TOKYO, Feb 15, 2017 - ( JCN Newswire ) - 米国大統領選挙と英国の欧州連合からの離脱投票のいずれもが予想外の結果となったことにより、製薬・バイオテクノロジー業界は不透明感に覆われましたが、2017年の製薬業界は、企業の動きが活発化し、資金の流れが増加することにより再活性化することが示唆されます。製薬業界分析のエキスパートであるエバリュエートの編集部門、EP Vantageによれば、トランプ候補が勝利したことで薬価設定に対する政治的介入の減少が予想されることから、事業活性化のための構想が多数打ち出されるとみています。薬価設定の問題は依然として続くものの、2017年は積極的な投資活動を通じ、M&Aが増加する可能性が高まるとみています。
「EP Vantage 2017年版プレビューレポート」の概要
●M&A、ライセンス取引および株式買い戻しの形で企業活動が活発化
●投資家の資金流入量が増加
●2017年の処方箋薬及びOTC薬売上はファイザーが首位で、500億米ドル近くに到達
●処方薬売上高首位は依然として「ヒュミラ」
●承認が最も期待される新薬は、ロシュの多発性硬化症治療薬「オクレブス」およびサノフィの新規皮膚科用剤「デュピルマブ」
●米国特許切れの最も大きな脅威に直面するのは、イーライリリーの「シアリス」とファイザーの「バイアグラ」
●税制改革と本国への資金回帰による税優遇措置により大型M&Aが後押しされる可能性。先端科学技術の初期研究の進歩(CAR-T:Crispr遺伝子編集・遺伝子治療)
●全世界で、ペイヤーの圧力が新薬領域(抗TNF薬、多発性硬化症治療薬、関節リウマチ治療薬等)に拡大
EP Vantage編集者のLisa Urquhartは次のように述べています。「世界最大の医薬品市場でビジネス第一の政権が成立したことにより、証券アナリストと投資家は2017年の医薬品業界に対して楽観的な展望を持っており、バイオテクノロジー企業の株価上昇を予想しています。しかしその一方で、イーライリリーのアルツハイマー病新薬『ソラネズマブ』の開発が11月に頓挫したという出来事は、医薬品開発固有のリスクと過度な期待の危険性を示す結果となりました」。
EvaluatePharma(R)のマーケット情報およびコンセンサス市場に基づく「EP Vantage 2017年版プレビューレポート」の全文は、www.evaluategroup.com/PharmaBiotech2017Previewより無償でダウンロード可能です。
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※本リリースは2016年12月8日に発表されたリリースの抄訳版です。
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