上智大学
外部英語試験を活用した初となる一般入試 2015年度 TEAP利用型一般入試の志願者数が9,106人で確定
上智大学2015年度一般入試(※1)の志願者数がこのほど確定しました。本学では、一般入試を行っている全学部で外部英語試験のアカデミック英語能力判定試験(TEAP)を利用した「TEAP利用型一般入試」を新たに導入、同入試方式の志願者は9,106人となりました。また、従来より実施している「学科別入試」の志願者は22,634人で、「TEAP利用型一般入試」と「学科別入試」の志願者合計は31,740人となり、18歳人口が減少する中で、過去最高の志願者数を記録しました(※2)。
本学では授業を全て英語で行う学科・学部(※3)において、1975年よりTOEFLを活用した書類選考型入試を実施するなど、日本の大学としては極めて早期から外部英語試験を活用してきた実績を有します。この度の「TEAP利用型一般入試」の導入によって、全学部で外部英語試験を活用した入試を実施する体制が整いました。
「TEAP利用型一般入試」は、事前に公益財団法人日本英語検定協会が実施するTEAPを受験。TEAPの受験回数に制限はなく、年複数回実施される試験のいずれかで各学科の基準スコアを満たせば出願が可能となります。TEAPのスコアは出願に必要な要件となりますが、スコアそのものは合否に影響しない点も大きな特徴です。試験日当日には英語の試験を行わず、志願者は学科の指定する選択科目のみ受験。合否判定はこの選択科目のスコア及び調査書等の書類により行われます(二次試験を行う学科は除く)。
現行の高等学校学習指導要領では、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能のバランスの取れたコミュニケーション力を重視した英語の習得を目指す方向性が示されていることから、大学入試においても4技能を正確に測定するような試験問題の質的向上を図ることが求められています。文部科学省からスーパーグローバル大学(グローバル化牽引型)の一校として採択された本学においては、この度導入した「TEAP利用型一般入試」を皮切に、キャンパス文化の多様性を確保する入学試験制度改革を進めることでグローバル・キャンパスの創成に注力、さらなるグローバル化を強力に推進していきます。
TEAPとは:
本学と公益財団法人日本英語検定協会と本学が共同開発したテストで、大学で学習・研究する際に必要とされる英語運用能力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能)をより正確に測定することを目的としています。初年度の2014年度は、全国の主要都市で3回実施、総申込者が1万人を超えるなど、高い注目を集めています。
(※1)2月1日以降に実施される学力検査を伴う入学者選抜方式
(※2)これまで最も志願者が多かったのは、1991年2月実施の一般入試で31,105人
(※3)1975年当時は外国語学部日本語・日本文化学科。その後、現在の国際教養学部の前身である比較文化学部となる。現在本学で授業を全て英語で行っているのは以下の通り:【学部】国際教養学部、理工学部英語コース。【大学院】外国語学研究科言語学専攻英語教授法(TESOL)コース、グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻、理工学研究科グリーンサイエンスおよびグリーンエンジニアリング専攻、地球環境学研究科国際環境コース。
学科別など志願者数の詳細は本学ホームページ (リンク ») をご覧ください。
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