AsiaNet 66724 (1556)
【北京2016年11月30日 PR Newswire=共同通信JBN】Edge Computing Consortium(ECC)が11月30日、ファーウェイ(Huawei、華為技術)、Shenyang Institute of Automation of Chinese Academy of Sciences(中国科学院瀋陽自動化研究所)、China Academy of Information and Communications Technology(CAICT、中国信息通信研究院)、インテル、ARM、およびiSoftStoneにより正式に共同設立された。
写真 - (リンク »)
(キャプション:Edge Computing Consortiumが正式に設立)
ECCはエッジコンピューティング産業のための協調プラットフォームを構築することを目指している。このプラットフォームは運用技術(OT)産業と情報通信技術(ICT)産業における開放性と提携を活性化させ、産業のベストプラクティスを育成し、エッジコンピューティングの健全かつ持続可能な開発を刺激する。
今日のグローバルなデジタル革命は産業構造改革の新しいラウンドを推進している。様々な産業のデジタル化を通じて、製品はインテリジェントな相互接続に組み込まれている。詳細にわたる連携およびOTとICTのコンバージェンスは、産業オートメーションの改善を助け、カスタマイズされた製品の要件を満たし、製品からサービス運用へのフルライフサイクルの転換を促進し、製品、サービス、およびビジネスモデルのイノベーションを引き起こす。これは、バリューチェーン、サプライチェーン、およびエコシステムに永続的な影響を与えよう。
ECC会長で中国科学院瀋陽自動化研究所のディレクターであるユ・ハイビン氏は「第13次5カ年計画で中国は『メイド・イン・チャイナ2025』と、デジタル化と産業化の統合という2つの国家戦略を打ち出した。これにはICTとOTのコンバージェンスが相当に必要となる。エッジコンピューティングは、このコンバージェンスを支援し、有効化するためのカギである。その一方で、産業発展も転換点に直面している。産業オートメーション技術システムは、階層化されたアーキテクチャーおよび情報サイロからIoT、クラウドコンピューティング、およびビッグデータ分析アーキテクチャーへと進化しよう。その進化の過程でエッジコンピューティングは分散型産業自動制御アーキテクチャーを強化する。それ故、ECCは標準化を通じて産業発展を推進するとともに、このアーキテクチャーのデザインおよび技術的ロードマップの選択に注目し続ける。これに加え、エコシステム構築も焦点となろう」と語った。
ECCは、OT、情報技術(IT)、および通信技術(CT)のリソースは統合し、互いに連携すべきであるとの「OICT」コンセプトを追求しており、ECCの健全な発展を推進するため合意、統一、および互いに利益のある協力という精神を堅持する。ECCは、政府機関、ベンダー、学界、リサーチ、および顧客の各部門からの産業リソース間の協力を進展させるべく努めている。
2016 Edge Computing Industrial SummitでのECC創立式典では、ECCの白書もリリースされた。白書はエッジコンピューティング業界の動向と大きな課題を強調し、エッジコンピューティングの定義と内容を詳細に述べ、ECCのトップレベルのデザインと運用モデルを示し、ECCの将来の発展を導くリファレンスアーキテクチャーとエッジコンピューティングの技術的枠組みを説明している。
ソース:Edge Computing Consortium(ECC)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。