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アスタナ(カザフスタン共和国)、2016年6月30日/PRニュースワイヤー/ --
アスタナ経済フォーラム(Astana Economic Forum:AEF)は、カザフスタン共和国の首都アスタナで毎年開催され、世界の経済界の代表、各国の新旧首脳、ノーベル賞受賞者、科学界の逸材、実業家などが集結します。同フォーラムは、世界経済で見られる変化との関連で、中央アジアと世界全体の両面での経済開発問題に関する建設的議論ができる対話の場として最もよく知られています。
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今年のアスタナ経済フォーラム2016は、「新たな経済の現実:多様化、革新、知識経済」(New economic reality: diversification, innovation and knowledge economy)をテーマに5月25日~26日、カザフスタンのアスタナで開催されました。フォーラムの議題には、従来から経済開発に関して最も時宜にかなった問題を取り上げています。
AEF 2016の成果は最終提言に盛り込まれますが、概要は以下の通りです。
・短期的には、成長のダウンサイド・リスクに対する回復力強化に重点を置いた政策行動が求められます。これらのリスクとしては、主な新興国や開発途上国の減速、世界的な借入条件引き締めの渦中での金融セクターの混乱、長期化する物価低迷などが挙げられます。循環的景気減速が起き、十分な政策空間のある所では、支援のために反循環的な財政、金融的刺激策を取ることができます。循環的政策は、長期の構造的政策を持って強化する必要があります。これらは、供給側の制限緩和と、労働年齢の人口比が縮小している比較的所得の高い開発途上地域における人口の構造問題解消に重点を置かなくてはなりません。
・石油から脱却し多様化するためにはビジネス環境のさらなる改善、民間セクターを発展させる強い刺激(公共、民間セクター間の賃金ギャップを埋めることなどを含む)、市場のニーズによりマッチした教育と技能が必要です。政府は民間セクターの雇用を追求し、政府主導の活動に依存しないビジネスモデルを開発するべきです。金融発展と多様性の受け入れを助長することは、資源を生産活動に向けるために特に重要です。意義深い場を提供し、成長を包括的なものにすることで、特に労働市場に参入する若者が増加している折、社会的な圧力を和らげることができます。
・構造改革の深化は、増加する労働人口の雇用を生むための多様化と非石油セクターの成長にとって必須です。地域の石油輸出国における雇用創出と成長は、貿易相手国にとって重要で有益なスピルオーバーを生じ、上昇した貿易高と送金額から利益を得るようになります。
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情報源:アスタナ経済フォーラム
(日本語リリース:クライアント提供)
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