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【サンタクララ(米カリフォルニア州)2015年10月27日PR Newswire=共同通信JBN】
Algorithm-Level Programmability(TM)は固定関数処理並のパワー、性能、効率的設置面積実現へのアプローチ
ヴィヴァンテ(Vivante)(R)コーポレーションは7日、ビジョン・イメージ・プロセッサーIPコアのVIP7000ファミリーを同日付けで販売すると発表した。VIP7000は一般市場向けIoT監視カメラ用クライアントより車載用イメージング・アプリケーションに至る一連の製品向けに設計されている。VIP7000は、プログラマーが計算式レベルではなくアルゴリズム・レベルの記述でアプリケーション開発が出来るAlgorithm-Level Programmabilityを備えている。この開発手法により新規アプリケーション開発や既存ソフトウエアのアップデートを行う際、固定関数処理並のパフォーマンスや消費電力をもたらすプログラムを迅速に作成できる。つまり計算式レベルで記述することに比べ、小さなシリコン面積による低消費電力を実現するアプリケーションをより迅速かつ安定して開発することができる。
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ヴィヴァンテ(Vivante)のビジョン・アルゴリズム&アプリケーション研究開発ディレクターであるリン・シャンフン氏は「われわれが考えるIoTカメラ市場の課題は、シリコン面積の縮小化と増え続ける機能搭載という、相反する要求に応えることである。例えば、小売市場動向と駐車場構造に対する人々の行動分析は典型的に異なる要求である。しかし、市場は、シリコン効率に優れ、さらに使い方が定まらず予想もしていなかった使い方をされるケースにも適合する半導体ソリューションを求めている。Algorithm-Level Programmabilityはこれらの課題を解決するソリューションを提供するだけでなく、アプリケーション開発の複雑性を軽減する。そしてヴィヴァンテ(Vivante)はこの技術によってディープニューラルネットワークのような進化した機能をも市場に提供できるようになる。」と語った。
アプリケーションとアルゴリズムの両方が進化するコンピュータービジョンの分野では、新しいシリコンチップを導入するために必要なコストと時間は増大している。この問題は、チップ上の回路集積度以上のペースで高解像度化が進んでいる半導体センサーやディスプレーに対応する必要性から、より深刻さを増している。VIP7000アーキテクチャーは設定可能なインストラクションとハードウエア・アクセラレーション・エレメントを提供し、既存のシリコンに新しい機能を実現する。VIP7000は新たなシリコンを使うのではなく、ソフトウエアにパラレル・コンピューティング手法を組み込む方法を提供する。VIPファミリーはストリームインターフェースを搭載、モジュールバウンダリーを超えてアルゴリズム最適化を実現する。例えば、VIP低レイテンシー・ストリームインターフェースは、プログラマブルなビジョン・モジュールを既存のイメージシグナル・プロセッシング(ISP)パイプラインに挿入することを可能にする。
ヴィヴァンテ(Vivante)のウェイ・ジン・ダイ社長兼最高経営責任者(CEO)は「当社はVIPファミリー製品を開発し、既存の技術によって十分なサービスを受けていない一般市場向けIoTと車両用アプリケーションの両方の課題に対応する。Vivanteは数年前、コンピューター・ビジョン・ソリューションに注力するとのコミットメントを発表したが、有力なパートナーが熱意を示してくれたことはありがたく、当社の戦略が妥当なものであり、当社がこのセグメントに投資したことが報われた」と語った。
ヴィヴァンテ(Vivante)のVIPファミリーは、Open VX(TM)コンフォーマンステストを最初に通過した製品である。業界はビジョン・プログラミングAPI規格として急速にOpen VXを採用している。Open VXとOpen CL(TM)はコンピューター・ビジョン・エコシステムの拡大を支援する重要なAPI規格であり、VIP製品ファミリーの要となるコンポーネントである。
ヴィヴァンテ(Vivante)コーポレーションについて
「より小さく、より早く、よりクールに」ヴィヴァンテ(Vivante)コーポレーションはマルチコアGPU、コンピュート、CPCコンポジション・エンジン、ベクター・グラフィックスIPソリューションのリーダーであり、Vegaアーキテクチャーに基づくクロノス(Khronos、商標)Group APIコンフォーマンス規格の全範囲にわたって、最高の性能と最も低い電力消費特性を提供している。
ヴィヴァンテ(Vivante)のGPUはウェアラブル、IoT、スマートフォン、タブレット、HDTV、車両、家電、組み込み機器をターゲットとした製品に使われる顧客のシリコンソリューションに搭載されており、複数の基本ソフト(OS)とソフトウエア・プラットフォーム上で多数のグラフィックス/コンピュート・アプリケーションを動かしている。
ヴィヴァンテ(Vivante)は米カリフォルニア州サニーベールに本社があり、上海と成都に研究開発センターを持つ非上場企業である。
Algorithm Level Programmabilityはヴィヴァンテ(Vivante)の商標であり、ヴィヴァンテ(Vivante)はVivante Corporationの登録商標。OpenVXとKhronosはKhronos Groupの商標で、OpenCLはApple Inc.の商標。
ソース:Vivante Corporation
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