ハヤ王女と子息2人が故フセイン国王とアリア王妃を追悼し、ヨルダンの飢餓・貧困撲滅対策に4000万米ドルを寄付
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【ドバイ(アラブ首長国連邦)2017年2月10日PR Newswire=共同通信JBN】アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相・ドバイ首長国首長の夫人であるヨルダンのハヤ・ビント・フセイン王女と子息のジャリラ・ビント・ムハンマド・マクトム、ザイド・ビン・ムハンマド・マクトム両王子は10日、故フセイン・ビン・タラル国王と故アリア・フセイン王妃を追悼して、2800万ヨルダン・ディナール(約4000万米ドル)を寄付した。
フセイン国王は1999年2月7日、アリア王妃は1977年2月9日に逝去した。
Tkiyet Um Aliはもともと40年前に亡くなったアリア王妃のアイデアで、王妃は死の直前までそれに取り組んでいた。当初のコンセプト文書を持つハヤ王女は2003年、ヨルダンの恵まれない人々に人道食料援助を与えることに加え、温かい食事や食料小包を配給して持続的に食料援助を提供する初の非政府組織(NGO)、Tkiyet Um Aliを設立した。
Tkiyet Um Aliは極度の貧困状態の中で生活する家族への持続的な食料援助提供を通じて、ヨルダンの飢饉撲滅実現を図っている。Tkiyet Um Aliは2013年5月、極貧状態で生活する家族に食料援助を継続して飢饉を撲滅するプロジェクトに着手した。Tkiyet Um Aliは現在、飢饉・貧困ライン以下で生活していると認定された1万8000世帯を養っている。
Tkiyet Um Aliの会長を務めるハヤ王女は「この寄付は、シリア難民危機を受けてヨルダンの食料不安定状態が3倍になったときに行われる。われわれが最近実施した現地調査によると、現在、ヨルダンの約3万世帯が食料不足に陥っており、追加的な1万世帯向け緊急援助の必要性を高めている」と語った。
Tkiyet Um Aliはヨルダン各地の3万世帯に手を差し伸べることを目指しており、ハヤ王女は弟のアリ・ビン・フセイン王子、フセイン・マジャリ王子、ザイド・ハムダン氏が率いるタスクフォースを編成した。公式ベースの必要な運搬支援の整備と確保を監督する。
ハヤ王女は「今年はフセイン・ビン・タラル国王の逝去から18年、アリア・フセイン王妃の逝去から40年にあたる。彼らはとりわけ、思いやりにあふれた方々だった。彼らの生涯を祝い、彼らが行ったと思われることをしてその遺産を引き継ぐのに、これほどふさわしい方法はない」と付け加えた。
Tkiyet Um Aliの名称はアリア王妃に由来し、貧しい人々に食料を提供し、さほど恵まれていない人々に対する社会責任を示すイスラム教コンセプトにインスピレーションを受けている。アリア王妃はヨルダンで、愛情を込めて「貧者の母」と呼ばれている。
ソース:Office of HRH Princess Haya Bint Al Hussein
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