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【ウィーン2015年1月24日PRN=共同通信JBN】アブドラ・ビン・アブドルアジズ国王宗教間・文化間対話国際センター(KAICIID Dialogue Centre)の関係国評議会、役員会、事務総長、スタッフは大きな悲しみとともに、サウジアラビアのひとびとの計り知れない損失に哀悼の意を表明する。
2015年1月23日、メッカとメディナの両聖モスクの守護者である国王は死去した。
アブドラ・ビン・アブドルアジズ国王は著名な宗教指導者、熱意ある平和主導者、異なる宗教、文化のひとびとの間の理解と尊敬を深める対話の揺るぎない擁護者だった。
7年にわたって国王は多様性、正義、平和のための協力、尊敬を強化するために行動する宗教間、文化間の対話センターを設立するというビジョンを追求した。2005年からアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王は人々の間に架け橋をつくり出し、紛争に対処し、多様なグループ間の協力を促進する対話の共通ビジョンを形成するため、多くの宗教の学者、リーダーとかかわった。
2007年11月の歴史的な会議で、両聖モスクの守護者はバチカンのベネディクト16世法王と「宗教間対話構想」のビジョンを共有し、2人はともにその追求を進めた。
5年後の2012年11月、宗教、政府指導者の緊密な協力を通じて宗教間、文化間対話国際センターが設立された。センターの設立にかかわった宗教指導者たちは、宗教間対話を通じた平和擁護をたたえてセンターに国王の名をつけることを提案した。
KAICIIDメンバー国のオーストリア、サウジアラビア、スペインおよび創立オブザーバーとしてのバチカンが現在、9人のメンバーが世界の5つの宗教を代表している役員会とともに対話センターをサポートし、運営している。
▽問い合わせ先
KAICIID Dialogue Centre:
Peter Kaiser
Head of Communications
Schottenring 21
1010 Wien
Tel.: +43-1-313-22-411
Mobile: +43-664-231-0593
E-Mail: peter.kaiser@kaiciid.org
ソース:KAICIID Dialogue Centre
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