明治大学の卒業生で、作家・倉橋由美子氏、作詞家・阿久悠氏の故人2人の功績を顕彰する「明治大学連合父母会文学賞」の「倉橋由美子文芸賞」(小説)と「阿久悠作詞賞」(歌謡曲・ロック・ポップス・演歌等あらゆる音楽ジャンルの歌詞)の第7回受賞作がそれぞれ決定した。2月26日(金)に駿河台キャンパスにて表彰式を執り行う。
「倉橋由美子文芸賞」大賞には、農学部4年山根恭子さんの『河童』が選ばれた。同賞近年「該当作なし」が続いており、大賞が選ばれるのは4年ぶりとなった。『河童』は青土社発行の芸術評論誌「ユリイカ」3月号(2月27日発売)に掲載される。また「阿久悠作詞賞」には佳作3編が選ばれた。
同文学賞は、明治大学在学生の父母らでつくる「連合父母会」の後援により2009年に創設された。文学賞は2部門とし、それぞれに同大特別功労者の名前を冠して、故人の業績を顕彰するとともに、投稿者の奮起となることを目的としている。応募資格者は明大在学生(学部生・大学院生・留学生)で、今回倉橋由美子文芸賞に33編、阿久悠作詞賞に78編の応募があった。
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