筑波学院大学図書館に、歴史的カメラ200台の「朝倉コレクション」が10月22日(土)の学園祭であるKVA祭より市民に公開され、学生の研究や市民が古く貴重なカメラを利用する機会が設けられる。
筑波学院大学(茨城県つくば市 学長大島愼子)は、平成28年10月22日(土)より、付属図書館内に、歴史的なカメラ200台を「朝倉コレクション」と名付けて展示し、貸し出を行うと発表した。これは、大学の法人である東京家政学院の卒業生であり、つくば市在住の朝倉愛子氏より歴史的に価値があるカメラが200台寄贈されたため、それを保存するだけでなく、大学生および市民が利用する機会を提供する目的がある。
公開に先立ち、9月30日に、沖吉和祐学校法人東京家政学院理事長、大島愼子筑波学院大学学長、および東京家政学院の同窓会である光塩会の永山スミ会長より、朝倉愛子氏に感謝状が贈られた。
○カメラ寄贈経緯
朝倉愛子氏はご夫君の朝倉収(アサクラ オサム)氏が他界された後、膨大なカメラコレクションが散逸せず一括管理されて学生や市民に役立つことを希望され、卒業した東京家政学院の系列の筑波学院大学に寄贈することになった。尚、朝倉収氏はサックス奏者および昭和期にレコードカートリッジとして一世を風靡したスペックス(SUPEX)の創業者である。
○歴史的カメラについて
・ローライ 二眼レフカメラの元祖であるレンズが3枚(三眼)のステレオカメラ
・ローライ・ハイドスコープ (Rollei Hidoscop 1921 年頃)、二眼レフカメラ ローライフレックス(カールツァイス テッサーレンズ付き 1930年頃)
・ドイツ製蛇腹式カメラ スーパーイコンタ (Super Ikonta) 1930年頃)
前蓋を開けるとスプリングで蛇腹が飛び出し、レンズが固定される精密な構造
・ツァイス・イコン ムービコン 8 (ZEISS IKON MOVIKON) ムービーカメラ
その他、コンパクトカメラ、一眼レフ小型カメラ、報道用カメラ等豊富な種類がある。
○朝倉コレクションの利用について
コレクションカメラは、デザインや機能及び構造にそのメーカーの主張が明確に現れており、筑波学院大学ではデザインを研究し学ぶ学生の研究資料や地域の市民に講習会を計画している。
更に、歴史的な意味から、幕末明治期をはじめとする映画やドラマ、スタジオセットなどの小道具用品としても活用が期待され、貸出も予定している。
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