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【ストックホルム2015年8月25日PRN=共同通信JBN】世界で拡大する水危機の解決策を探るため、ストックホルムに世界の指導者、水や開発の専門家らが集まった。
開発のための水をテーマとする2015年世界水週間に120カ国以上から政府、学界、国際機関、市民団体、民間企業を代表する3000人超が参加している。
水はあらゆる人と社会の進歩の基礎である。持続的発展目標の決定に続き、近く気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で新たな温暖化防止の合意があるだろう。これらのプロセスで水の役割は極めて重要だ。気候変動により水の利用可能性が激しく変わり、世界の人口増加は食糧の一層の増加を必要としており、時は味方してくれない。
ストックホルム国際水協会(SIWI)のトルグニー・ホルムグレン理事は「アフリカの角とサヘルからサンパウロ、カリフォルニア、中国まで、人々の忍耐力が試されている。安定した水供給はもはや当然のこととみることはできない」と警告した。
スウェーデンのステファン・ロベーン首相は「国際社会が新たな持続的発展の行動計画をつくる際は、水の管理と配分が中心になければならない。個別の目標としてだけでなく、発展と保健衛生の不可欠の手段としてである」と主張した。
マーシャル諸島のクリストファー・ロヤック大統領は気候変動と小さな島国への影響について述べ「わが国の指導者として、世界が破滅的進路をたどり続けているのに、国民を正視し、良心をもって、すべて大丈夫だと言うことはできない」と語った。
ヨルダンのアブドラ・エンスール首相は、水不足と大量難民の組み合わせによる同国への極度の圧力を説明した。
水週間の間に3賞が授与される。8月23日に米企業CH2MにStockholm Industry Water Award が授与された。25日にはスウェーデンのビクトリア皇太子がコンペ参加29カ国チームの一つにStockholm Junior Water Prize を授与する。Stockholm Water Prize は26日、インドのラジェンドラ・シン氏にスウェーデンのカールグスタフ国王から手渡される。
ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute、SIWI)について: (リンク »)
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ソース: Stockholm International Water Institute
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