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【コモティニ(ギリシャ)2015年3月28日PRN=共同通信JBN】ギリシャ競争委員会(Hellenic Competition Commission、HCC)はこのほど、2つのビール醸造所、Mythos Brewery(カールスバーグ)とOlympic Brewery(Fix)の合併を承認した。
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この合併によって、ギリシャのビール市場の少なくとも85%が今後、2つの外国企業によってコントロールされることになる。この2社はカールスバーグとハイネケン(Athenian Breweryを所有し、AmstelとAlfaの2ブランドを持つ)で、地元のビール醸造所と新規参入者に損害を与え市場を支配することになる。
HCCは承認の決定で合併に関し何ら制限を設けなかったが、ギリシャ経済と消費者の双方にとって懸念材料である。HCCは新規投資と雇用創出を促すオープンで競争的な飲料市場を実現する措置を講じておらず、ギリシャの消費者は今後も高価格と少ない選択肢を抱えることになる。HCCはAthenian Breweryの長期にわたる市場での不正行為(販売店が競争他社のビールを売らないよう現金支払いやその他のインセンティブを与えていた疑い)について裁定しなければならない。
しかしHCCは、Heineken Internationalが子会社Athenian Breweryの不正行為に責任はないとすることを選択した。そうすることによってHCCは、もはや不正競争防止につながる効果的な裁定を行う機会を逃したのである。
Macedonian Thrace Breweryは完全にギリシャ人が所有の醸造所である。詳細はウェブサイト (リンク ») を参照。この報道発表はMacedonian Thrace Breweryの見解と意見を表明している。
ソース:Macedonian Thrace Brewery S.A.
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