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【ベルリン2017年3月7日PR Newswire=共同通信JBN】反腐敗運動のTransparency International( (リンク ») )の新たな世論調査によると、いくつかの最大の経済国家を含めアジア・太平洋の16カ国で暮らす約9億人、ほぼ4人に1人は、公共サービスにアクセスするために賄賂を払っている。
Transparency Internationalは、約2万2000人の人々に対して、世界腐敗バロメーター( (リンク ») )シリーズの一部である民衆と腐敗:アジア太平洋(People and Corruption: Asia Pacific)( (リンク ») )のために腐敗に関する最近の経験について話した。
その結果が示すのは、この地域全体の立法議員は内部告発者の支援をもっと厚くする必要があるということだった。つまり持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)を達成するというコミットメントを含め、政府が腐敗と戦うという約束を守らなければならないということである。
中国では、調査対象となった民衆の4分の3近くは過去3年間に腐敗は増加したと語り、腐敗に対する大規模な攻勢は効果を上げていないとみていることを示唆している。
腐敗のレベルが低下したと考えているのは調査対象者の5人に1人に過ぎず、調査対象者の半分は腐敗との戦いで政府はあまり役に立っていないと語っている。
Transparency Internationalのジョゼ・ウガズ会長は「政府は反腐敗のコミットメントを実現するためにより多くのことをしなければならない。今や発言をやめ行動すべき時だ。数百万人もが公共サービスに賄賂の支払いを余儀なくされており、最も傷つきやすいのは貧しい人々だ」と述べた。
調査を受けた最も貧しい人々のうち38%はどの所得グループより高い割合の賄賂を支払ったと述べた。
ウガズ会長は「適切な法律の執行がなければ腐敗は広がる。賄賂は小さな犯罪ではない。テーブルから食物を奪い、教育を妨げ、人々の健康管理を妨害し、最終的には人を殺す」と語った。
公共サービスで賄賂を要求するリストのトップは警察官であり、過去12か月の間に警察官と接触したことのある人で賄賂を払ったと語った人は3分の1弱である。人々は、腐敗を止めるための最も重要な行動ははっきりした言い方で賄賂の支払いを拒絶することであると言っている。しかし5人に1人以上は腐敗と戦うには無力だと感じていると語った。
Transparency Internationalは勧告する。
*各国政府は反腐敗目標を飢餓、貧困、教育、健康、性的平等、気候行動を含むすべての持続可能な開発目標に統合し、腐敗のリスクを減少させるメカニズムを開発する
*議会はTransparency Internationalが開発したものを含め、広く認められている国際標準に基づいて、内部告発者を守るための包括的な法律を採択し、施行する
*政府当局は贈賄/収賄を防止、処罰して賄賂関連が免責されないようにする
*腐敗防止機関は賄賂支払いの拒否と報告を望む多くの市民に関与し、勇気づける
編集者注:リポート全文を見るには以下を参照
(リンク »)
この調査は2015年7月から2017年1月の間に対面、または電話で実施された。成人全体の各国比率に応じてサンプル数、比重が決められた。方法については (リンク ») へ。
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ソース:Transparency International
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