教育の基盤を強化する取り組みを活発化させるとともに、着実に収益が上がる成長に向けたイノベーションを推進する次世代のサービス企業を構築していく」と語った。
U・B・プラビン・ラオ最高執行責任者(COO)は「この四半期で広範囲にわたる取引高の伸びを達成するとともに、雇用を増やしクライアント獲得も大幅に増えた。われわれは100%の変額支払いを達成し、数四半期にわたり発揮してきた多様なイニシアチブの結果、人員欠員がさらに減少した」と語った。
ラジブ・バンサル最高財務責任者(CFO)は「第3四半期の売上高は続伸したが、米ドルが他の主要通貨に対して上昇したため1.8%程度のマイナスの影響を受けた。当社は短期的な優先順位と長期的な展望を念頭に入れて必要な投資を行った」と語った。
▽事業ハイライト
今四半期、当社は学習と創造性の文化に基づき、中核事業および新規事業を新開地に発展させるという当社の戦略を実現するために必要な要素を積極的に計画し、それを実行してきた。
当社は当社の新戦略が顧客から強く要望され、それが受け入れられたとみなし、戦略的パートナー、教育、オートメーションに投資を継続していく。
*ドイツ銀行はインフォシスを戦略的パートナーの1つとして選択し、クラウド・リプラットフォーム、モバイル・アクセス、分析、その他の営業効率化の恩恵によって同銀行のエンタープライズ・アプリケーション全体を統合、更新することに役立てた。
*ある世界規模のソフトウエア製品企業は中核ファイナンス、人材、法律ITのプラットフォームを更新するためにインフォシスを選択した。インフォシスは複数年のパートナーシップを通じ、ソフトウエア開発、エンジニアリングの専門的技術を活用してクライアントと共同開発する。
*当社は9000人以上の従業員に対し設計思想のトレーニングを行ったが、その内400人以上が上級職だった。当社はこれをさらに推し進め、クライアントが設計思想コンセプトの受け入れを説得した。当社は現在、25以上のクライアントのためのワークショップを計画している。
*ある金融サービス企業は世界中での技術サービスの主要パートナーとしてインフォシスを選択した。インフォシスは次世代の認証プラットフォームと新しいモバイル決済ソリューションを構築し、クライアントの請求システムの変革を支援する。インフォシスはまた、クライアントのアプリケーション・メンテナンス、テスト、生産支援インフラストラクチャーも更新する。
*インフォシスは新しいソリューションをクライアントに提供するために戦略的パートナーシップを拡大、締結する。
-高速で使い勝手のよいビジネス分析ソフトウエアの世界的リーダーであるTableau Softwareと提携し、同社製品をクライアントに提供するビッグデータ・ソリューションに統合する。
-インフォシスはDreamWorks Animationとエンジニアリング・パートナーシップを締結し、クラウド、ビッグデータ、Java、オープンソースの能力がある世界規模の人材プールを展開し、DreamWorksテクノロジーに基づく次世代ソリューションを開発する。
-当社はStanford Global School of Businessと提携し、企業イノベーション・プロセスにおける一連のビジネス・マネジメント技術とコースを開発する。このイニシアチブには200以上の幹部職員が参加し、それぞれが3年間にわたり非常勤の年間プログラムに参加する。
-当社は人工知能(AI)研究拠点を構築し、開発およびオーサリング体験に当社の開発者がAIおよびマシンラーニングを活用することを可能にして生産性を数倍高めた。現在までに1000人の開発者がマシンラーニングでトレーニングを受けたが、四半期ごとに500人以上のトレーニングを計画している。
▽イノベーション基金
当社はイノベーション基金を現行の1億ドルから5億ドルに増額し、戦略的パートナーの世界規模のエコシステム創出を支援した。この資金はAI、オートメーション、インターネット・オブ・シングス(IoT)、コラボレーション、デザインなどの分野で革新性を示す世界中の若い企業への投資に使用される。
▽賞と表彰
*インフォシスは、米国を本拠とする金融サービス・プロバイダー向けに構築したインフラストラクチャー変革ソリューションで優れた業績を上げたとして、日立の「Technical Architect Team of the Year」賞を受賞した。
*インフォシスは大手のグローバル小売業で最優秀パートナーに選ばれた。
*インフォシスはビジョンの完全性と実効力で、ガートナーのMagic Quadrant for Oracle Application Implementation Services, Worldwideの「リーダー」に選ばれた。
*FinacleはガートナーのMagic Quadrant for International Retail Core Banking 2014に8年連続して「リーダー」に選ばれ、そのリーダーとしての地位をいっそう確固たるものにした。インフォシスはLeaders Quadrantの中で、実効力と最高のビジョンの完全性に関して最高レベルの地位を確立した。
*CEB TowerGroupは顧客体験、デザイン、セキュリティー、エンタープライズ・サポートにおいてFinacleの電子銀行業務と貿易金融ソリューションが「クラス最高」であると評価した。
*インフォシスはForrester Wave(TM)のBI Service Providers, Q4 2014で「リーダー」として選ばれた( (リンク ») )。インフォシスは多様な地域および業界、ビジネス・インテリジェンスへの戦略投資、透明性における経験で最高のスコアを受けた。
*American Council for Technology - Industry Advisory Council(ACT-IAC)はInfosys Marketplace-as-a-ServiceプラットフォームをIgniting Innovation 2015 Awardのトップ30企業の1つに選んだ( (リンク ») )。
*インフォシスBPO(Infosys BPO)はBest Global L&D Team of the Year、Best Corporate University、Best Virtual Learning Program、Best Induction Training ProgramのカテゴリーでTISS LeapVault Chief Learning Officers Awards 2014の4つの金賞を獲得した。
*インフォシス・マカミッシュ(Infosys McCamish)は保険の症例管理でWorkflow Management Coalition (WfMC) Global Award for Excellenceを獲得した。
▽ビジネス以外の分野
インフォシスは2015年度に25億4000万インドルピー(4000万ドル)を企業の社会的責任(CSR)のために提供し、主に慈善事業部門のインフォシス財団を通じて拠出した。インフォシスとその子会社はインフォシス財団とSpark-ITに対し、今四半期に1000万ドル、2014年12月31日までの9カ月に3100万ドルをそれぞれ寄付した。
インフォシス基金は飢餓の軽減、教育振興、健康増進、農村開発支援、技能支援、貧困救済を目指す数件のプログラムを遂行している。Spark-ITは同財団が打ち出した3カ月プログラムで、インドで失業中の工学技術卒業生の技術レベルを向上させる。財団は2015会計年度で3000人の卒業生訓練を支援するこのプログラムのために2億インドルピー(300万ドル)を拠出する。
インフォシスは今四半期、プリンストン高等学術研究所(Institute for Advanced Study、IAS)に200万ドルを寄付しインフォシス基金を創設した。この基金は客員科学者、学者が米ニュージャージー州プリンストンにある世界的に有名な同研究所で研究を進展させることを支援するために使用される。この基金を通じて、研究所の4部門から2人の学者が毎年、他では経験できないプリンストン高等学術研究所での必須体験となる研究およびコミュニティー生活のすべてに関連して支援を受ける。
インフォシスは今四半期、慈善事業部門の米国インフォシス財団(Infosys Foundation, USA)を通じて米州における財団企業の社会的責任(CSR)活動を拡大した。同財団は、米州のコミュニティーで高品質なコンピューターサイエンス教育を普及させ、容易に利用できるようにすることに注力する。インフォシスは米国インフォシス財団の理事にスダ・ムルティ(Sudha Murty)氏、バンダナ・シッカ(Vandana Sikka)氏、サンディープ・ダドラニ(Sandeep Dadlani)氏の任命を発表した。米国インフォシス財団の当初支出は年間500万ドルになる。
▽幹部の異動
インフォシスは、最高リスク・コンプライアンス責任者兼会社秘書役のパルバティーサム・カンチナダム(Parvatheesam Kanchinadham)氏が2015年1月10日付で退社することを発表した。パルバティーサム氏は12年間同社に勤務し、多数の分野で貢献した。インフォシスは同氏の貢献に謝意を表明した。
デービッド・ケネディ(David Kennedy)法律顧問が最高リスク・コンプライアンス責任者となる。マニカンタA・G・S(Manikantha A.G.S.)氏が暫定会社秘書役に就任する。
▽インフォシス(Infosys)について
インフォシスはコンサルティング、テクノロジー、アウトソーシング各ソリューションのグローバルリーダーである。同社は50カ国余りのクライアントが、最先端ビジネス動向で1歩先んじて、競争をしのぐことを可能にする。同社は戦略的識見と優れた実行力を結合する共同開発の画期的ソリューションによって、変化する世界で組織を変革し努力するクライアントを支援する。
年間売上高82億5000万米ドル、16万5000人余りを雇用しているインフォシス(NYSE:INFY)がいかに企業再生を支援し、価値を生み出す新たな手段を開発していることを (リンク ») で見てほしい。
Infosys Limited and subsidiaries
Unaudited Condensed Consolidated Interim Balance Sheets as of
(Dollars in millions except equity share data)
December 31, 2014 March 31, 2014
ASSETS
Current assets
Cash and cash equivalents 5,080 4,331
Available-for-sale financial assets 239 367
Investment in certificates of deposit - 143
Trade receivables 1,437 1,394
Unbilled revenue 465 469
Prepayments and other current assets 438 440
Derivative financial instruments 5 36
Total current assets 7,664 7,180
Non-current assets
Property, plant and equipment 1,385 1,316
Goodwill 330 360
Intangible assets 45 57
Available-for-sale financial assets 214 208
Deferred income tax assets 99 110
Income tax assets 253 254
Other non-current assets 38 37
Total non-current assets 2,364 2,342
Total assets 10,028 9,522
LIABILITIES AND EQUITY
Current liabilities
Trade payables 28 29
Derivative Financial Instruments 5 -
Current income tax liabilities 421 365
Client deposits 4 6
Unearned revenue 139 110
Employee benefit obligations 165 159
Provisions 71 63
Other current liabilities 962 792
Total current liabilities 1,795 1,524
Non-current liabilities
Deferred income tax liabilities 8 11
Other non-current liabilities 10 54
Total liabilities 1,813 1,589
Equity
Share capital- INR 5 ($0.16) par value 1,200,000,000
(600,000,000) equity shares authorized, issued and
outstanding 1,142,805,132 (571,402,566), net of
5,667,200 (2,833,600) treasury shares as of
December 31, 2014 (March 31, 2014), respectively 109 64
Share premium 659 704
Retained earnings 9,592 8,892
Other components of equity (2,145) (1,727)
Total equity attributable to equity holders of the
company 8,215 7,933
Non-controlling interests - -
Total equity 8,215 7,933
Total liabilities and equity 10,028 9,522
Infosys Limited and subsidiaries
Unaudited Condensed Consolidated Interim Statements of Comprehensive Income
(Dollars in millions except share and per equity share data)
Three months Three months Nine months Nine months
ended ended ended ended
December 31, December 31, December 31, December 31,
2014 2013 2014 2013
Revenues 2,218 2,100 6,552 6,157
Cost of sales 1,360 1,341 4,057 3,974
Gross profit 858 759 2,495 2,183
Operating expenses:
Selling and marketing expenses 124 104 362 327
Administrative expenses 142 129 430 411
Total operating expenses 266 233 792 738
Operating profit 592 526 1,703 1,445
Other income, net 136 117 419 301
Profit before income taxes 728 643 2,122 1,746
Income tax expense 206 180 607 482
Net profit 522 463 1,515 1,264
Other comprehensive income
Items that will not be
reclassified to profit or
loss:
Re-measurement of the net
defined benefit
liability/(asset) (2) 4 (6) 10
Items that may be reclassified
subsequently to profit or
loss:
Fair value changes on
available-for-sale financial
asset 8 (10) 16 (14)
Exchange differences on
translation of foreign
operations (169) 91 (428) (844)
Total other comprehensive
income, net of tax (163) 85 (418) (848)
Total comprehensive income 359 548 1,097 416
Profit attributable to:
Owners of the company 522 463 1,515 1,264
Non-controlling interest - - - -
522 463 1,515 1,264
Total comprehensive income
attributable to:
Owners of the company 359 548 1,097 416
Non-controlling interests - - - -
359 548 1,097 416
Earnings per equity share
Basic ($) 0.46 0.41 1.33 1.11
Diluted ($) 0.46 0.41 1.33 1.11
Weighted average equity shares
used in computing earnings per
equity share
Basic 1,142,805,132 1,142,805,132 1,142,805,132 1,142,805,132
Diluted 1,142,827,396 1,142,805,132 1,142,815,423 1,142,805,132
(注)
1. 2014年12月31日までの3カ月および9カ月の未監査要約中間連結貸借対照表および包括所得の中間連結諸表算は、2014年10月10日に開かれた取締役会で記載された。
2. 当社業務メトリックスに関する概況報告書はウェブサイト (リンク ») からダウンロードすることができる。
▽ダウンロード
IFRS-INR Press Release:
(リンク »)
Fact Sheet:
(リンク »)
▽問い合わせ先
Investor Relations
Sandeep Mahindroo
+91-80-3980-1018
Sandeep_Mahindroo@infosys.com
Media Relations
Sarah Vanita Gideon, India
+91-80-4156-3373
Sarah_Gideon@Infosys.com
John Gallagher
Brunswick Group for Infosys, USA
+1-415-316-8060
jgallagher@brunswickgroup.com
ソース:Infosys Limited
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