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【ドバイ(UAE)2017年3月13日PR Newswire=共同通信JBN】ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム・アラブ首長国連邦(UAE)副大統領兼首相(ドバイ首長)の指示の下でドバイのInternational Humanitarian City(IHC)が組織した約100トンの救援、必需物資が12日、マダガスカルを襲ったこの13年間で最も強力なサイクロン・エナウォの被災者を助けるため、ドバイ国際空港からマダガスカルに向けて送られた。このサイクロンは諸都市に洪水を起こし、住宅、学校、病院、重要なインフラを破壊し、これまでに約6万5000人が家を失い、最終的にはマダガスカル全体の9地域で76万人に影響が及ぶとみられている。
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サイクロンのニュースを知ると、IHCのメンバーはIHCの運営組織にサポートを求め、運営組織はIHC理事会と協力してムハンマド閣下と連携して航空機1機を確保した。この航空機はムハンマド閣下からの個人的な寄付で、閣下は再度マダガスカル国民のためにIHCとそのメンバーをサポートした。航空機のコストは25万米ドル(91万8250UAEディルハム)と推定されている。
これはIHCの初めてのアフリカ大陸における国家的災害に対する対応である。これまでにIHCはアフリカの戦争、難民問題への支援を助けてきたが、大半は緊急事態が長引いているケースであり、自然災害への支援はなかった。
IHCのメンバーが送り出した物資は9時間半以内にマダガスカルの首都アンタナナリボに届くが、その価値は総額29万2799米ドル(107万4708UAEディルハム)である。物資には世界保健機関(WHO)が手配した5万人の3カ月分の医薬品、世界食糧計画が手配した6万人の5日分の必要を満たすすぐに食べられる高エネルギーのビスケット30万パック、ユニセフ手配の約2万人分の避難所用物資、国際NGOでマダガスカルの現地で活動しているADRAが手配した防水シートと緊急避難所キットが含まれている。最後になったが最少というわけはないUNHRDも参加し、ロジスティクス装備を運んでモバイル・ロジスティクス・ハブの設置を助け、あらゆる地域、特に遠隔地域への配送をサポートする。
熱帯サイクロン・エナウォは3月7日朝にマダガスカルを襲い、時速200ないし300キロで進んだ。3月8日にエナウォは「強烈」から「中程度」の熱帯サイクロンに衰え、平均速度はピーク時の時速112キロから時速80キロになった。洪水に遭ったり、家を破壊された多くの人がより安全な地域で親類、知人の家にとどまっており、数千の国内避難民(IDP)が学校、教会、体育館に避難している。強風、洪水、地すべりでこれまでに183人が負傷し、50人が死亡、20人が行方不明になっている。被害の規模は通信網の不備と被災地域への立ち入りが困難なためまだ明らかではない。
救援物資は食糧の安全、教育、保健、栄養、避難所、飲料水、衛生設備、保護の必要に対応するため15地区に事前配置されている。しかし、アクセスの難しい東北地域に海路、空路でもっと多くの支援物資を輸送しなければならない。追加の物資供給は3月10に開始されており、サバ、アンナランジロフォ地域に送られる。人道クラスターは毎日会合しており、共同オペレーション・センターがアンタナナリボの災害リスク管理本部の全国委事務所に設置された。
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+44(0)78-2487-5864
ソース:International Humanitarian City
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