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【モスクワ2015年4月7日PRN=共同通信JBN】アエロフロート航空(Aeroflot)が有償座席キロ数(RSK)とその伸び率で欧州航空会社の上位5社以内に入ったことが、エアライン・ビジネス誌の2014年の世界民間航空報告で明らかになった。
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アエロフロートの2014年のRSKは671億2000万旅客キロで、前年を11.4%上回った。RSKの水準では欧州で5位。前年比伸び率では4位で、エールフランス-KLMやルフトハンザ、ブリティッシュ・エアウェイズなどの大手航空会社を追い抜いた。欧州のRSK平均伸び率は6.2%(格安航空を含む)だった。
アエロフロートの2014年有効座席キロ数(ASK)は858億2000万旅客キロで、これも上位5社内に入った。2013年と比べると12.3%の増加。同航空はこうしたすべての指標で3年連続でトップ5入りとなったが、これはロシアの航空会社としては初めてである。
アエロフロートは経済情勢やルーブル相場の悪化に伴う航空業界の厳しい環境にもかかわらず、国際的に傑出した地位を確保した。ロシア航空旅行市場での広範な需要の低下の中でも、旅客座席利用率は78.2%と、高い水準を達成した。
アエロフロートとアエロフロート・グループは主要分野で世界平均を上回る業績を上げている。2014年にアエロフロートは2360万人の旅客を運んだ。これは2013年より13%多い。グループ全体の旅客数は3470万人で、前年比10.7%の増加。エアライン・ビジネス誌のデータによると、大手航空会社の旅客数(1機当たり旅客数60人以上が調査対象)の平均伸び率は4.9%にとどまっている。
アエロフロート・グループは2015年の発足以来、こうした成長率を維持し、かつ伸ばしてきた。今年1-2月の旅客数は510万人を超え、前年同期比15.7%増となった。
アエロフロートがロシアのほかの航空会社と異なるもう一つの特徴は、損失を出さず、また負債を膨らませずに、業績を伸ばしていることだ。アエロフロート・グループの売上高(国際財務報告基準)は2014年に9.9%増の3198億ルーブルに達した。営業利益は1130億ルーブル。為替変動などを考慮して帳簿調整をすると171億ルーブルの赤字だが、帳簿調整前では108億ルーブルの黒字となる。
エアライン・ビジネス誌のデータは、アエロフロート・グループが戦略面での目標を順調に達成していることを裏付けている。グループが設定した目標の1つは、2025年までに旅客輸送と売上高で欧州の五指に入ること。アエロフロートは既に、さまざまな指標で欧州航空会社の上位5社の中でしっかりとした地位を確立している。
▽アエロフロート航空について
アエロフロート航空はロシアを代表する航空会社で、欧州最大級の航空会社グループの1つ。2014年の旅客数はロシアで最大の2360万人(子会社を含めたアエロフロート・グループ全体では3470万人)を記録した。グローバルなスカイチーム(SkyTeam)加盟航空会社の誇るべきメンバーとして、アエロフロートとその提携航空会社は世界177カ国・地域の1052都市にフライトを就航させている。保有旅客機はエアバス、ボーイング、スホーイ製の計153機で、世界の大手航空会社の中でも最も機体年齢が若い旅客機群を運航する。同社は航空安全性でグローバルリーダーであり、世界的に認められた安全評価基準の外国航空機安全性評価査定(SAFA)で主要航空会社と肩を並べる。ロシアではどの航空会社よりも先に、国際航空運送協会(IATA)の国際運航安全プログラム(IOSA)の認証を受け、2013年には5回目の更新を受けた。また、IATAが定めた地上サービス安全監査プログラム(ISAGO)に無事に認証されるとともに、ISO9001:2008、ISO14001:2004を完全準拠する。2014年には、SKYTRAX(スカイトラックス)から東欧のベスト・エアラインとして3度目の賞を授与された。詳しくはウェブサイト (リンク »)
を参照。
ソース:Aeroflot
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