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【上海(中国)2016年6月1日新華社=共同通信JBN】中国とオーストラリアの市民交流が増大するにつれて、オーストラリア旅行を望む個人だけでなく、ますます多くの中国企業が従業員のオーストラリア旅行を企画するようになり、オーストラリアにおける購買の連続的成長をもたらしている。
オーストラリアは先週、1000人を超える中国人ビジネス観光客で構成される大規模観光グループの先駆けになった。オーストラリアに少なくとも400万オーストラリア・ドルの購買力を招くとみられている。
一部の中国企業は最近、観光、会議、チーム育成を目的とする従業員の海外旅行を企画している。このため、1団体の観光客数は多い。一方、このような企業や参加者には強力な購買力があり、明らかに旅行先の購買を促進するUnionPay(銀聯)カードを使って買い物をするとみられている。
中国の旅行代理店の観光ガイドは「UnionPay(銀聯)カードを受け入れる海外小売店の増大とUnionPay(銀聯)カードが提供する数多くの特典により、中国人ビジネス観光客のカード保有率はかなり増大しており、カードによる平均購入額も着実に伸びている」と話した。
中国人観光客はオーストラリアで進んでお金を使っており、それが地元経済を伸ばしているもようである。Tourism Research Australia (TRA)がこのほど公表したデータによると、オーストラリアにおける中国人観光客の購入額は昨年62億オーストラリア・ドルに達し、過去10年でほぼ7倍増になった。
このような背景の下、ますます多くのオーストラリア小売店が観光客を引き付ける手段としてUnionPay(銀聯)カードを受容している。現在、地元ATMの80%、観光客がよく訪れる場所をカバーする地元小売店の50%がUnionPay(銀聯)カードを受け入れている。このうちUnionPay(銀聯)のクイック・パス(QuickPass)を受け入れるPOS端末は16万ある。また、タクシーの97%はUnionPay(銀聯)カードを利用できる。
消費者は年内に、メルボルン空港の中国コーナーでUnionPay(銀聯)カードの特典を享受することになる。これは銀聯国際(UnionPay International)が導入した新特典プログラムの一部で、多くの観光客が好む国際空港の免税店100店に特別割引料金が設定される。さらに、シドニー・シーワールド、ワイルドライフ・パーク、マダム・タッソー、シドニータワーの観光名所4カ所では、UnionPay(銀聯)カードの割引料金最大40%が適用される。
オーストラリア統計局のデータは、2015年にオーストラリアを訪れた中国人観光客数が初めて100万人を超えたことを示している。この数字は2020年までに140万人に増加し、国別オーストラリア観光のトップを占める見通しである。
詳しい情報はウェブサイト (リンク ») を参照。
ソース:UnionPay International
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