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【長春(中国)2017年3月28日新華社=共同通信JBN】中国東北部の在来型産業拠点で自動車の街として有名な吉林省長春は、多角化した経済発展を支えに今年は幸先良いスタートを切った。1月から2月までの長春市の固定資産投資は30.3%、一定規模以上の工業の総生産額は11.3%それぞれ増加した。北東部経済の再生と発展の重要時期にあって長春市の経済・社会情勢は、作業方法と管理機構、産業再配置の画期的な変化と改革を通して新トレンドと新風潮を発露し、投資の可能性と環境が改善して、今後2年間の持続的な経済発展に向けてしっかりした基盤が形成されている。
長春は旧来の自動車産業一辺倒から、あらゆる経済形態が多様化した繁栄発展の併存へと、産業組織を絶えず調整してきた。60億人民元規模の戦略的新興産業の構築計画は、経済再活性化の新たな原動力となり、経済価値全体に占めるそうした産業の割合は次第に増えていく。新興産業に含まれるのは先端機器製造、光電子情報、バイオ・製薬、新エネルギービークル、新素材、ビッグデータ産業などである。
今年1─2月に長春の医薬品業界、食品業界、新エネルギー業界の生産額はそれぞれ13.3%、13.2%、6.8%増加し、産業発展への一層目覚ましい原動力になった。2016年に長春の6大新興産業の総生産額は1663億3000万人民元と、前年比11.8%拡大した。長春の経済多角化傾向は次第に明確な土台を見せ、地域産業の変容と刷新が明らかなっている。
長春市人民政府のすべての部局はこの新傾向の採用に活発に取り組み、発展の促進に務めている。各部局は企業の新規事業の着手や認可手続きなどを助けるため、作業手順を改善した。この冬に長春は、中国北東部における建設プロジェクトの遊休期間の慣習を打破した。多くの建設、土木作業、輸送作業は寒冷気候でも遅れはなかった。
長春は企業への対応を改善するため、インフラプロジェクトの並行承認方式を工夫して実行に移した。古いやり方では13の関係部局で順番に承認を出していたが、厳しい時間制限で関連事務を並行処理する一つの主要部局で済ますようにした。現場調査件数は18回から2回に減らし、建設計画許可申請書類は78から21に削減した。許可までの期間は302営業日から理論上51営業日に短縮し、投資企業に多大な便宜をはかっている。
長春は商業制度の改革へも積極的に取り組んでいる。「5認証を1認証に、1認証を1規則に」といった住民登録制限の緩和と登録制限の改革を通して、市場アクセスの垣根を大きく引き下げた。主要市場の民間セクターは急速な経済成長を享受し、中国内外の有名企業の投資や工場設立を誘致した。長春の昨年の固定資産投資実績(農業を除く)は4659億人民元で、10.5%増加し、全国平均より2.4ポイント高かった。
長春は業績評価から実行監督まで、テレビ政治から許容控除まで、改革施策を注視した。不作為を戒め、制度段階から発展を保護し、早計で無責任な行動による一時的な経済発展利益を避け、長期発展への着実な基盤を築いている。
ソース:Changchun Municipal Publicity Department
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