立命館大学経済学部は2月21日・22日の2日間にわたり、就職活動を控えた3回生を対象に「実践と学び編(メントレ)」と題した応援企画を実施した。当日は、対象学生の30%にあたる約180名が参加。学部単位で行うキャリア企画としては全国的に見ても珍しい。終了後に行ったアンケートからは、約99%の学生が「満足」「やや満足」と回答する調査結果が出るなど、満足度の高い企画であった。
本企画は「なぜ学ぶのかを考えることは、自分を考えることであり、それは、なぜ働くのかにつながる」をコンセプトに、同学部同窓会の支援のもと2013年からスタートしたもので、今期が3シーズン目となる。社会で活躍する同学部のOB・OGを講師に迎え、第1弾として2015年6月に、就職活動で必要となる力は日常的な学びの中で培われることを再認識する「自己分析と学び編」、10月に模擬面接を通じて学生生活を振り返る「面接と学び編」を実施した。
第3弾の「実践と学び編(メントレ)」は、その集大成として個人面接、集団面接などを実施。参加した学生は、講師として集まった約90名の卒業生から、さまざまな角度からの質問を受け、“働くことの意味と自己の価値を社会のなかでどう活かすか”について考えを深めた。
就職活動を終え、春から社会人となる4回生もサポーターとして参加。「本番の面接では合否の結果しか伝えてもらえませんが、この企画ではOB・OGの方々からさまざまなフィードバックをいただくことができ、自分自身の課題を発見し、本番までに何をやらなければならないかが明確になりました」と自らの経験を語った。
企画終了後には、講師、教員、職員から応援のメッセージを送るとともに、経済学部同窓会幹事の山添祥統氏より、学生に向けた激励の言葉をいただいた。参加した学生からは、「OB・OGの方々に根気強く問いかけていただき、自分の強みが明確になりました」「熱心に指導していただく中で自己分析の甘さや自分自身の弱点を痛感しました」「想像をはるかに超える充実した2日間でした。今後の就職活動への励みになりました」といった感想が寄せられた。
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