西友、JA甘楽富岡、セカンドハーベスト・ジャパンが連携しフードバンクを通じた「規格外野菜」の定期的寄付を本格始動

合同会社西友

From: Digital PR Platform

2015-03-18 15:00


合同会社西友は、JA甘楽(かんら)富岡(本所:群馬県富岡市)、セカンドハーベスト・ジャパン(本部:東京都台東区)と共同で、通常の販売対象にならない、いわゆる「規格外野菜」を、フードバンクを通じて寄付食品として有効活用するスキームを構築しました。三者の連携により、2015年3月から、このスキームが本格的に稼働を開始し、規格外野菜を首都圏の福祉施設などに定期的に寄付する活動を拡大させる計画です。

西友とJA甘楽富岡は、青果の「産地直送プログラム」を通じて過去40年余りにわたり協力関係にあります。一方、西友は、店舗での販売期間終了後に消費期限・賞味期限が残されている食品を自社の物流センターに集約し、セカンドハーベスト・ジャパンを通じて、児童養護施設、母子支援施設などに寄付する活動を2011年から開始、継続的に拡大させており、現時点で首都圏の81店舗から定期的に寄付食品を収集する体制を整えています。

今回構築されたスキーム(※画像参照)は、こうした三者の既存の協力関係を基盤とし、過去2年余りにわたるパイロット・プログラムを経て確立されました。このスキームの下で、JA甘楽富岡は、会員農家が提供する規格外野菜を、販売用の野菜と一緒に西友の川越物流センター(所在地:埼玉県川越市)に持ち込みます。同物流センターは、西友店舗から提供される寄付食品の集荷拠点となっているため、セカンドハーベスト・ジャパンは、西友からの寄付食品を同物流センターで受領する際に、持ち込まれた規格外野菜を一緒に引き取り、その日のうちに寄付先の施設等に配分することが可能になります。

毎日の食卓に欠かせない野菜類は、福祉施設等でも常にニーズは高いものの、鮮度保持が難しいことから、フードバンクを通じた寄付の拡大は容易ではないとされていました。今回三者が構築したスキームは、こうした社会的なニーズに対応して、品質に問題はないものの、形状等により「規格外」とされて廃棄される野菜類を、積極的に有効活用することを目指すものです。JA甘楽富岡では、現在20戸の野菜提供農家数を、今後は2倍以上に増やすことを計画しています。西友は、三者の連携を更に深めることで、本スキームを通じた活動の継続的な拡大に寄与していく方針です。

尚、西友は、このほど、社会貢献活動に取り組む団体の事業へ助成を行う「社会貢献活動助成プログラム」の一環として、セカンドハーベスト・ジャパンを2015年度の助成金交付先の一つに選定しました。今年度分を含めると、西友によるセカンドハーベスト・ジャパンへの助成は、2011年以降の累計で3,400万円となり、同団体の食品寄付活動の拡大と、そのための体制整備などに充てられています。助成金と寄付食品等の物品総額を合わせると、西友によるセカンドハーベスト・ジャパンへの寄付の総額は1億円以上にのぼります。

【JA甘楽富岡について】
JA甘楽富岡は、平成6年3月に1市1郡内の3町1村の5つの総合農協とひとつの専門農協が合併して設立された、群馬県下でも有数の大規模JAです。組合員数約14,197名(うち正組合員6,380名)で、下仁田ねぎ、こんにゃく芋、生しいたけなどの特産品のほか、各種野菜を生産し、主に首都圏等に出荷しています。

【セカンドハーベスト・ジャパンについて】
セカンドハーベスト・ジャパンは日本で初めて法人化されたフードバンク団体です。フードバンク活動とは、賞味期限内であるにも関わらず、包装の不具合や賞味期限が迫っている、季節商品である、などの理由から、食品企業や量販店、輸入業者、卸業者、農家などが市場に流通できない食品を、食料を必要としている福祉施設や貧困者に配分する活動です。1967年に米国アリゾナ州で始まり、日本では2002年にセカンドハーベスト・ジャパンが活動を開始しました。
日本で排出される食品廃棄物は年間約1,800万トン※に及び、その中から、食べられるのに捨てられてしまう、いわゆる「食品ロス」が発生しています。提供者側にとっては廃棄コストを大幅に削減することができ、食糧問題と環境問題を解決する一助として注目されています。(※農林水産省2012年のデータより)

【西友の食品寄付活動について】
西友では、現在、関東地区の81店舗で食品寄付活動を実施しており、2016年までに、この活動を関東地区のほぼ全店(約150店)に拡大することを目標としています。西友店舗では、賞味期限及び消費期限の管理を徹底するため、社内規則に基づいて、それぞれの期限到来前に食品を店頭より撤去し、廃棄処分としています。これにより発生する食品廃棄物の抑制を図ると共に、期限到来前の食品を出来る限り有効活用するため、セカンドハーベスト・ジャパンが行うフードバンク活動を支援し、スーパーマーケットとしての本業に即した社会貢献活動を推進しています。また、フードバンク活動を支援する店頭募金も全店舗で実施しています。
(参考情報: (リンク ») )

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