マグロウヒルが都市化と人口の高齢化の交差に対応する都市の道を示すリポート

McGraw Hill Financial Global Institute

From: 共同通信PRワイヤー

2016-01-20 16:20

マグロウヒルが都市化と人口の高齢化の交差に対応する都市の道を示すリポート

AsiaNet 63155 (0080)

【ニューヨーク2016年1月20日PR Newswire=共同通信JBN】
*最新の調査によると、都市住民の過半数が現在の環境では世代間分裂が広がると考えている

McGraw Hill Financial Global Institute(マグロウヒル・ファイナンシャル世界研究所)は20日、「高齢化に関する世界的連合」との提携で作成した解決策志向のリポートである「Aging and Urbanization: Principles for Creating Sustainable, Growth-Oriented and Age-Friendly Cities(高齢化と都市化:持続可能な成長指向、高齢者に優しい都市の原則)」の世界発売を発表した。このリポートは21世紀を定義する2つの人口傾向の交差点、すなわち急速な都市化と住民の高齢化を調査し、すべての年齢の住民をサポートする自己持続的な都市の諸原則のアウトラインを描いている。

マグロウヒル・ファイナンシャルのチーフグローバルエコノミストで世界経済・調査の責任者であるポール・シェアード氏は「われわれはどの政府も行動しようとしていないことを知っているほど、高齢化について十分知っている。これらの人口のメガトレンドはわれわれが知っているように世界を変え続けており、いまそれに対応することはより多くの人が住んでいる場所の生活の質を改善するだけではなく、経済も発展し、世界的競争力も改善するのである」と語っている。

McGraw Hill Financial Global Instituteが委託したこのリポートには、これらの変化する人口動態に対する世界の態度を決定し、都市がどのように対応するかを決定するための調査結果も含まれている。ほかの一連の調査結果のなかには、自分たちの政府を信じている世界各地の回答者たちが将来の住民の人口分布への適応に成功するために都市が必要としている社会的、物理的なインフラに大幅に過小投資しているということがある。

▽そのほかの主要な調査結果は次の通り。
*自分たちの政府の年金は高齢化する自分たちを適切にサポートするものではないという懸念が圧倒的であるにもかかわらず、回答者たちは年金を補うのに十分な金銭を蓄える自分たちの能力に確信をもっていない。
*米国、英国、ドイツ、中国、ブラジルの回答者の約90%は、政府が高齢化する住民の健康、安全、福利を確保するためにより多くのリソースを投資すべきだと信じている。
*日本、ドイツ、中国、ブラジルの調査回答者は全員がインフラと輸送の発展が最大の関心事だと答えた。
*ドイツ、米国、英国の回答者は住民が「現在の場所で年を取ること」の促進とアクセス可能性を最優先事項に挙げた
*世界の人口が急速に高齢化しているにもかかわらず政府が公共の年金、健康制度に十分なリソースを配分していないという強い懸念がある

2030年までに世界の10億人以上が65歳以上になり、2050年までに都市部の住民が現在の世界人口のほぼ半数から3分の2近くにまで増加する。中南米全体で年齢関連の支出が
GDPより速く増大している。米国では健康管理コストが現在GDPの18%を占めており、さらに増加すると見込まれている。「Aging and Urbanization」によると、世界的な調整された行動がなければ世界中の都市がより幅広い経済、健康、輸送問題に取り組む計画やインフラの不足に対処する必要に迫られるだろう。

2015年に世界経済フォーラム(WEF)は、この人口動態の変化がどのように経済成長を推進できるかを示すため「年齢に優しいビジネス原則」を設定した。WEF、世界保健機関などによる基礎作業に基づいて「Aging and Urbanization」は都市がどのようにインフラ投資の経路を導いて都市共同体の経済的活気を確保するかを示す次の4原則を決めた。

*全世代の市民の必要に対応するインフラ。輸送の構築
*独立、選択、自由を推進する場所で年取るための住居
*革新的な技術、すぐれた医療措置のある共同体の保健制度へのアクセス
*ライフサイクルを通じて仕事、教育、芸術、レクリエーションを続ける機会

短中期的にはリポートは、将来世代を包含できる年齢にやさしい都市を公共、民間部門が構築するためにとれる当面の行動を次のように示している。

*現在の場所で年を取るための経済的ケースの開発
*革新への機会提供
*世代間政策、投資へのインセンティブ創設

年齢にやさしい都市の積極的な影響を示すため、「Aging and Urbanization」は世界各地の都市からの標準となるいくつかの計画を紹介している。ソウルの年齢にやさしい輸送ネットワークの採用から、高齢者を地元の学校での無料の教育の機会と接続するニューヨーク市のオンライン・データベースまで、同リポートは模倣可能な革新の例を強調している。

リポート全文は (リンク ») でオンラインを通じて入手し、米国、英国、ドイツ、中国、日本、ブラジルの中、大、特大都市に住む18歳から65歳までの6077人の世界的調査の重要な結果を統合できる。(調査はEdelman Berlandが実施し、2015年11月30日から12月14に集計され、誤差はプラスマイナス 3.07%である)

▽問い合わせ先
ニュースメディア:
Jacqueline Moran
202-383-2427
jacqueline.moran@mhfi.com

▽McGraw Hill Financial Global Instituteついて
McGraw Hill Financial Global Instituteは市場指向の洞察で公共政策の議論を豊かにする。

▽マグロウヒル・ファイナンシャルについて
マグロウヒル・ファイナンシャル(McGraw Hill Financial、NYSE: MHFI)は有力な金融インテリジェンス会社で、世界の資本、商品市場に中立的なベンチマーク、信用格付け、ポートフォリオ・企業リスク・ソリューション、分析を提供している。同社のアイコン的ブランドにはスタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ、S&P Capital IQとSNL、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス、Platts、CRISIL、J.D.パワーが含まれている。同社の従業員は31カ国に約2万人。追加的な情報はwww.mhfi.comへ。

ソース:McGraw Hill Financial Global Institute



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