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【シンガポール2015年10月2日PR Newswire=共同通信JBN】Gazprom(ガスプロム)のアレクサンドル・メドベージェフ副会長とGazprom Exportのエレーナ・ブルミーストロバ最高経営責任者(CEO)は、10月27-30日にシンガポールで開かれるGastech Conferenceで講演し、東南アジアの主要新興エネルギー市場へロシア産ガスを魅力的な価格で売り込みを図る。
このロシア国営ガス会社の有力者2人に加えて、ロシアから参加する企業幹部(ほかにGazpromのフレデリック・バルナウド石油・LNG・輸送事業執行取締役ら)は、ロシアと従来の欧州の顧客との関係悪化をきっかけに、需要の伸びが最も大きいと見込まれる東方へGazpromが目を向ける中、新しい市場との対話作りに熱を入れている。
他のアジア市場へのガスや液化天然ガス(LNG)の販路開拓に熱心なのと同様に、ロシアは中国との間で、2本のパイプラインを経由した年間680億立方メートルのガスを新規に供給する大型契約を見込んでいる。この供給量は2014年の数字に基づくと、中国全体のガス需要の約38%に相当する。しかし、中ロの交渉には不透明感が残ることもあり、プーチン大統領とノバク・エネルギー相はこの大型国際会議の機会を利用して、Gazpromの顧客へのメッセージがライバル供給会社に負けていないことを明瞭にしたい構えだ。
天然ガスとLNGサプライチェーンを代表する世界でも最大規模の国際会議・見本市であるGastechで、メドベージェフ氏とブルミーストロバ氏の基調演説はともに高い期待が持たれている。Gazpromは最近の経済制裁による苦境や原油・石油製品の大幅下落を跳ね返して、ロシアからの輸出増大を図ろうと、野心的な計画を始めているからだ。
2人のほかにも国際エネルギー業界の多くのリーダーが講演する。BG Groupのヘルゲ・ルンド最高経営責任者(CEO)、東京ガスの村木茂取締役顧問、JERAの垣見祐二社長、ExxonMobil Gas & Power Marketingのロバート・フランクリン社長、Chevron Gas & Midstreamのピエール・ブレバー上級副社長、ウィリアム・ウォーカー米アラスカ州知事、KOGAS(韓国ガス公社)のイ・ジョンホ副社長らだ。
Gastech Conference & Exhibition 2015(2015年国際会議・見本市)はBG Groupの主催。このイベントはシンガポール国際エネルギー週間(SIEW)に呼応して、シンガポールのエネルギー市場監督庁(EMA)、国際企業庁(IE)、見本市コンベンション協会(SECB)が協賛する。
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