「あなたの健康、だいじょうぶ? 健康みらいトークin大阪」を開催

健康保険組合連合会

From: 共同通信PRワイヤー

2016-05-24 18:02

2016年5月24日

健康保険組合連合会

皆保険制度の維持に向けて
健康保険組合大阪大会
「あなたの健康、だいじょうぶ? 健康みらいトークin大阪」を開催

 健康保険組合連合会(会長 大塚陸毅)では、持続性ある医療保険制度の実現、とりわけ国民誰もが医療を享受できる世界でも有数の優れた制度である“皆保険制度”の維持・安定に向けてディスカッションし、国民の皆様の理解を深めるために、各地で「健康みらいトーク」を開催しております。

 去る5月22日(日)、大阪・中央区において健康保険組合連合会大阪連合会(会長 小笹定典)の主催で『あなたの健康、だいじょうぶ? 健康みらいトークin大阪』が開催されましたので、そのサマリーをお伝えしますまず、第一部では、テレビ・ラジオ・執筆等で幅広くご活躍中の向井亜紀さんが「夢が 生きる力となる」と題した基調講演で、自身のがん体験に基づき、健康な体や健康診断の大切さ、病気に対する考え方、未来の自分のイメージの持ち方など、エピソードを交えながら話をしました。
 また第二部では、医師で前参議院議員の梅村聡さんをコーディネーターに、向井亜紀さん、
国会議員 太田房江(自由民主党)さん、尾立源幸(民進党)さんをパネリストに迎え、健康維持の秘訣、検診の必要性、健康保険制度の維持について活発なディスカッションが行われました。

                    ≪ 記 ≫
【名  称】健康保険組合大阪大会「あなたの健康、だいじょうぶ? 健康みらいトークin大阪」
【日  時】2016年5月22日(日)14:00~16:15
【会  場】大阪商工会議所 7階 国際会議ホール(大阪市中央区本町橋2番8号)
【参 加 者】約660人
【内  容】
(1)基調講演 「夢が 生きる力となる」タレント 向井 亜紀氏
(2)パネルディスカッション
        コーテ゛ィネーター  医師 前参議院議員 梅村聡氏
        タレント  向井 亜紀氏
        パネリスト 国会議員 太田房江氏(自由民主党)
              尾立源幸氏(民進党)

◆パネルディスカッション

■どんなことに気を付けて、健康を守っているか。
 向井さんは、「毎日自分の体調に変化がないか、自分の体に手を当てて聞いている。無理だけはしないようにしている」と述べました。太田氏は、政治家の視点から、大阪府知事時代の一番気に入っている仕事として、大阪府民が元気になってもらえるように作った標語「朝食モリモリ・野菜バリバリ・タバコバイバイ・歩いてスマート」を紹介し、現在推進している「セルフメディケーション税制」を通じて、医者にかかるのは最小限にして自分の体は自分でいたわることの重要性を語りました。尾立氏は、政治家は不規則・不健康な職業であるとしながらも、ウォーキングシューズを活用した健康法を実践して、腰痛がなくなったことなどを話しました。
コーディネーターの梅村氏は、大阪府の一日当たりの食塩摂取量・野菜摂取量・歩数についての平均値について警鐘を鳴らすとともに(別添資料(1))、太った人に多い食べ方として、噛まずに飲むことの危険性を指摘し、しっかり噛んで唾液を出すことが、がんの予防にも繋がる大事なことだと話しました。

■検診の重要性について
 コーディネーターの梅村氏は、検診を受ける時にはかかりつけの先生を持つことが重要とされながらも、最近話題になっている、治るがんと治らないがんがあることを前提とした、治らないがんを治療するための「検診の無駄」ついてどう考えるのかを問いかけ、会場の参加者からも活発な意見が出ました。向井さんからは、「自分は手術を受けていなかったら生きていなかった。幸いこれまでは医者運に恵まれているが、がんが分かっても処置をしないのは耐えられない。検診をすることで治療の選択肢が増えることは大事である」と話しました。
また太田氏からは、大阪府民の健康寿命が全国でも著しく短い理由は、検診率が最低数字であることが説明され、厚生労働大臣政務官として医療の進歩に接し、「昔はがんとの共生は不可能であったが、今は半分以上が治る時代。だからこそしっかり見つけなければ損」と、改めて検診の重要性を強調しました。また尾立氏も自身の入院経験から、自分の状態を自分で知っておくためにも検診が必要であることを述べ、検診が早期発見に繋がることを改めて提案しました。

■賢い患者であるために必要な“かかりつけ医”
これまでも数多くの手術を経験してきた向井さんは、「良いかかりつけの先生と出会うのは、結婚相手を見つけるのと同じくらい難しい。この人には心を許せないと思ったら、信頼関係を作るのは難しい」と述べ、太田氏は、国民医療費が40兆にのぼっている原因として、薬を大量消費することが膨大な医療費に繋がっているとし、「薬も注射も医師の診療も本当に必要な時だけにして無駄遣いをしない。そのためにもちゃんとしたアドバイスがもらえる  “かかりつけ医”を作ってほしい」と話しました。コーディネーターの梅村氏からも、4月から所持している薬をかかりつけの医師に整理してもらえる医療側の動きがあることが説明され、尾立氏は最近の医師が患者の顔を見ないまま、コンピューター画面だけを見て診断する傾向が多いと指摘。カウンセリングの面も重視したコミュニケーションが取れる医師の必要性を強調しました。

■国民皆保険の重要性について
向井さんは、「夫婦でタレントであるという職業柄、自由でいながらも不安定だが日本の
皆保険制度に大変助けられている。日本にいるとこの素晴らしさが分からないが、ぜひこの制度を長生きさせてほしい」と皆保険制度への思いが述べられ、太田氏からは、財政的にも厳しい皆保険制度に政治家の立場として、「データヘルスを活用した地域の実情に応じた診療が重要になってくる。また一方で、介護保険は医療保険とは別にあるものだが、後期高齢者も増えていくこれからの時代、住民全体の介護予防策が大事になってくる」とこれからの展望を語りました。尾立氏からは、「米国に住んでいた者としては、この皆保険はありがたい限り。医療費が高騰しているが、年間40兆円が保険料で賄えているわけではなく、消費税でも足りない。7~8兆円は借金しながらやっている。

大人の責任として若い世代に負担を掛けないように皆保険を守るためにできることの一つにジェネリックがある。ジェネリックで対応できるものはそれで進めていく。ドイツなどは原則ジェネリックだが、どうしてもジェネリックで対応できない時に新薬を使う。日本もこの制度を見習って大人の責任として子どもたちに負担を残さないようにしていかなければならない」と述べました。

■世界に冠たる日本の皆保険制度の維持に向けて国民の意識改革が必要
 現在、健康保険組合は全国に1400あり、加入者は3000万人にのぼっており、日本人の4人に1人は健康保険組合に加入しています。日本の健康保険制度は1961年に始まりすでに55年の歴史を持つ世界に冠たる素晴らしい保険制度です。この皆保険制度を支えている要素は、病院、診療所、薬局が完備されていることなどがありますが、一方では財政面の問題もあります。この厳しい状況をなんとか乗り切って次世代にこの制度を残していくために健康保険組合の使命は3つあります。
医療保険者としての役割に徹し、「医療を受けた時支払いをしていく」「健康保険組合の名の通り、国民が健康に長生きできるためのサポートをしていく」「その仕組みを次世代に残していく」。一人一人がこの制度を守っていくためには、医療の資源を効率的に使っていくことが最も重要です。国民一人一人の自覚が世界に冠たる皆保険制度を次世代に引き継ぐために必要な時期にきていることは明白です。健康保険組合は、世界に誇れる優れた制度である“皆保険制度”の維持に向けて、皆様の健康づくりをサポートするとともに医療費の適正化に向けても努力をしてまいる所存です。


                 ≪ 参考資料 ≫
別添資料(1)大阪府民は「平均寿命」も「健康寿命」もかなり短い
別添資料(2)高齢化、生活習慣病の増加で増え続ける医療費
別添資料(3)医療保険制度の改革と医療費の適正化に取り組む「健保組合」



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