東日本大震災の復興支援に関する法政大学の取り組み ~ボランティアセンター所属の学生による被災地支援から、学部主体の活動も~

法政大学

From: Digital PR Platform

2016-01-30 08:05


法政大学ではこれまで、未曾有の被害を日本にもたらした東日本大震災への対応として、多くの教職員、学生によりボランティアやさまざまな領域での支援を行ってきた。また、同大には地域研究や地域活性化研究を通して、被災地となった地域と教育・研究上密接な関係を築いてきた学部もあり、培ってきた研究成果をこうした地域に還元すべく、組織的な復興支援活動にも取り組んでいる。
 同大の活動は、ボランティアセンターが主体となって被災地で行われるボランティア活動のみならず、学生のアイデアを生かした食・商品販売による震災の風化を防止する取り組みや、募金活動、また、学部が主体となった組織的な復興支援など多岐にわたり、震災からもうすぐ5年となる現在も継続して活動が行われている。


■被災地でのボランティア活動による取り組み
・【学生企画】チーム・オレンジによるスタディーツアー(2泊3日/日帰り)
 今まで被災地に足を踏み入れたことのない学生を主なターゲットに、東日本大震災に関心を持つ学部生の裾野を広げたいという目的のもと、チーム・オレンジ(※1)が企画。「岩手・宮城 東北被災地スタディツアー」の第1回目は2014年3月に行われ、以降毎年同時期に実施しており、2016年3月には第3回目のツアーが予定されている。
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 また、日帰りでより参加しやくした「福島スタディーツアー」も2014年12月および2015年11月に実施。第一原発付近の楢葉町、Jヴィレッジなどを見学し、震災の風化防止を目指している。
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 これらのツアーは今後も継続的に開催する。

・【ボランティアセンター】東北復興支援プロジェクト~遠野被災地自立支援ボランティア(4泊5日)
 震災直後より全キャンパスのボランティアセンター(※2)で継続して行っている活動。岩手県遠野市をベースキャンプにし、陸前高田市、大槌町などでボランティア活動を行っており、2016年1月現在、26次隊までが実際に被災地に赴き活動を行っている。これまでの参加学生は通算271人。今後も継続して活動を実施する。
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・【ボランティアセンター】宮城県被災地ボランティア~気仙沼でつながらNIGHT~(3泊4日)
 震災復興語り部学習、震災展示見学などを通し気仙沼市の復興を学ぶツアーで、主に大谷海岸花火まつり(市内本吉町)の支援を行う。同所は環境省選定海水浴場百選に選定されているが、震災の影響で現在も休業しているため、お祭りのスタッフとして学生による復興支援を行っている。ツアー後同学生チームの発案により、大学内での食による取り組みも行われた(「つながろう!気仙沼どんぶり」参照)。ツアーは2016年8月にも開催予定。
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■食による取り組み
・【学生企画】「お昼ごはん東北へ出かけませんか?~東北復興支援メニュー~」
 チーム・オレンジが市ケ谷キャンパス学食の委託事業者である東京ケータリング(株)と協力し2015年11月16日~12月4日に実施。東北3県にちなんだメニュー(ソースかつ丼、じゃじゃ麺、鮭いくら丼)を提供した。計748食が販売され、震災についてもう一度考えるきっかけを作った。
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・【学生企画】加藤さん家(気仙沼市本吉町)のお米で作った「つながろう!気仙沼どんぶり」
 多摩キャンパスエッグドームの食堂「Slow World Cafe」で、2015年12月15日~17日の期間で「宮城県被災地ボランティア~気仙沼でつながらNIGHT~」に参加した学生が協力し、ほぼ100%気仙沼産の食材で、現地活動で食べた味を再現。学生だけでなく地域の方々も訪れ、用意した20食は連日完売した。
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■学内での商品販売による取り組み
・【学生企画】東北物産展~被災地の物産品を買おう~(2015年7月14日、15日)
 チーム・オレンジが主催、法政大学グッズ販売を行う(株)エイチ・ユーが協力し、市ケ谷キャンパス一口坂校舎で行われた物産展。総売上額は、87,600円に達し、利益の13,088円はすべて、岩手、宮城、福島の義援金口座に寄付された。
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・【学生企画】グッズショップでの被災地商品の販売(常設)
 チーム・オレンジメンバーの発案により完成した、東北の間伐材を使用し宮城県南三陸町の工場にて加工・製造された被災地復興支援商品(本学のエンブレムがデザインされたモバイルジャック兼携帯ストラップ、及びピンバッジ)。グッズショップで(株)エイチ・ユーにて販売され、商品1つの販売につき50円が宮城県の義援金口座に寄付される。2015年度(3月末に寄付予定)の寄付予定金額は1月27日時点で4,900円。販売が開始された2014年2月以降に寄付された金額とあわせると累計45,400円となる。
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・法政水による義援金活動
 自主マスコミ講座(※3)の学生が発案した、キャンパス内の自動販売機で販売しているミネラルウォーター「法政水」(90円)の売り上げの一部(10円)を(株)エイチ・ユーの協力により義援金として日本赤十字社へ寄付する活動。2015年度(2月に寄付予定)の寄付予定金額は1月14日時点で386,190円。活動の始まった2011年6月1日以降に寄付された金額とあわせると、累計147万円を超える。
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■募金による取り組み
・【学生・ボランティアセンター】3.11募金活動
 私たちにできる身近なこととして2014年より続けている、チーム・オレンジおよび市ヶ谷ボランティアセンターで行う市ケ谷・飯田橋駅周辺街頭での募金活動。大学生だけではなく、本学付属校の高校生も一緒に活動する。前回(2015年3月11日)は388,293円が寄付された。2016年も3月11日に同様の活動を行う予定。
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■学部による取り組み
・人間環境学部「東日本大震災と人間環境学部」
 東日本大震災を受けて、人間環境学部で掲げる「持続可能な社会の構築」という目標を含め、人間と環境のあり方を問い直す取り組み。ドキュメンタリー映画の鑑賞による震災や震災後の社会を考える試み、石巻市北上町への支援活動および研究、多様なテーマに関して学部主催のフォーラムを実施している。
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・現代福祉学部「遠野プログラム」
 現代福祉学部が震災直後より行っているプログラム。被災地の後方支援拠点である岩手県遠野市と連携し沿岸被災地等で活動する。5年目となる2016年2月には遠野市支援活動として市民とともに総合創作舞台「遠野物語ファンタジー」の運営に取り組む。同プログラムを経験した学生からは自発的に被災地に通い活動を展開するグループも複数生まれるなど、学生が自ら考え、地域復興や再生に向けた活動を始めるきっかけづくりとなっている。
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(※1) チーム・オレンジ
 東北被災地支援、防災啓発についての様々な企画を実施している市ヶ谷ボラティアセンター(※2)所属の学生団体。2016年1月現在、約60人の学生が登録し、活動を行っている。

(※2) ボランティアセンター
 2009年4月に設立され、在学生に対する各種ボランティア活動を掲示板・メーリングリストなどで紹介するのみならず、ボランティア活動を通じた近隣・遠隔地域との連携や、同センターに登録した学生スタッフによる独自企画をサポートしている。

(※3) 自主マスコミ講座
 法政大学教職員5人がマスコミ業界を目指す学生の夢をサポートするため、卒業生をはじめとした関係者の協力を得ながら自主的に実践的授業を行っている講座。(通称:自主マス)

▼この件に関するお問い合わせ先
 法政大学総長室広報課 菅野
 TEL: 03-3264-9240
 FAX: 03-3264-9639

【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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