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【バンコク2015年7月7日インフォクエスト=共同通信JBN】
*「グレート・グッド・プレース(The Great Good Place)」コンセプトで理想的なコミュニティー・プレースをつくり出す9000億米ドル、6.9ヘクタールのプロジェクト
*ASEAN経済共同体の統合実現による恩恵活用が目的
タイのトップ高級不動産開発会社の1つであるMQDC(Magnolia Quality Development Corporation, Ltd.)は7日、広さ6.9ヘクタールの土地にWhizdom 101と呼ばれる理想的なコミュニティーを建設するバンコクで最大規模の新開発に9000億米ドルを投資する、と発表した。コミュニティーには住居、小売りアウトレット、オフィス、広い公共スペース用地を含み、プロジェクトの完成は2018年半ばの予定。
Whizdom 101はバンコクの大動脈の1つスクムウィット通りに位置し、スカイウォークでBTSスカイトレーン・システムのパナウィティ駅に接続している。
Whizdom 101はホームプレース、ワークプレース、ソーシャルプレースの間の理想的なバランスを提供することを目指す「グレート・グッド・プレース」コンセプトの下で開発されている。ソーシャルプレースはプロジェクトの中心で、ひとびとが集まり、家庭や仕事の気がかりを忘れてのんびりし、よき仲間を楽しみ、共同体の一員であると感じる場所を提供すする。
商業ゾーンはインドアスペースとアウトドアスペースをタイではこれまで試みられたことのないスケールでブレンドするハイブリッド・コンセプトで設計される。
プロジェクトにはタイ初の建物内のマルチレベルの自転車レーンと大規模なマルチレベルの庭園の1.3キロのコースを通り、建物の内外を走るジョギング・トラックが含まれている。
広さが約1万平方メートルのタイ最大のバーティカル・スポーツクラブもある。クラブは世界で有力なプライベートクラブとホスピタリティー施設の運営、所有会社であるClubCorp(本社・米国)が経営する。
さらに、Whizdom 101はタイ初の全面統合デジタル・コミュニティーになり、オフィス、住居、小売り施設、ライフスタイル施設、共有領域がすべて共通のデジタル・プラットフォーム上に置かれ、この開発計画を円滑に接続されたデジタルタウンにする。
MQDCのビシット・マレシリラト副最高経営責任者(CEO)は「Whizdom 101はタイの先駆的な開発の1つである。わが社は世界クラスの標準を求めるASEAN経済共同体各国のバイヤーを引きつけることを目的にしているので、スペース計画、建築設計、ランドスケーピングなど不動産開発の多くの特殊分野の国際的なトップ専門家を含むアドバイザーと契約している」と語っている。
MQDCが契約した世界的な専門会社のなかには、世界で最も評判が高い設計会社の1つで、都市の共同体をより住みやすくする大規模設計で特別な専門知識を持つGenslerがある。Genslerは空港からライフスタイル・センター、ランドマーク摩天楼まであらゆるものを設計してきた。タイでは同社はDiDesignと協力する。
MQDCはイマーシブで快適な環境、生活空間をつくり出す特殊な専門知識を持つもう1つの世界の有力企業であるRockwellグループとも契約している。
「これら提携パートナーのそれぞれがタイにおける見本をつくり出すことを期待している」と同氏は語っている。
Whizdom 101はその土地の非常に大きな部分、約65%を使途未決定のまま残しており、敷地の30%は緑地に向けられている。
Whizdom 101は総面積(GFA)が約34万平方メートルで、このうち2万平方メートルが小売りスペース、3万平方メートルが賃貸オフィス・スペース、14万平方メートルが住宅用敷地面積である。
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ソース:MQDC Magnolia Quality Development Corporation
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