◆最新版の主な特長は次のとおりです。
・Altairのモデルベース開発システムシミュレーションソリューションであるsolidThinking Activate™との連成シミュレーションが、2次元 / 3次元 / スキューFluxモデルで利用できるようになりました。Fluxには独自の電気回路エディターが実装されていますが、より高度な解析が必要な場合は、solidThinking Activateとの連成シミュレーションが非常に便利です。連成シミュレーションでは、飽和電流、渦電流、モーション、制御ループ、システム相互作用をはじめとする様々な現象を考慮できます。
・HyperWorks製品群に含まれる高精度の数値流体力学(CFD)ソルバーであるAltair AcuSolve®との新たな連成機能により、熱伝達の評価精度が向上します。
・Altairの線形 / 非線形構造解析ソルバーであるOptiStruct®との新たな連成機能により、電気機器内部の電磁力によって発生する振動を計算し、騒音を低減できます。
・ロバスト性とスピードに優れた新たな3Dメッシュ生成ツールが追加されました。新たな四面体ボリュームメッシュジェネレーターや高品質メッシングテクノロジーにより、複雑な形状を扱うことができます。
・3次元の電磁誘導機器ツールを簡単に設定できるようになりました。モデルテンプレートを使用して、3次元の電気機器シミュレーションを素早く、かつ簡単に設定できます。
・電気システムを効率よく最適化できるようになりました。装置単体またはシステム内の損失最小化、レスポンス時間向上、トルク増大と寸法・重量削減などを実現できます。電磁機器の電気モーターの騒音低減といった複雑なケースの場合は、最適化ソリューションであるAltair HyperStudy®を利用することにより、様々な物理現象を考慮しながら、結果の精度を損なうことなく計算時間を最小限に抑えることができます。
・独自のポストプロセッシング機能が新たに搭載されました。絶縁破壊電圧をより正確に予測し、電気機器開発にありがちな寸法肥大化を抑えることができます。
AltairのDirector Business Development EM Solutionsを務めるVincent Leconteは、「Altairの最新テクノロジーを活用できるようになったことで、Fluxの有用性がさらに高まりました。最新版では、CADインポートおよびメッシングの新機能が搭載されたほか、3次元モデルを素早く作成できるようになりました。Altairのその他のシミュレーションツールとの接続機能が新たに追加されたため、異なる物理現象を同時に解析して、完全なシミュレーションを行うことができます。Flux 12.3では、電気工学設計の複合領域最適化が可能になったのです」と述べています。
2016年にFluxテクノロジーがAltair HyperWorks製品群に追加されたことで、Altairの電磁界シミュレーション製品群がさらに強化され、低周波シミュレーションの需要にも応えられるようになりました。Altairはその広範なソフトウェアラインナップと専門知識を活かして、モノのインターネット(IoT)産業および急成長を続けるEM市場を支援しています。
Flux 12.3のライブデモンストレーションや当社のEM製品群にご興味のある方は、国内最大級のCAE、HPCに関するユーザー会「2017 Japan Altairテクノロジーカンファレンス」の一環として7月26日(水)に開催される「電磁界解析ユーザーミーティング」にご参加ください。また、アメリカ・ボルチモアで6月20日に開催される“ATCx - The Highs & Lows of Electromagnetics”、またはドイツ・フランケンタールで6月26日から28日にかけて開催されるEuropean ATCでは、EMに関する特別セッションを予定しています。
用語解説
Altairについて
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、22ヵ国に50以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。
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