AsiaNet 63277 (0128)
【ロンドン2016年2月1日PRNewswire=共同通信JBN】Elliottは1日、Hitachi Rail Italy InvestmentによるSTS株式公開買い付けの1株当たり9.50ユーロは大幅な過小評価であると考えており、よって、買い付けに応じない意向であると発表した。
STSは、運行管理システム(TMS)、信号、欧州鉄道運行管理システム(ERTMS)、自動運転大量輸送システムの市場有数の製品、世界的技術を持ち、採用増加と都市化傾向から利益を得ることができる類のない戦略的資産である。同社は最近の受注でさらに証明されるように堅実な成長の実績がある。
Elliottは、STSとHitachi Railの相互補完的な地理的条件、製品ポートフォリオ、能力の組み合わせが世界の鉄道市場で主要な統合プレーヤーを生み出し、より大きな契約を競い、事業効率を向上させ、一括販売の機会を拡大し、世界中で市場占有率の上昇につなげることができると考える。
これらの利点は付加的な株主価値を作り出し、その価値はHitachiの現在の買い付け価格には反映されていないというのが、われわれの見解である。このため、買い付けには応じない意向である。他のSTS株主も買い付けに応じず、すべての株主が両社の提携による価値創生の利益を得られるようSTSの上場が維持されることを希望する。
▽Elliottについて
Elliott Associates, L.P.とElliott International, L.P.は合わせて約270億ドルの資産を運用している。1977年創業のElliotは、継続的運用の最古の投資ファンドの1つである。Elliottのファンドの投資家には年金計画、政府系ファンド、寄贈基金、財団、ファンドオブファンズ、富裕な個人や家族、企業従業員が含まれる。
ソース:Elliott
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。