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【アスタナ(カザフスタン)2015年7月3日PRN=共同通信JBN】アスタナ経済フォーラム(Astana Economic Forum)は世界で最も権威ある専門家による対話のプラットフォームである。慣例により、2015年の同イベントはカザフスタンの首都アスタナで開催され、世界100カ国から5000人以上の参加を見た。各国首脳、主要国際組織、経済および金融の専門家、さらにノーベル賞受賞者などが集まり、地球的な広がりをもつ喫緊の問題を議論した。
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今年のフォーラムのテーマは「インフラストラクチュア:持続可能な経済成長の原動力」で世界経済の現在の優先順位を反映するものとなった。2日間にわたる同イベントの会期中に形を変えて約30のセッションが行われたが、すべてこの最重要テーマに焦点を当てている。
元国際通貨基金(IMF)主席エコノミストでハーバード大学の経済学教授であるケネス・ロゴフ氏は「このフォーラムは最も重要な経済関連会議のひとつだ。長い間、フォーラムについて多くのことを聞いてきたが、実際に参加できることは大変な名誉だと感じている。ここでは多くのテーマについて議論がされたが、インフラストラクチャーは今日の世界にとって最も関心があるテーマだ」と述べた。
ルクセンブルクのグザヴィエ・ベッテル首相は「インフラストラクチュアへの効率的な資本投資は持続的な経済成長の主な原動力である」と述べた。
フォーラムの主な活動の中には本会議、投資フォーラム「カザフスタンへの投資」、欧州・アジア・フォーラム、ユーラシア統合開発ベクトル、シルクロードの復活、都市フォーラムなどが含まれている。
国際連合開発計画総裁ヘレン・クラーク氏はカザフスタンが世界対話に対する大きな貢献をしていることに着目した。同氏はまた「カザフスタンは新「未来への道」経済政策および大統領が昨年明らかにしたインフラストラクチャー開発計画を通じて弾力性の構築を目指す大きなチャンスがある」と述べた。
ニューヨーク大学教授ヌリエル・ルービニ氏は現在の世界経済にプラスとマイナスの影響を与えているいくつかの傾向について注意を喚起した。
フォーラムではいくつかの大型商談や契約がまとまり、覚書の調印、指針文書の作成などが行われた。AEF2015は歴史の一部になった。しかし、ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領が述べたように、今回の作業によってもたらされた結果、新たなアイデア、参加者によってもたらされたイニシアチブなどは地域のすべての人々の反映に貢献することになる。これらによって創り出された状態が今後、政治、経済、社会の安定、および持続性を保証するものになる。
来るべきアスタナ経済フォーラム2016年に関する情報はフォーラムの公式ウェブサイト( (リンク ») )を参照。
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ソース:Astana Economic Forum
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