マイクロソフトがWindows 10を公開、パーソナル・コンピューティング機能強化

マイクロソフト

From: 共同通信PRワイヤー

2015-01-22 17:43

マイクロソフトがWindows 10を公開、パーソナル・コンピューティング機能強化

AsiaNet 59279(0107)

【レドモンド(米ワシントン州)2015年1月22日PRN=共同通信JBN】
*Windows 10は無料アップグレード版として提供される:グループコンピューティングとホログラフィックなWindows 10を公開

マイクロソフト(Microsoft Corp.)は21日、新世代のWindows 10を公開した。Windows 10は一層パーソナルなコンピューティングの新時代に導くよう設計さるとともに、大型スクリーンからスクリーンなしまでWindows体験を広げることを目指して、幅広い経験を与えるものになる。Windows 10はデバイスがマイクロソフトからサポートされる期間中、より安全かつ革新的で更新的な体験とともに常に最新のものに更新されるサービスとして提供される。Windows 10の無料アップグレード(注1)は、既にWindows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1を使用していて、発売後最初の1年間にアップグレードする顧客に利用可能である。

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マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は「Windows 10はモバイルファースト、クラウドファーストの世界にあって、よりパーソナルなコンピューティング時代の始まりを画すものである。われわれが望んでいることは、今日Windowsを使っている15億の人々がWindows 10を好きになり、さらに多くの人々にWindowsの常用を決断してもらうことである」と語った。

▽Widows 10:コンピューティングをさらにパーソナルにする
Windows 10は、テクノロジーが姿を消して人々が中心になる、よりパーソナルなコンピューティング時代の始まりを画す。このような時代にあっては、デバイスのモビリティーではなく体験としてのモビリティーが問題であり、体験はすべてのデバイスについてシームレスで親しみやすい方法で機能すべきである。人々は音声、ジェスチャー、見詰めることでほかの人々とインタラクトするように、テクノロジーと自然にインタラクトすることができる。プライバシー保護は、人々に自分の経験を掌握してもらうような、信頼できる体験を提供する際に重要な役割を果たす。

マイクロソフトは21日、以下の機能を含めてWindows 10がもたらすさまざまな新しい体験を紹介した。

パーソナル・デジタルアシスタントのCortana(コルタナ)はPCとタブレットに搭載される。昨年Windows Phoneで紹介されたCortanaは今後、Windows 10のPCとタブレットでも利用可能になり、人々が物事を成し遂げることを支援する(注2)。Cortanaはパーソナルな優先指向を学習するパーソナルヘルパーであり、関連する適切なアドバイスをして、情報や重要なリマインダーに素早くアクセスしてもらうなど、その時点で最も重視すべき事柄を伝えてくれる。Cortanaをより信頼でき、透明性を持たせ最新の機能によって、Cortanaとのインタラクションは話しかけたりタイプ打ちしたりすることで自然かつ容易になる。

新しいブラウザーの「Project Spartan(スパルタン)」は、ウェブをユーザー向けに機能させる。Windows 10は開発コード名「Project Spartan」という新しいマイクロソフト・ブラウザー機能を持ち、相互運用性を念頭に置いて作成された。ブラウザーに自然に組み込まれた主要機能によって、より大きな信頼性とより素晴らしい発見の可能性が生まれる。このブラウザーに組み込まれている最先端の機能の中には、キーボードであれウェブページに直接ペンを走らせようが、即座に注釈を付ける能力、友人と容易に共有できる能力あるいはオンラインとオフライン双方でウェブ上の記事をより読みやすくする簡単なレイアウトで記事を表示して集中して読めるreading view機能、オンラインでもっと迅速に探し物を見つけ物事を達成するためCortanaとの統合などが含まれる。これはすべてWindows 10向けだけに構築されたニュールックであり感触である。

Xbox Liveと新しいXboxアプリは、Windows 10に新しいゲーム体験をもたらす。Windows 10に搭載されたXboxによって、ゲーマーやデベロッパーはWindows 10とXbox Oneの双方で数ある中でも最高のXbox Liveゲーミングネットワークにアクセスする。プレーヤーはGame DVRを使って最高のゲームの瞬間を捕捉、編集、共有することができ、世界の数百万ゲーマーと接続してデバイスに左右されず友人と新しいゲームを楽しむことができる。Windows 10に新しいDirectX 12アプリケーション・プログラミング・インターフェース向けに開発されたゲームは、スピード、効率、グラフィックス能力で機能が強化された。プレーヤーはまた、Xbox Oneコンソールから直接、家庭内のWindows 10タブレットもしくはPCにストリームしたゲームを自分たちのPCで楽しむことができる。

Windows 10用のOffice。Windows 10上で動作するOfficeユニバーサルアプリは、デバイス上でタッチファースト体験を提供する。Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookの新しいバーションはWindows上で動作し、タッチ操作向けに設計され、ユーザーが熟知して好む、紛れもないOffice体験を提供できるように設計されている。よく知られたOffice機能によって、ユーザーはWordドキュメントを容易に作成、編集できる。PowerPointの新しいインク機能によって、ユーザーはリアルタイムでスライドに注釈を付けることができ、Excelの新しいタッチファースト・コントロールはキーボードやマウスなしでスプレッドシートを容易に作成、アップデートを可能にする。Officeデスクトップ・スイートの次世代バージョンも現在開発中で、マイクロソフトは数カ月以内に詳細を発表する。

現時点で発表できるWindows 10の追加機能は以下の通り。
*連続モード:Windows 10は2in1デバイス上で、キーボード、マウス、タッチ、タブレットの仕様変更を感知して新しい使用形態にタイミングよく切り替えるので、キーボード、マウス、タッチ、タブレットの間を容易に行き来できる。
*新しいユニバーサルアプリ:Windows 10はPhotos、Videos、Music、Maps、People & Messaging、Mail & Calendar向けの新しい体験アプリケーションを提供し、あらゆるデバイスで一貫した体験を提供する。内蔵アプリは、アプリやデバイスが変わっても同じような見た目と感じになる最新のデザインになっている。コンテンツはOneDriveを通じて保存され、シンクロナイズされるので、ユーザーは1つのデバイス上で何かをスタートさせても、それを他のデバイスで継続できる。

マイクロソフトのオペレーティング・システム・グループのエグゼクティブバイスプレジデントであるテリー・マイヤーソン氏は「Windows 10のあらゆる機能は、サービスかつ無料アップグレードとして提供されるジ・エクスペリエンスであり、Windows 10が単なる新製品ではないことを示している。それは持続的な関係であり、当社のすべての顧客に持続的な価値を提供するものである。新世代のWindowsは1つのコミットメントであり、ユーザーを複雑なテクノロジーから解放し、ユーザーが大仕事を達成することを可能にするというコミットメントである」と語った。

▽Windows 10:イノベーションを推進し、新しいコンピューティング・プラットフォームを生み出す
Windows 10はユーザーが使用するXbox、PC、電話、タブレット、小型ガジェットのデバイスに適合し、一貫性があり、なれ親しんだ互換性のある体験ができる環境に適合する。Windows 10は、インターネット・オブ・シングス(IoT)に組み込まれた極めて小型なセンサーから、世界中のエンタープライズ向けデータセンターのサーバーなど、信じられないほど広範なデバイス上で動作する。4インチのスクリーンがあるデバイスや、80インチのスクリーンがあるデバイスもあるが、スクリーンが全くないものもある。21日、マイクロソフトはユーザーが全く新しい方法でWindowsを体験できる2つのデバイスを公開した。

▽Windows 10はMicrosoft HoloLensによってホログラムの未来を切り開く
マイクロソフトは、Windows 10によってコンピューティングが生み出す従来のマシン中心の光景から、よりパーソナルでヒューマニスティックなインタラクションへの転換を可能にする方法を示す画期的な実例を披露した。世界初のホログラム・コンピューティング・プラットフォームであるWindows 10には、デベロッパーが現実世界でのホログラム体験を開発できるようにする一連のAPIが内蔵されている。Windows 10では、ホログラムはWindowsユニバーサルアプリであり、すべてのWindowsユニバーサルアプリはホログラムと連動することができる。これによって、現実世界の3次元のホログラムの識別が可能となり、通信、開発、検索において、よりパーソナルでヒューマンな新しい手法が実現する。

マイクロソフトはWindows 10のホログラムの可能性を紹介するために、世界で最先端のホログラム・コンピューターを公開した。Microsoft HoloLensは制限が一切ない最初のホログラム・コンピューターである。それは配線、電話、PC接続を必要としない。Microsoft HoloLensは、シースルーのホログラム高精細レンズとスペーシャルサウンドの機能があり、ユーザーは周囲にある世界をホログラムで眺め、聞くことができる。Microsoft HoloLensは高度センサー、次世代システムオンチップ(SoC)、さらにユーザーが処理していることおよびユーザーの周りにある世界を理解する全く新しいHolographic Processing Unit(HPU)を完備し、配線なしで動作するとともに、センサーから受信するテラバイト容量のデータをリアルタイムで処理できる。

ユーザーの周囲にある世界を3次元ホログラムで提示することによって、Microsoft HoloLensはユーザーが見ているものを見分け、ユーザーが指や声で指示するものを理解できる、ユーザーがリアリティーに引き込まれる新しい光景を提供する。Microsoft HoloLensはユーザーをコンピューティング体験の中心に据えることによって、ユーザーがこれまでなかったエキサイティングな方法で、情報を生み出し、それにアクセスし、エンターテインメントを楽しみ、コミュニケートすることを可能にする。

▽新しいMicrosoft Surface HubはグループのWindows 10体験を最適化する
Windows 10は新しい大型スクリーン・デバイスを駆動し、職場のチームが一緒になって共有、発想、開発を進めることを支援する。マルチタッチおよびデジタルインク機能、さらに内蔵のカメラ、センサー、マイクロホンを搭載したハードウエア・イノベーションによって、Surface HubはWindows 10、Skype for Business、Office 365を最大限に利用して、あらゆる人々が離れていようが職場にいようが、あたかも同じ共同スペースにいるかのように感じることを可能にする。特に、Surface Hubは最先端のデジタル黒板機能、瞬時のリモートカンフェレンス機能のほか、複数の人がラップトップ、タブレット、電話のスクリーン上でコンテンツを共有、編集できる能力、さらには大型スクリーン・アプリ向けの信頼できるプラットフォームを提供する。Surface Hubは、55インチと84インチの2つのサイズが提供され、従来の会議室シナリオが現在に及ぼしている諸制限を取り払い、チームが一緒になって最高の仕事を進めることを可能にする。

PC上で動作するWindows 10向けの新しいテクニカルプレビューは来週、Windows Insiderに無料提供され、電話で動作するものは2月末に初めて提供される。Windows Insider Programおよびテクニカルプレビューに関する詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。

1975年に設立されたマイクロソフト(Nasdaq:MSFT)は、ソフトウエア、サービスおよびソリューションにおける世界的なリーダーであり、人々や企業が最大の可能性を引き出すためのサポートを行っている。詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。

(注1)ハードウエア、ソフトウエアの要件が適用される。利用可能な機能はデバイスによって異なる。一部のエディションは除外される。詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。

(注2)Cortanaは公開時、選択された世界市場で利用可能。

(注3)ゲームレコーディングを含めXbox Live機能は、Xbox Liveをサポートする国でサポートされたゲームだけ利用可能。ウェブサイト (リンク ») を参照。DirectX 12はサポートされたゲームおよびグラフィックチップだけで利用可能。クロスデバイス・プレーをサポートする限られた数のゲームが2015年中には利用可能となり、追加のゲームがその後公開される。Xbox Oneのマルチプレーヤー・ストリーミングはホームネットワーク接続とXbox Live Goldメンバーシップ(別売)が必要である。GoldはまたXbox Oneでのマルチプレーヤー・プレーが必須である。

Windows 10の詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。

ソース:Microsoft Corp.

▽問い合わせ先
Rapid Response Team
Waggener Edstrom Communications
+1-503-443-7070,
rrt@waggeneredstrom.com

(編集者注)
マイクロソフトについての詳しい情報、ニュース、展望はマイクロソフト・ニュース・センター( (リンク ») )を参照。ウェブサイトのリンク、電話番号、肩書は本リリース発表時には正確なものだが、その後、変わった可能性もある。さらにアシスタンスが必要な場合、ジャーナリストやアナリストはマイクロソフトのRapid Response Team、または以下の適切な連絡先に問い合わせのこと。
(リンク »)

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