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【シンガポール2015年3月14日PRN=共同通信JBN】
*Puma Energyが英国市場に参入
エネルギーの中流および下流部門で活動する世界的な総合企業Puma Energyは14日、Murphy Oil Corporation(NYSE:MUR)の子会社Murco Petroleum Limitedから英国における一連の資産を買収したと発表した。
今回の買収には英国ウェールズのミルフォードヘーブン施設、ウェスターレイ、テエール、ベッドワースの3カ所の内陸ターミナル、およびMurcoが英国に持つ流通、卸関係のビジネスが含まれる。Puma Energyは中流部門に現在560万立方メートルの貯蔵能力を持つが、今回の買収によって約140万立方メートル分が上積みされる。
Puma Energyにとっては英国初となる今回の買収の契約条件によって、同社は資産を買収した後、このサイトを最先端の貯蔵施設へと転換する計画である。Puma Energyはまた、このターミナルや流通部門の全従業員を迎え入れることを喜んでいるとしている。
Puma Energyはエネルギーの中流、下流分野で世界最大規模の独立系総合企業の1社として同社が持つ多方面にわたる燃料貯蔵の経験をミルフォードヘーブンにつぎ込み、欧州のエネルギー・インフラが変革の時を迎えているこの時期に、この施設を英国を含め広い地域向けのエネルギー供給を確保するための拠点にする考えである。
今回の買収はPuma Energyが進める運用基準を守った世界規模の投資戦略の一環をなすもの。同時に、今回の動きは英国市場に燃料製品をフルレンジで供給する戦略的な参入を果たすという重要な意味もあり、Puma Energyは英国の流通、卸市場で直接的なプレゼンスを持つことになる。
ミルフォードヘーブン施設はPuma Energyが国際的に評価の高い最高水準の環境基準で運営する能力を実証する良い機会になる。同社は同社がプレゼンスを持つ45カ国で、さまざまな政府環境機関と協力してきた経験を持っている。その中でも、プエルトリコのバヤモン・ターミナルにおける同社の仕事ぶりや2014年に世界5カ所で最先端ターミナルを建設したことに対して米環境保護局から表彰されている。
Puma Energy最高経営責任者(CEO)のピエール・エラザリ氏は「Puma Energyは引き続き、世界市場からの供給を地域の流通需要につなげるという集中戦略を継続する」と述べた。
ソース:Puma Energy
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