インド規制機関がStempeutics Research社のバージャー病治療薬Stempeucelの市販を限定承認

Stempeutics Research

From: 共同通信PRワイヤー

2016-05-30 16:34

インド規制機関がStempeutics Research社のバージャー病治療薬Stempeucelの市販を限定承認

AsiaNet 64585 (0658)

【バンガロール(インド)2016年5月30日PR Newswire=共同通信JBN】
*インドの医薬品規制機関Drug Controller General of India (DCGI)は、バージャー病に起因する重症虚血肢を治療する治療薬Stempeucel(R)の市販に限定承認を与えた。

*Stempeucel(R)は世界のどこであれ1つの規制機関から承認された5番目の商用オフザシェルフ幹細胞製品である。

*バージャー病(別名、閉塞性血栓性血管炎)はインドや世界で対応できなかった主要な医療ニーズである。

*バージャー病の蔓延はインドで100万人、EUや米国で1万人に2人いると推定されている。

インドのマニパル教育・医療グループ(Manipal Education and Medical Group)のグループ企業で、Cipla GroupとのジョイントベンチャーであるStempeutics Researchは30日、インドの医薬品規制機関Drugs Controller General of India (DCGI)が、バージャー病を治療する幹細胞ベースの生物製剤Stempeucel(R)の製造&マーケティングに限定承認を与えたと発表した。バージャー病は、脚部の血管を冒す希少で重症の病気である。それは脚部への血流が減ることで起きる脚部炎症と閉塞が特徴であり、激しい痛み、潰瘍あるいは壊死につながり、最終的には脚部の切断手術が必要になることもある。

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StempeuticsのBN・マノハール最高経営責任者(CEO)は、DCGIの承認をコメントして、「Stempeucel(R)がDCGIの承認を得たことは、当社にとって重要かつ歴史的な出来事である。われわれはそのような承認を取得した初の企業である。バージャー病治療薬Stempeucel(R)の開発はほぼ9年を要した。欧州医薬品庁(EMA)は、Stempeucel(R)を先端医療医薬品(ATMP)と分類しており、同医薬品をバージャー病治療用のODD(オーファンドラッグ、希少疾病用医薬品)に指定している。当社目標はバージャー病の治療薬としてStempeucel(R)を世界的に広めることであり、その市場規模は世界で約15億米ドルとなる」と語った。

Cipla New Venturesのトップであるチャンドル・チャウラ氏は「今日はStempeuticsばかりでなく幹細胞医療の責任ある開発に関係するすべての人にとって記念すべき日である。われわれCipla GroupはStempeuticsに投資することを通じて、満たされない医療ニーズに応える次世代生物製剤を実現した。医師は今後、バージャー病との戦いにオフザシェルフ幹細胞療法を手中にする。1920年代末に抗生物質が発売されたのと同じように、われわれは幹細胞を持って新しい医療パラダイムへの第1歩を正式に踏み出した」と語った。

インドのマニパル教育・医療グループ(Manipal Education and Medical Group)のスダルシャン・バラール会長(博士)は「これはStempeuticsにとって画期的出来事であり、当グループにとっても満足すべき旅立ちである」とコメントした。

▽バージャー病(Buerger's Disease)について
バージャー病は再発性の進行性炎症であり、小血管や中血管および脚部血管の凝固である。バージャー病は主として喫煙用のたばこ製品利用とともに、無煙たばこの利にも強い関係がある。Stempeucelの製品は、抗炎症と免疫調節メカニズムを通じて、バージャー病の根源的原因に対応することが期待されている。それは血管内皮成長因子、上皮成長因子、アンジオポイエチン(異常な血管新生の高発現遺伝子の1つ)のリリースを通じて、(異常な)血管形成を減らすことが期待され、血液の環流を改善し、虚血性筋組織の修復と再生を支援する。

▽Stempeuticsについて
Stempeuticsは、バンガロール郊外を拠点とする進行中の臨床病期に対処するバイオテクノロジー企業である。2006年にマニパル教育・医療グループ(MEMG)によって創設され、2009年にCipla社と戦略的提携を結んだ。Stempeuticsの強みは、優れた能力を持つチームの献身的な努力を通じて、最先端の研究と臨床適用を奨励することによって、幹細胞を使った革新的な製品を開発することである。同社の目標は、インド初の世界的な次世代アプローチによって、満たされていない大きな医療ニーズに対処する、幹細胞を使った新しい治療薬を開発することである。

▽マニパル教育・医療グループ(Manipal Education & Medical Group)について
マニパル教育・医療グループ(MEMG)は、教育とヘルスケアサービスの分野で世界的足跡を持つインドのリーディングカンパニーの1つである。MERGはその子会社を通じて、インドと海外で教育とヘルスケアサービス提供する。MERGは医科大学、臨床研修病院、医療科学、技術研究機関を含む大学および専門的研究機関を管理し、それを通じてさまざまな分野の学士、修士課程プログラムを提供する。MEMGはまた、施設管理会社のManipal Integrated Services (MIS)を運営しており、学生寮&ホテル管理や食品およびケータリング、エンジニアリン、メンテナンス、セキュリティー、ハウスキーピングなどいくつかのほかのサービスを行っている。さらに同グループは各種医薬・治療分野で幹細胞技術を研究・開発している。Manipal Education and Medical Group International India Pvt. Ltd.は1953年に創設され、インドのベンガルール(旧バンガロール)に教育カレッジ、そしてアンティグア、ドバイ、マレーシア、ネパールにキャンパスがある。

▽Cipla Limitedについて
Ciplaはすべての患者の毎日のニーズを満たすべく、最先端のテクノロジーと革新性を使う世界的な医薬品企業である。80年の間、Ciplaはインドと100以上の国で、最も尊敬される医薬品企業の1つとして台頭した。Ciplaのポートフォリオは、さまざまな治療分野での1500以上の製品を含み、世界的に質に関するただ1つのスタンダードを持っている。


Ciplaは長期的な持続可能なビジネスを提供しながら、安価の医薬品を提供する責務を認識している。患者のアクセスを重視するCiplaの姿勢は、HIV/AIDS治療で果たした先駆的役割で世界的に知られている。同社は1日1ドルでアフリカに3薬併用抗ウイルス療法を提供し、2001年以来数百万人の患者を治療した初の製薬会社となった。

Ciplaの研究・開発は、革新的な製品と医薬デリバリーシステムの開発に注力している。

Stempeutics Research Media問い合わせ先は以下を参照。
Vijayaraghavan, Corporate Communications
Stempeutics Research
+91 953588118
vijaya.raghavan@stempeutics.com
(リンク »)

ソース:Stempeutics Research

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