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【サンノゼ(米カリフォルニア州)2017年3月27日PR Newswire=共同通信】
*Supermicro RSDはアジリティー、最大限の利用、将来にも通じるインフラストラクチャーによって、データセンターのオペレーターを支援
コンピュート、ストレージ、ネットワーキング技術、グリーンコンピューティングのグローバルリーダーであるSuper Micro Computer, Inc.(スーパーマイクロ・コンピュータ、NASDAQ:SMCI)は、最新のRack Scale Design(RSD)ソリューションを発表した。このRSDはクラウド・サービスプロバイダー、テレコム、フォーチュン500社がアジャイルかつ効率的なソフトウエア定義データセンターを構築することを支援する。Supermicro RSDはSupermicroサーバー/ストレージ/ネットワーキング・ハードウエアおよび最適化されたラックレベル管理ソフトウエアから成るトータルソリューションであり、Intel(R)およびDMTF(Distributed Management Task Force)によって開発された業界標準のRedfish RESTful APIオープンソースRSDソフトウエア・フレームワークのスーパーセットである。
Supermicro RSDは、従来の1対1サーバー管理ツールのIPMI(インテリジエント・プラットフォーム管理インターフェース)を使って数百のラックに分散された数万のサーバーを抱える大規模ないしは小規模のデータセンターが直面するハードウエア管理、リソース活用問題を解決する。Supermicro RSDはラック全体を新規の管理ユニットとして設計することを念頭に置き、オープンRedfish APIを活用して組み立て可能なインフラストラクチャーをサポートするとともにさまざまなベンダーが提供する可能性があるRSD製品間の相互互換性を可能にする。Supermicro RSDは業界標準のRedfish APIを使い、Ansible、Puppetなどのデータセンター自動化ソフトウエアないしはOpenStackやVMwareなどのプライベートクラウド・ソフトウエアに統合することができる。
Supermicro RSDラックレベル管理ソフトウエアはIntel(R)RSDフレームワークに基づいており、クラウドオペレーターがプーリングや組み立て可能性などのオペレーションを実行し、さらに大規模データセンター環境における割り振られたリソースを管理するポッド(一群のラック)の必要なテレメトリーおよびメンテナンス機能も提供する。ユーザーは構成ノードをあたかもそれが単一の物理ノードのように設定、管理、電源オンすることができる。タスクが完了すると、ユーザーは構成ノードを消去するだけで、リソースを他のワークロードのためのプールに復帰できる。
独自の優位性を誇るSupermicro RSDソリューションは、新しい専用ハードウエアを必要としない。実際にSupermicro RSDソリューションはすべての既存X10(Broadwell)世代に加え、最新X11世代サーバー、ストレージ、ネットワーキング・ハードウエアで動作する。さらに、Supermicro MicroBladeは将来も保証されている分散ハードウエアを提供し、これによって顧客はコンピュートモジュール(CPU+メモリー)ハードウエアを独自でリフレッシュできるとともに、残りのサーバー投資を手付かずにしておけるので、大幅な節約と柔軟性をもたらすことができる。
Supermicroのチャールズ・リアン社長兼最高経営責任者(CEO)は「Supermicro RSDは、大手の大規模パブリックおよびプライベート・クラウドプロバーダーだけにこれまで限定されてきたクラウド・インフラストラクチャーをあらゆる規模の企業が構築することを容易にする。Supermicro RSDソリューションは、Supermicroの最善のサーバー、ストレージ、ネットワーキング製品ポートフォリオの組み合わせを活用することによって、より多くの顧客が大規模の最新データセンターを構築することを可能にする」と語った。
Intelのスケーラブル・データセンター・ソリューション・グループのゼネラルマネジャーであるチャーリー・ウィシュパード氏は「Intel(R)Rack Scale Designを組み込んだこのSupermicroのプラットフォームを発売することで、オープン、業界標準ベース、リソース探索、組み立て可能性、テレメトリーなどのハイパースケールの能力をクラウド、通信、エンタープライズ・データセンターにもたらす。Intel(R)RSDに基づくSupermicroのソリューションはIntelアーキテクチャーとテクノロジーがサポートされ、データセンターにとって、柔軟性がある経済的なソリューションを保証する」と語った。
Supermicro RSDソフトウエアには以下のコンポーネントが含まれる。
*Pod Manager(PodM):ポッドは物理ラックの一群である。Pod Managerは論理ソフトウエア・ヒエラルキーの頂点に立ち、Redfish APIを使用してポッドを構成するラックと通信する。これは、ポッドの中にある多数のラックの内部でPSMEとRMMをそれぞれポーリングすることによって、ハードウエア・リソースを管理・統合する。
*Rack Management Module(RMM):ラックハードウエアをポーリングすることでラック内のRMM電力および熱リソースを管理し、この情報をRedfish APIを通じてPodMにリポートする。
*Pooled System Management Engine(PSME):PSMEはドロワーないしはシャーシ管理として機能する。PSMEはドロワー/シャーシにある各BMCコントローラーと通信し、テレメトリーやアセット・インフォメーションなどの集積情報をRedfish API通じてPodMにリポートする。
*Web UIはブラウザーベースのグラフィカル・ユーザーインターフェースで、RSDの管理を簡略化する。
最小のSupermicro RSDハードウエア・コンフィギュレーションは以下のコンポーネントを含んでいる。
*すべてのRSD関連ソフトウエアないしはソフトウエア・オンリー・ディストリビューションをバンドルする1U管理アプライアンス
*ベースロード管理コントローラー(BMC)を接続するための2基のSupermicro 1G管理スイッチ
*1基のSupermicroデータスイッチ
*Supermicroの広範なX10およびX11サーバー・ポートフォリオ。人気のあるサーバー選択肢が含まれるが、TwinPro、BigTwin、FatTwin、MicroBlade、SuperBlade、GPUだけに限定されない。
人気のあるストレージ選択肢は以下が含まれる。
*ホットストレージとして24基のNVMeドライブを搭載する2U Ultra
*ウォームストレージとして24基のSASドライブを搭載する2U SSG
*コールドストレージとして45ベイ、60ベイ、ないしは90ベイJBOD
SupermicroのRack Scale Designソリューション一式に関する詳細はウェブサイト (リンク ») /solutions/SRSD.cfm を参照。
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▽Super Micro Computer Inc.(NASDAQ: SMCI)について
Supermicro(R)(NASDAQ:SMCI)は、高性能・高効率のサーバーテクノロジーをリードするイノベーターであり、世界中のデータセンター、クラウドコンピューティング、エンタープライズIT、Hadoop/ビッグデータ、HPC、組み込み型システム向け高性能サーバーであるBuilding Block Solutions(R)の第一級プロバイダーである。Supermicroは「We Keep IT Green(R)」(われわれはITをグリーンに保つ)イニシアチブを通じて環境保護に尽力しており、市場で入手可能な中で、エネルギー効率が最も高く、環境に優しいソリューションを顧客に提供している。
Supermicro、SuperSever、Building Block Solutions、We Keep IT GreenはSuper Micro Computer, Inc.の商標ないし登録商標またはその両方である。
Intel、Xeonは、Intel Corporationの米国およびその他の国での商標ないしは登録商標である。
その他の全てのブランド、名前、商標はそれぞれの所有者の財産である。
ソース:Super Micro Computer, Inc.
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