徳島県産の”藍”を活用した製品化を支援するマッチングプラットフォーム「寄り藍」を開設

株式会社オールアバウト

From: 共同通信PRワイヤー

2016-02-08 18:00

2016/02/08

徳島藍ジャパンブルー推進プロジェクト(株式会社オールアバウトライフマーケティング内)

徳島県産の”藍”を活用した製品化を支援する
マッチングプラットフォーム「寄り藍」を開設
~「寄り藍」加盟企業の高い技術力により、衣料品だけでなく
食品やインテリアにまで徳島藍が応用可能に~

徳島の地域特産資源「徳島(阿波)藍」を使ったものづくりを推進する徳島県内の企業を中心とした官民連合のコンソーシアム「徳島藍ジャパンブルー推進プロジェクト(代表:小濱利郎)」は、徳島藍を活用した新たなビジネスの創出を目的に、藍関連の製品化支援に特化したマッチングプラットフォーム「寄り藍(よりあい)」をスタートします。また2016年2月8日より公式サイトも開設して、徳島藍の魅力を発信すると同時に、本プラットフォームの利用を検討する企業・団体の受付も開始いたします。

■「寄り藍」のURL: (リンク »)


日本における”藍”の一大産地・徳島で栽培された「阿波藍」から伝統技法を用いて生産される染料「すくも(=タデ藍を発酵させたもの)」は、藍染めの原料として世界的にも高い評価を受けています。本プロジェクト参加企業は以前より、徳島藍の大量かつ安定的な原料確保や、藍を活用した新商品開発をするなど、共同にて様々な活動を進めてまいりました。また、本プロジェクトが2015年12月に実施した調査によると、一般消費者の藍の関連商品に対する興味関心度は44.8%と一定数あるものの、具体的な購入計画まではないことから、ニーズにマッチした商品がまだまだ提供できていない状況と言えます。

そのような背景のもと、このたび新たに開設したマッチングプラットフォーム「寄り藍」では、藍の加工技術を持った徳島県内のものづくり企業と、藍を素材とした商品開発を検討している県内外の異業種との人的交流促進や事業化援助を図ることで、衣料品の染色だけにとどまらない藍関連の製品作りを目指します。

本プラットフォームの利用企業は、「寄り藍」提携農家による品質の高い原料調達に加えて、食品やインテリアなど幅広い加工ニーズに対応できる「寄り藍」加盟企業の技術力を活用することができます。そのほか、商品開発にあたって、藍に関する共同研究を大学等の機関と実施したり、独自の消費者調査を実施するといったマーケティング面でのサポート業務まで包括的に提供していきます。


■「寄り藍」の活動内容
<製品化支援>
・原料×デザイン×製造のマッチング
・原料調達の相談

<藍の教育支援>
・藍に関する講習

<研究・調査>
・大学等の研究機関との共同研究の実施及び、コーディネート
・消費者調査の実施/データ公開・販売

<プロモーション>
・公式WEBサイトでの情報発信
・広報
・各種イベントの企画、実施

<ブランド管理>
・ブランド作り・審査・発行


また今後「寄り藍」では、同じ四国地方である愛媛県・今治市発の「今治タオル」のような高品質保証や他の類似品との差別化を目的とした、世界でも類を見ない徳島藍にちなんだ色彩規格の独自ブランド開発とその品質基準の策定を目指します。統一的な産地ブランドを生み出すことで、徳島藍のさらなる発信力を高めると同時に、地域の活性化にも寄与してまいります。


■「寄り藍」加盟企業
会社名 :大利木材株式会社
代表者 :小濱孝彦
事業内容:住宅建材販売・建築事業

会社名 :株式会社絹や
代表者 :山田明弘
事業内容:呉服・衣料品の企画・製造・販売、藍の生産・藍染色・加工にともなう繊維及び皮革原料の生産・製造・企画・販売

会社名 :株式会社ボン・アーム
代表者 :三谷芳広
事業内容:調剤薬局運営/食用藍普及事業

会社名 :株式会社岡萬商店
代表者 :岡田健次
事業内容:和洋菓子製造小売販売


■徳島藍を使った製品例
藍杉のフローリング(大利木材)
藍革財布(絹や)
ロールケーキ(ボン・アーム)
藍の実マカロン(岡萬商店)


■「徳島藍ジャパンブルー推進プロジェクト」について
歴史ある天然染料であり、優美な青の色彩と品質が多くの人々を魅了してやまない、徳島の地域特産資源「徳島(阿波)藍」。日本らしい美意識や高い精神性を示してきたこの「徳島藍(ジャパンブルー)」を、海外市場の新しい獲得に向け、文字どおりJAPANブランド商材としての価値を高め、染色原料の生産や加工製造販売に関わる複数の異業種企業が協調し、日本の青の聖地・徳島からその発信力を持続的に高める総合的なマーケティング戦略を進めます。この事業は、平成27年度ものづくり中小企業・小規模事業者連携支援事業の採択を受け、徳島県中小企業団体中央会が管理機関となりプロジェクトを推進しています。



<参考資料> 記者発表会の様子
開催日:2016年2月8日(月) 会場:ホテルクレメント徳島

■徳島県 県知事代理 商工労働観光部副部長:仁木弘氏のコメント
徳島藍は、江戸時代に石高の中心であり、徳島を代表する産業でした。近年、ニーズの変化や後継者・事業者の減少などいくつかの課題はありますが、藍産業の発展は大きな意義があると考えています。また海外向けのPRとして、昨年9月にミラノ万博でも徳島藍の展示を実施。現在、中国における旧正月での爆買いが注目を集めていますが、藍産業もその対象になることを期待しています。このプロジェクトを通じて、徳島藍はもちろん、徳島の方々が藍にかけている情熱を知る機会にしていただけると嬉しいです。今後の取り組みについても応援し、注目したいと思います。

■徳島市長:原秀樹氏のコメント
徳島市は市政が施行され今年で127年目。かつては、川沿いに藍蔵がならび、藍商人が商いをおこなっていました。昨今は、藍の生産者も様々な理由で減少し、生業としているひとも少なくなる中、すばらしい伝統文化である藍を受け継いでいる方もいらっしゃいます。近年、日本文化を海外に発信する動きも活発化しており、藍が活用された製品も衣類だけでなく、木製品、革製品、食品などに広がっています。本プロジェクトが、これらの素晴らしい製品を海外へ発信する機会に、また国内のすばらしい伝統を見直す機会になることを期待したいです。地域にあるものをブラッシュアップしながらその良さを伝えていくのが地方創生では大切なことです。藍の深みのあるジャパンブルーの良さを今一度認識していただき、全国にむけて発信していくことを市としても応援したいです。また世界に羽ばたける藍製品になることを心から期待しています。藍を通じて徳島を元気にしていきましょう。

■徳島藍ジャパンブルー推進プロジェクト代表:小濱利郎氏のコメント
徳島の伝統産業である「藍」の承継、再興、更には6次産業化の促進を目的に、県内で藍の発展に取り組む各社と事業を推進して参りました。本日発表する「寄り藍」を通じて、より多くの企業様、消費者様に「藍」の魅力に触れて頂く機会を提供出来ればと思います。



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