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【レークウッド(米コロラド州)2017年5月24日PR Newswire=共同通信JBN】
*官民提携で血液ベースのバイオマーカーの標準化、臨床的実証を目指す
血液成分、アフェレシス治療、細胞技術の世界的リーダーであるテルモBCT(Terumo BCT、 (リンク ») )は24日、血液ベースのがんのバイオマーカーの標準プロトコルの確立と臨床的実証のために活動している官民の欧州コンソーシアムであるCANCER-ID( (リンク ») )に参加したと発表した。CANCER-IDはInnovative Medicines Initiative(革新的医療イニシアチブ、IMI)( (リンク ») )の資金提供で生まれたもので、13カ国の38のパートナーが加わっている。
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がんの治療は診断の遅れ、予後の指標がないこと、治療をモニター、個人化する能力が限られていることによって妨げられることが多い。このコンソーシアムの目標は、原発腫瘍や転移部から血液中にこぼれている循環腫瘍細胞(CTC)と腫瘍DNAのかけらから検出する非侵襲の血液検査であるリキッドバイオプシーの臨床的有用性を確立することである。
CTCは全身性がんの発見、診断に有望なバイオマーカーである。CTCにより、個々の腫瘍の長期にわたる分子シグネチャーの計画、治療法に対する腫瘍の反応モニター、個人化療法の開発の目標特定について臨床医や科学者を支援できる可能性がある。これまでCTCの発見が少ないことががんの診断、治療にリキッドバイオプシーが使われる臨床的実行と利用の可能性を妨げてきた(1)。
▽テルモBCT Spectra Optia(R)Apheresis System
( (リンク ») )治療アフェレシスと細胞収集処置に使われ、FDA認可を受け、CEマーク使用を認められているデバイスであり、現在、世界の病院とアフェレシス・センターで使われている。Spectra Optiaは多くのCTCを捕捉、収集する手段としての診断白血球搬出(DLA)を評価するCANCER-IDの研究努力に組み込まれる(1)。この研究は将来の診断プロセスにおけるSpectra Optiaシステムの役割を特定することになりそうである。
テルモBCTはCANCER-IDとの提携を喜んでおり、リキッドバイオプシーによる信頼できる分子分析の採用拡大を可能にするため、規格の開発と臨床的実証の実施というコンソーシアムの使命をさらに推進する。
テルモBCTのグローバル治療システム担当副社長のモンテ・スミス氏は「業界パートナーとしてCANCER-IDに参加し、病気の診断と治療の改善を求めている医師のために、有望な新たなツールとしてSpectra Optiaシステムを提供できてうれしい。コンソーシアムのパートナーとして、われわれは免疫腫瘍学に特に集中して個人化医療を前進させる研究と革新へのコミットをさらに進める」と語っている。
Bayer Pharma AG グローバルバイオマーカーの上級バイオマーカー・サイエンティストであるトマス・シュランジュ博士は「CANCER-IDは最新のがん治療法を開発するための研究協力を可能にする官民提携の素晴らしい例である。このコンソーシアムは伝統的な1対1の業界と学界の協力の範囲を超えて広がる世界的なバイオマーカー専門家の国際チームを1つにまとめている」と述べている。
CANCER-IDは最初の評価段階に続いて2020年までが臨床段階で、目標は肺がん、乳がんの治療の進歩の評価におけるリキッドバイオプシーの利用を確立することである。
(1)Fischer JC, et al. Proc.Natl. Acad. Sci. U.S.A. 2013; 110:16580-16585.
免責条項:このプレスリリースは執筆者の見解を反映しており、IMI、欧州連合(EU)、EFPIAあるいは関連パートナーはここに含まれる情報についてなされるいかなる利用に関しても責任を持たない。
▽テルモBCTについて
テルモ BCTは血液成分、アフェレシス治療、細胞技術の世界リーダーで、アフェレシス収集、手動及び自動の全血処理、病原体削減技術のユニークな組み合わせを持つ唯一の会社である。同社は患者のために現在より多くのことができる血液の可能性を信じている。この信念がわが社のイノベーションをかきたて、顧客との協力を強化している。
▽革新的医療イニシアチブ(IMI)について
このCANCER-IDプロジェクトは115749号資金提供合意によるInnovative Medicines Initiative 2共同事業から資金提供を受けた。この共同事業は欧州連合のHorizon 2020研究と革新的プログラムおよびEFPIAからサポートを受けている。IMI ( (リンク ») )は、特に満たされていない医療または社会的な必要がある領域で、革新的な医薬品の開発と、それに対する患者のアクセスを加速して健康を改善するために活動している。大学、医薬品などの業界、中小企業(SME)、患者組織、医療規制当局者を含め健康管理研究に関与する重要プレーヤー間の協力を容易にすることによって、これを実行している。
IMIは欧州連合と欧州医薬品業界連合・協会(EFPIA)が代表する欧州医薬品業界のパートナーシップである。IMI 2プログラムを通じてIMIは2014-2024年に33億ユーロの予算をあてている。このうち半分はEUの研究、革新プログラムであるHorizon 2020からのものである。残り半分は医薬品業界を中心とする大企業からのもので、これらの企業はEUからの資金提供を受けず、例えば研究者の時間の寄贈、研究施設、リソースへのアクセス提供などプロジェクトへの寄付をしている。
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Sr. Manager Integrated Communications
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ソース:Terumo BCT
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